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第12回パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト表彰式
パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト
開会挨拶

第12回パターン認識・メディア理解研究会
アルゴリズムコンテスト実行委員長
馬場口 登(阪大)
パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト
PRMUアルゴリズムコンテスト

パターン認識・メディア理解(PRMU)の
若手研究者の育成を目的
 具体的な課題を解決することの楽しさや、
PRMU研究の面白さを体験してもらう
アルゴリズムの完璧さよりも、若手研究者や学生の
皆さんの独自の着眼点や素朴なアイディアを評価
過去のアルコン(1997-2007)











第1回 ステレオグラムが見えるコンピュータアルゴリズムを
作ってみませんか?
第2回 ウサギをさがせ
-パターン認識の基本問題にトライしませんか-
第3回 カメレオンはどこだ! -テクスチャ画像の領域分割-
第4回 わたしは誰? -顔画像からの個人識別-
第5回 交通標識の認識
第6回 砂嵐から立体を見つけ出そう
-多眼ランダムドットステレオ-
第7回 そこにいるのは何人? -画像からの人物係数-
第8回 複数の写真からパノラマ写真を作ろう
-画像のモザイキング-
第9回 侵入物を探せ -物体領域抽出-
第10回 編集を賢くお手伝い! ~映像のショット分割~
第11回 ジグソーパズルを完成させよう!
―マッチングによる画像復元―
第12回コンテスト概要

課題:テスト画像に参照画像がいくつ含まれる
かを答えること

早く、正確に!
テスト画像
参照画像
第12回コンテスト概要

早い方が良いが、当てずっぽうは困る
個数だけではなく、「大まかな位置」も同時
に答えてもらう
正確さの尺度:スコア

スコアの計算:
 x:正解の数
 y:回答のうち、画像の位置が正しいものの数
 z:回答のうち、画像の位置が正しくないものの数
100点 (x=2, y=2, z=0) -100点 (x=2, y=1, z=3)
レベル構成
レベル1:
平行移動+拡大縮小
 レベル2:
平行移動+拡大縮小+回転
 レベル3:
平行移動+拡大縮小+回転+オクルージョン

レベル1:
平行移動+拡大縮小
レベル1:
平行移動+拡大縮小
レベル1:
平行移動+拡大縮小
レベル2:
平行移動+拡大縮小+回転
レベル2:
平行移動+拡大縮小+回転
レベル2:
平行移動+拡大縮小+回転
レベル3:
平行移動+拡大縮小+回転+オクルージョン
レベル3:
平行移動+拡大縮小+回転+オクルージョン
レベル3:
平行移動+拡大縮小+回転+オクルージョン
応募に必要なもの
画像の数を数える関数の実装
 C言語(ANSI-C準拠)
2. アルゴリズム説明書(A4、2ページ以内)
1.

配布物
 プログラム一式
○ Linux用プログラム(cygwin対応)
○ Windows用プログラム(Visual Studio .net 2005
& 2008対応)
 サンプル画像
スケジュール
公開開始:4月22日(火)
 応募開始:5月23日(金)
 応募締切:7月25日(金)

20人(グループ)からのべ33件の応募
応募数
レベル3
5
レベル2
12
レベル1
16
ただし、のべ件数
応募者の学年
高専
1
B2
1
M2
4
B4
9
M1
18
ただし、のべ件数
グループ応募は代表者
審査プロセス

客観評価: 7月26日(土)~ 8月5日(火)
 応募されたプログラムを実行し、サンプル画像5枚と
非公開の評価用画像5枚の計10枚に対するスコアと
処理時間を計測

主観評価:8月6日(水)~ 8月21日(木)
 応募アルゴリズムの説明書と客観評価の結果を審査
委員に提示し、10段階の主観評価とコメントを提出
していただく

議論: 8月22日(金)~ 8月25日(月)
 客観評価と主観評価の結果に基づいて入賞アルゴリ
ズム案を2案作成し、実行委員全員による議論を経て
最終的な審査結果とした
スコア・処理時間の分布
良
レベル1
レベル2
レベル3
100
正確
50
0
-100
-150
-200
悪
高速
-250
-300
-350
0.01
0.10
1.00
10.00
処理時間[s]
100.00
-400
1000.00
スコア
-50
スコア・処理時間の分布
良
レベル1
レベル2
レベル3
高スコア
100
正確
高速
90
80
60
50
40
悪
高速
30
20
10
0.01
0.10
1.00
10.00
処理時間[s]
100.00
0
1000.00
スコア
70
審査プロセス

客観評価: 7月26日(土)~ 8月5日(火)
 応募されたプログラムを実行し、サンプル画像5枚と
非公開の評価用画像5枚の計10枚に対するスコアと
処理時間を計測

主観評価:8月6日(水)~ 8月21日(木)
 応募アルゴリズムの説明書と客観評価の結果を審査
委員に提示し、10段階の主観評価とコメントを提出
していただく

議論: 8月22日(金)~ 8月25日(月)
 客観評価と主観評価の結果に基づいて入賞アルゴリ
ズム案を2案作成し、実行委員全員による議論を経て
最終的な審査結果とした
実行委員会


実行委員長
 馬場口 登(大阪大学)
実行委員(20名)
 岩村 雅一(大阪府立大学)
 石井 育規(松下電器産業株
式会社)
 内橋 真吾(富士ゼロックス
株式会社)
 川崎 洋(埼玉大学)
 島田 伸敬(立命館大学)
 嶌田 聡(NTTサイバーソ
リューション研究所)
 藤吉 弘亘(中部大学)
 帆足 啓一郎
((株)KDDI研究所)
 柳井 啓司(電気通信大学)
審査委員(11名)
 山口 晃一郎(豊田中央研究所)
 天野 敏之(奈良先端科学技術










