3 - 新潟国際情報大学

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6回目
検索式と論理演算子
•キーワードの選定と検索式の作成(p10)
•検索式
•論理演算子とキーワードの組み合わせ
•論理式
•AND
•OR
•NOT
かつ
いずれか
除く
「全てのキーワードを含む」
「いずれかのキーワードを含む」
「キーワードを含めない」
2
1 米国際貿易委「中国の知財侵害は深刻」
2 米国――今年のXマスは低予算で楽しく(世界の話題)
プロボクサー井岡一翔氏(上)「日本人最速王者」を予告(駆
ける魂)
ノーベル化学賞、根岸氏、ソニー研究顧問に――活動拠点、
4
日本にも軸足
ニュージーランド特集(下)日本と同じく米国同盟が基本、近
5
隣国支援で存在感。
6 ギャップ、日本でネット通販、米国外でFC増。
3
石炭産地、米国に存在感、日本の製鉄会社が長期契約、調
達先の多様化狙う。
普天間移設、来年初め決着めざす、米国防次官補、尖閣衝
8
突「日本を支持」。
日本との結束優先、米国防次官補会見、中国をけん制(解
9
説)
国際社会「強硬」中国を警戒、日本に謝罪・賠償要求、韓国・
10
米国、資源輸出制限懸念。
7
理解度テスト n=133
A) 全問正解
– 82人
62%
B) 問1-3正解・問4の一部に間違い
– 10人(内7人は or,2人はnot)
C) 問4正解・問1-3の一部に間違い
– 13人(問1:8人,問3:2人,問1-3:3人)
D) 問4の not と、問1-3の一部に間違い
– 6人
E) 問4の or と、問1-3の一部に間違い
– 22人
17%
AND検索 (p11)
• 絞り込み検索と呼ばれる
– キーワードの数を増やしていくと検索結果が絞り込
まれ件数が少なくなる。
• ANDの検索対象範囲
• 「米国AND 日本」
– 米国と日本の両方のキーワードを含む情報
– 「米国石炭、日本の製鉄会社が長期契約 」
– スペースが使用される
5
AND検索は内容を絞り込む検索
• 件数を絞り込むためのAND検索は無意味
– ある程度絞り込まれたら検索結果を順にチェック
する
• Webでは良い結果になるまでキーワードを追加して
AND検索を実行
– 件数が多いためKWを追加しても情報が得られる
– 新聞記事では無意識にキーワードを追加していく
と必要な情報まで抜け落ちる
6
• AND検索は複数の概念(名詞)を組み合わせ
て実行する
– UP項目9で確認
– 概念は具体的であるほど有効
• 地球温暖化 海面上昇 温室効果ガス
818,000
167,000
57,100
google 2014/5/12
OR検索 (p11)
• ORの検索対象範囲
OR
⑤⑥⑦⑧⑨⑩
「日本
OR
米国」
③④ ①②
• 米国か日本の「少なくとも1つのキーワードを含む」
• 米国か日本の「いずれか1つのキーワードを含む」
– 日本 ③④ 米国①②
8
OR検索
• 「米国 OR 日本」の検索範囲
• 重複する部分は両方のキーワードが含まれる
• 「少なくとも1つのキーワード」が含まれ検索対象
– ⑤⑥⑦⑧⑨⑩
– and 検索に相当する部分
• 「りんご」か「みかん」を買ってきて!は右
or 検索は情報の洩れを防ぐ検索
• 同義語
– 同じ意味を示す言葉を1つの集合とし情報のもれを防ぐ
– (アメリカ OR 米国) and 貿易
• 同一カテゴリー
– 野菜 and ジュース and レシピ
– (にんじん or ピーマン or ほうれん草) and ジュース and
レシピ
– にんじん and ピーマン and ほうれん草 and ジュース and
レシピ
• Google
– 設定―検索オプション―詳細検索
– 貿易統計 and (アメリカ OR 米国)
– 貿易統計 米国 OR アメリカ
• 2014/5/12
– 貿易統計 米国
– 貿易統計 アメリカ
– 貿易統計 米国 OR アメリカ
–D
470,000件
462,000件
509,000件
NOT検索は不要な情報を排除する検索(p12)
• NOTの検索対象範囲
⑤⑥⑦⑧⑨⑩
③④
①②
• (日本 NOT 中国) and 鳥インフルエンザ
• 鳥インフルエンザ 日本 -中国
– 中国の情報を除いた日本の情報のみを収集する
– 情報検索結果に混在する、多くの明らかに無関係な情報を除く
12
高木義和 -石山
• 同姓同名の他人を検索結果から排除する
– 高木義和 NOT 石山
– 高木義和 -石山
フレーズ検索 (p12)
“ xxxxxxx “
• 日本語情報の場合
– 「文字列を並び順通り検索する」
