Transcript 卸売流通
卸売流通 卸の変化 1 卸売業とは • 生産者や同業者から商品を仕入れ同業者 や小売業者へ販売する業者 • 消費者は販売の対象としない • メーカと小売を結ぶ結節点 • 集荷分散機能・在庫調整機能を持つ 2 卸売業の種別 • 総合卸と業種卸 • 全国卸と地方卸 • 一次卸と二次卸と三次卸 3 卸売業の役割 • 小売業は需要を見込んで卸へ発注 • 卸は仕入れるか在庫品を納品 • 「集荷」と「分散」により中間流通機能を果 たす 4 集荷分散と需給調整のための活動 • 輸送・配送・商品の在庫・荷役・値付け・ピ ッキング • 仕入・販売・販売促進 • 商品の先行手配による危険負担 • 情報収集・情報提供 5 卸売業の機能 • • • • 品揃えと小分け機能 物流機能 情報伝達機能 リスク負担・金融機能 6 品揃えと小分け機能 • • • • メーカーは限定された製品ラインを生産 小売は多種商品を小単位で仕入れ 品揃え・小分け機能で両者の間を調整 業種卸からフルライン化へ 7 物流機能 • メーカーの倉庫から小売店までの輸送・貯 蔵を担当 • 生産地から物流拠点への輸送 • 物流拠点における保管・在庫管理・包装・ 荷役 • 物流拠点から小売店への配送・流通加工 8 情報伝達機能とリスク負担・金融機能 • メーカーと小売との間のコミュニケーション を図る機能 • EOSやEDIなどの情報システムが整備 • 手形支払・支払延期による信用供与・金融 機能 • 代金未収のリスク負担 9 卸売業の取引関係の変化 • 卸・メーカー・小売が共業して流通効率を 上げる • お互いの信頼関係に基づく長期に継続す る関係を創造 • EOS・EDI・ECR・QR・SCM・の登場 10 EOS • Electronic Ordering System • 電子的受発注システム • ネットワークを利用したオンラインによる受 発注 11 EDI • Electronic Data Interchange • 電子的に取引データをやり取りするオンラ インデータ交換システム • 書類のやり取りがなくなり効率化 12 QR • Quick Response • 小売店での機会損失を少なくするとともに 在庫を減らすことを目的 • 販売データ・受発注データを生産計画・在 庫計画へ反映 • 小売業の発注から納品までにかかる期間 を短縮 13 ECR • • • • QRのコンセプトを加工食品へ応用 Efficient Consumer Response 効果的消費者対応 消費者起点の商品需要情報を効率的に川 上へ伝達 • 情報に基づき川上から川下へ迅速かつ効 率的に商品を供給 14 ECRの取り組み • • • • • カテゴリー・マネージメント 活動基準原価管理 クロスドッキング 連続補充プログラム 店舗直送 15 SCM • 原材料の調達から生産、流通、消費にいたる一 連のプロセスを効率的に管理 • オンラインシステムによるデータの共有により生 産、在庫、配送、販売を調整し一貫したモノの流 れを作り出す • 店頭の販売データに基づきできるだけ正確な需 要予測を行い需要の変動に迅速かつ柔軟に対 応した原材料調達、生産、物流を行い在庫水準 を適正化するとともに機会損失を極小化 16 インターネットの資源調達や商品販売 • インターネットを使った電子取引市場の開 設 • メーカー独自の入札による原材料・部品の 調達 • 小売は国際的な電子取引市場へ参加 • 商品販売の分野でもメーカーや小売業者 が参入 17 CRMの導入 • Customer Relationship Management • 顧客対等なパートナー • 個々の顧客へ最適な商品・サービスを提 供 • 顧客の維持・拡大を目指す • 実践にはコールセンターが重視される 18 物流の種類とロジスティクス • • • • • 調達物流 社内物流 販売物流 リバース物流 物流全体を管理するのがロジスティクス 19