玉木
斎藤
前田
大町
角所
内田
亀田
黄瀬
中居
大学院大学)
徹(広島大学)
英雄(慶応義塾大学)
英作(NTT)
真一郎(東北大学)
考(京都大学)
誠一(九州大学)
能成(筑波大学)
浩一(大阪府立大学)
友弘(日本学術振興会、
大阪府立大学)
協力
 本道 貴行(大阪府立大学)
審査プロセス

客観評価: 7月26日(土)~ 8月5日(火)
 応募されたプログラムを実行し、サンプル画像5枚と
非公開の評価用画像5枚の計10枚に対するスコアと
処理時間を計測

主観評価:8月6日(水)~ 8月21日(木)
 応募アルゴリズムの説明書と客観評価の結果を審査
委員に提示し、10段階の主観評価とコメントを提出
していただく

議論:8月22日(金)~ 8月25日(月)
 客観評価と主観評価の結果に基づいて入賞アルゴリ
ズム案を2案作成し、実行委員全員による議論を経て
最終的な審査結果とした
公平を期すため、審査期間中、審査委員には
個人を特定できる情報を一切提供しなかった
パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト
ニンテンドー DS Lite
審査員特別賞

正井 秀俊(まさい ひでとし)
筑波大学 第三学群工学システム学類
知的工学主専攻 延原研究室 B4

応募レベル1

平均スコア67.0点、平均計算時間0.04秒

講評
 中心点を基にした単純な処理ではあるが、アイディ
アは新しく計算処理も早い
 非常に高速で、スコアも悪くない
○ 1枚だけ非常にスコアの低い画像があり、平均スコアが
下がっている
入賞

USB接続 外付けHDD
Buffalo HD-PF400U2-WH
平原 一帆(ひらはら かずほ)
広島市立大学大学院 情報科学部
知能工学専攻 言語音声メディア工学研究室
M1


応募レベル2
平均スコア75.4点、平均計算時間2.78秒

講評
 すべての色ではなく、最頻色の1色と、それと異なる
2色を用いて、三角形を特徴量にしているところが光
るアイデア
入賞

デジタルカメラ
LUMIX DMC-FX55
高田 征吾(たかだ せいご)
立命館大学 情報理工学部
メディア情報学科 3次元ビジョン研究室
B4


応募レベル2
平均スコア62.6点、平均計算時間0.13秒

講評
 参照画像に存在しない画素から見るべき領域を削減
したことが奏功して、レベル2にもかかわらず、高速
である
入賞




山崎
古畑
佐藤
渡辺
デジタルカメラ
LUMIX DMC-FX55
真也(やまざき しんや;M2)
俊一郎(ふるはた しゅんいちろう;M2)
秀昭(さとうひであき;M1)
大介(わたなべ だいすけ;B4)
 筑波大学大学院
システム情報工学研究科
知能機能システム専攻 画像情報研究室
 筑波大学 第三学群工学システム学類 画像情報研究室

応募レベル3
平均スコア57.4点、平均計算時間60.95秒

講評

 回転に不変になるように円形領域の色ヒストグラムを用いたの
は、おもしろいアイデア
 円領域以外の情報を捨てる潔さは評価できる
優秀賞

デジタルカメラ
LUMIX DMC-FX35
図書カード1万円分
河野 修久(こうの のぶひさ)
広島市立大学大学院 情報科学研究科
知能工学専攻 データ工学研究室 M1


応募レベル1
平均スコア100点、平均計算時間2.02秒

講評
 個々の処理は平凡なものであるが、非常に綿密に組
み合わせることで性能向上を達成しており、完成度
は大変高い
 他のレベルでもいけるのでは?
Apple iPod nano 8GB
優秀賞

図書カード1万円分
楠 卓也(くす たくや)
広島市立大学大学院 情報科学研究科
知能工学専攻 画像メディア工学研究室
M2

応募レベル2

平均スコア94.8点、平均計算時間1.15秒

講評
 円形領域を抽出することにより、回転に対するロバ
スト性を担保できていて、なおかつスコアが高い
最優秀賞

DVDレコーダー
DIGA DMR-XP12
図書カード2万円分
吉村 宗浩(よしむら かずひろ)
立命館大学 情報理工学部
メディア情報学科 3次元ビジョン研究室
B4

応募レベル1

平均スコア91.1点、平均計算時間1.69秒

講評
 「特徴線」による新しい方法を提案しており、オリ
ジナリティが極めて高い
パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト
入賞者によるアルゴリズム紹介

審査員特別賞
 正井 秀俊 「飛相似による特定画像の検出」

入賞
 平原 一帆 「頻色三色による三角形の出現を用いたアルゴリズム」
 高田 征吾 「色の分布と形状の特徴を用いたアルゴリズム」
 山崎 真也 「円形テンプレートの色情報を用いた類似画像探索」

優秀賞
 河野 修久 「画像に出現する色のプロットを用いた目的画像探索」
 楠 卓也 「円形テンプレートを用いた
アクティブ探索法による物体の位置検出」

最優秀賞
 吉村 宗浩 「直線上の色の変化を比較したマッチング」
パターン認識・メディア理解(PRMU)研究会
アルゴリズムコンテスト
特別講演「画像照合から始まる
画像認識への道程」

講師:佐藤真一(国立情報学研究所)
 1992年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻
博士課程了.同年学術情報センター助手.
1998年同助教授.2000年国立情報学研究所助教
授,2004年同教授,現在に至る.
 1995 年から1997年まで,米国カーネギーメロン
大学客員研究員としてInformedia 映像ディジタル
ライブラリの研究に従事.工博.
 画像理解,画像データベース,映像データベース
等の研究に従事.電子情報通信学会,情報処理学
会,IEEE CS,ACM各会員.