– 中間一致検索ができる
• 文章を構成する単語の間にスペースが入らない
– 文章の一部分をキーワードのように扱うことができる
• 英語でも利用可能
英語情報
• 英語情報のフレーズ検索
– 単語の間のスペースも含めた単語の並びを検索できる
• フレーズ検索使用の留意点
– 特定の情報を探すのに効果的
– 情報が限定されすぎて情報の漏れが生じやすい
– フレーズをキーワードの1つとして利用すると良い
レポート2の作成再確認
遡及情報検索による情報のマクロ的把握
• 確認事項
– 学習到達目標
– 検索課題の設定
– 目的・目標の重要性
– チェックリスト
– 具体例1から6
– 質問
16
新聞記事情報の検索
遡及情報検索による情報のマクロ的把握
• A 新聞記事検索
4
回
目
– 新聞記事情報の特徴 R2a
– 朝日新聞DBの使用方法
• B レポート2の作成
R2b
– UPする項目
自主学習
– 日報/日経DBの使用方法
• C 論理式
DBの使用方法
R2c
R2d
– AND, OR, NOT を使った検索式
5
回
目
6
回
目
17
[学習到達目標]
新記事検索では体験を通して以下の内容を理解する。
1. 情報の発信日が明示されていること。
2. 記事情報の集合からマクロな状況把握が可能
になること。
3. 遡及検索により時系列的な推移を分析できるこ
と。
4. 古い情報にも価値があること。
5. 必要な情報を選択するには目的と目標が選択
基準になること。
6. 新聞によって情報の特徴が異なること。
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課題の設定
• キーワードの切り出しに使用した新聞記事の
話題とは無関係に設定する
目的と目標の重要性
•目的と目標が明確でないと
– 何を調べて良いか分からなくなる。
– 記事の取捨選択が困難になる。
– 20件を選択するのに苦労する。
•目的と目標がはっきりすれば
– 自分の考えがまとまり、自分の意見が持てるようになる。
– 情報の整理作業が円滑になる。
– 情報収集の対象が明確になる。
– 得たい情報を正確に得ることができる
20
目的と目標の違い
【目的と目標】
• 目的は何がしたいか、目標は実現の可能性のある到達目標
• 目的は最終的な目標、目標は現時点で達成可能なもの。
• 目的は身近なもので目標は目的をより具体的にしたもの。
【目標】
• 目標は目的より実現しやすい具体的なもの。37
• 目標は目的をさらに具体化したもの。×2
• 目標は目的を明確にしたもの。
21
目的と目標を設定できない
• 自分の考えた情報に目的を見出すことができない。83
• 目的と目標がうまく書けない。
• 目的と目標をうまく見つけるにはどうしたら良いのか?133
情報論:
情報の活用段階
22
チェックリスト
課題内容をまとめるため基礎知識を得た
DBの使用方法を読んだ
授業用資料に目を通した
検索は全期間を指定した
検索式は試行錯誤を繰り返し作成した
レポート2のサンプルを確認した
23
具体例1
指示に従わないレポート
• 今年の例
24
具体例2:キーワード/基礎知識不足のため
検索内容が不明確な検索式
• 基本的に3語(3概念)以上必要
• 12012159
– 順位and結果and原因
• 12012144
– 期待 and メディア
• 12012024
– 辞書 and (意味or考え方)
25
• 12012134
– ロータリーエンジン not レシプロエンジン
• 12012077
– スーパーコンピューターand日本notアメリカ
• 12012025
– 増税 and 消費税
26
具体例3:遡及検索が困難な検索式
• 長期間存在しなかった言葉では遡及検索で
きない
• 12012084
– セブンイレブン&入れたてコーヒー&100円&ア
ラビカ豆&2013年
• 12012109
– 大学生 and 就職率 and 現状 and 2016年度
• 12012135
– ファッション and カナダ and 女性 and 2013 and 夏
27
• 12012085
– マンチェスターユナイテッド and ファーガソン and
退任
• 12012086
– 新元素and原子核andロシアand米国and森田准主任
研究員
• 12012005
– 新潟andハードオフエコスタジアムand巨人and本塁打
and接戦
• 12012139
– 脱法ハーブand飲酒and事故and運転操作and 影響
• 12011132
– シェールガスand 破産申請 and 輸入 and 日本
28
• 12012141
