Transcript 発表資料
長岡技術科学大学 オープン・ハウス 東京都立産業技術高等専門学校 専攻科1年 田邉 亮 目的 OpenCVの基本的な使用方法を習得する OpenCVを用いてパノラマ合成を行うことで、 画像処理の基本的な技術や考え方を学ぶ 背景 パノラマ合成 Googleストリートビュー カメラのパノラマ機能 気象 日程(8/22~26) 1日目 OpenCVの基本的なプログラム作成 2日目 OpenCVを用いたパノラマ合成 3日目 パノラマ写真の評価 4・5日目 プレゼン作成・発表 パノラマ合成 パノラマ合成 複数の写真(動画のフレーム)をつなぎ合わ せて、広い範囲を写した写真にする 「ブロックマッチング」 2つの画像を重ねながら少しずつずらし、 最も似ている位置を合成位置にする パノラマ合成 SSD(Sum of Squared Difference) 画像1 画像2 縦方向の輝度値の総和→横方向の特徴量 横方向の輝度値の総和→縦方向の特徴量 特徴量を移動させながら比較して、最も似た 形になる位置を合成位置とする パノラマ合成 SSD(Sum of Squared Difference) 画像1の特徴量 画像2の特徴量 合成位置m 重なった部分の2乗誤差の総和が最小になる位置を合成位置にする r (m) g1 (n) g 2 (n m) 2 n パノラマ合成 ※SSDでは・・・ RGB画像→グレースケール画像 ずらし量の最大値を設定する 画像1の特徴量 画像2の特徴量 適切な合成位置 不適切な合成位置 適切な位置の2乗誤差の総和よりも 不適切な位置の2乗誤差の総和のほうが 小さくなる可能性がある パノラマ写真の評価 パノラマ合成が成功する場合と失敗する 場合について、実際に写真を撮り、考察 パノラマ写真の評価 校舎・上移動 合成結果 ・ ・ ・ 校 舎 ・ ・ ・ カメラ うまく合成できた 特徴量のグラフを確認 パノラマ写真の評価 校舎・上移動 縦方向の特徴量 横方向の特徴量 30000 16000 横 25000 方 向 20000 の 輝 15000 度 値 10000 の 総 5000 和 縦 14000 方 12000 向 10000 の 輝 8000 度 6000 値 の 4000 総 2000 和 ━画像1 ━画像2 0 ━画像1 ━画像2 0 0 20 40 60 縦方向の移動 80 100 0 50 100 横方向の移動 縦方向の特徴量から 画像1 画像2 合成位置を検出している 150 200 パノラマ写真の評価 白い壁・平行移動 合成結果 カ メ ラ 理想 上にずれが発生しているのはおかしい パノラマ写真の評価 白い壁・平行移動 縦方向の特徴量 横方向の特徴量 43000 横 方 向 の 輝 度 値 の 総 和 24500 42500 縦 方 向 の 輝 度 値 の 総 和 42000 41500 41000 40500 ━画像1 ━画像2 40000 39500 24000 23500 23000 ━画像1 ━画像2 22500 22000 0 50 100 縦方向の移動 150 200 0 100 200 300 400 横方向の移動 縦方向の特徴量により上にずれが発生している きれいな波形ではないが、横方向の合成位置は検出できている パノラマ写真の評価 コーン・回転移動 奥 コーン 手前 手前と奥のコーンの移動速度が同じ カ メ ラ パノラマ写真の評価 コーン・回転移動 合成結果 手前と奥のコーンの位置関係は、カメラが 移動しても変わらないため、うまく合成できる パノラマ写真の評価 コーン・平行移動 奥 手前 手前と奥のコーンの移動速度に差がある カ メ ラ 手前のコーン・・・速い 奥のコーン・・・遅い パノラマ写真の評価 コーン・平行移動 合成結果 移動速度に差があると、手前と奥のコーンの 位置関係にも差ができるため、合成できない パノラマ写真の評価 校内・360度 まとめ 基本的なプログラム作成を通して、OpenCV の使用方法を習得できた OpenCVを用いたパノラマ合成により、画像 処理の基本的な技術や考え方を学ぶことが できた