– 香川and採点andチームand日本andスカイスポー
ツ
• 12012004
– 西海岸and 2000年代and若者andB系and流行
29
(
具体例4:or の間違い
)で同異義語の集合を作る
• 12012123
– 環境問題 and 絶滅 and 廃棄物処理場 or ビオトープ
and 環境省
• 12012018
– ごみor廃棄物and再生利用化or削減or問題
• 12012055
– エネルギー資源 and 日本 or 天然ガス or メタンハイドレー
ト or 地熱
• 12012129
– 温暖化 and 二酸化炭素 or 化石燃料 not ハワイ
• 12012157
– マイナンバー and 導入 and 管理 and 制度 or メリット
30
or not
• orよりand が優先される。
– 演算子の優先順位 NOT>AND>OR
– OR部分を(
)で囲み、OR演算を優先させる
– A and (B or C)
• Notは位置(前後)関係を間違えないようにしないと
いけない
31
具体例5:遡及検索とor検索が不適当
• 12012023
– リーマンショック or バブル崩壊 or TPP or 増税 or 空求人
• 12012012
– 東日本大震災 or 福島第一原発事故 and 健康被害
and 風評被害 and 差別
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具体例6:
2種類の情報を収集する検索式
• 12012160
– 地球温暖化 and 影響 and 対策 and 気候変
動枠組条約 or 京都議定書
33
具体例6:遡及検索を配慮した良い検索式
• 12009167
– 金融and政策and経済and日本
– アベノミクスを例に出しているが検索式に入れていな
い
– 良い結果になるかは別問題, 例:日本は必要か?
• 12012037
– 自殺 and 性別 and 年代 and (自殺対策基本法 or 取
り組み)
– 「自殺対策基本法」では平成18年以前に遡及できな
いので( )の中に同義語を追加している。
– キーワードを各時代の用語に合わせる
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質問 2013
• 課題を変更して良いか?
– 変更する場合は5.検索内容欄に変更理由を記入。
• 家からDBにアクセスできないか?
– できません。
– 契約で大学のURL使用が条件となっている。
• 家から課題をUPできないか?
– できません。
– 技術的には可能ですがセキュリティの問題があり対応
できていません。
• 朝日新聞(蔵蔵)は2IDしかないのか?
– 80IDです。「情報検索DBポータル」から入ってください。
35
– 日報も50IDあります。
昨年のコメント
• スペースがandだと初めて知った。 ×2
• 検索エンジンで知らないうちにandを使っていることに気がついた。
• 検索してたくさんの情報が出てきたら自分で必要なものを選ぶとい
うやり方がわかった。
• 検索式は調べたい内容について良く理解できていないと書けない
• 絞り込むためにキーワードを加えると必要な記事が抜ける
• 作成した検索式から出た結果をもとに修正していくことが情報検索
には必要
• 作成した検索式が合っているか分からない↑
• 論理式を少しかえるだけで検索内容が大きく変わった
• 学習達成目標に関する内容が不足
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[学習到達目標]
新記事検索では体験を通して以下の内容を理解する。
1. 情報の発信日が明示されていること。
2. 記事情報の集合からマクロな状況把握が可能
になること。
3. 遡及検索により時系列的な推移を分析できるこ
と。
4. 古い情報にも価値があること。
5. 必要な情報を選択するには目的と目標が選択
基準になること。
6. 新聞によって情報の特徴が異なること。
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レポート2の作成
• 試行錯誤の繰り返しが良い結果につながる
• 提出期間2014/4/28-5/17
レポート2の課題を確認した
DBの使用方法を読んだ
課題内容をまとめるため基礎知識を得た
検索は全期間を指定した
検索式は試行錯誤を繰り返し作成した
レポートのサンプルを確認した
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