社内勉強会資料(2)

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Transcript 社内勉強会資料(2)

お客様(施主)視点での
現場環境と安全について
安全大会
開催日の記入欄
○○株式会社
■ 基礎補強筋は、しっかりされているか?
配筋検査は規定通りに配筋されているかを確認しま
す。不合格の場合は、コンクリートを打設することは
不可です。早めの社内検査を行い工程を管理しま
しょう。開口部やT型・L型などのコーナー部箇所に
は補強鉄筋が必要です。
○○株式会社
安全大会
基礎立ち上がり部に開口部があります。構造上の弱
点になるため、斜め筋で補強されています。このよう
な補強鉄筋が、規定通りに配筋されている必要があ
ります。補強鉄筋は現場施工になるため、作業者の
精度にバラつきが生じる可能性が高いので、注意が
必要です。
■ バルコニーの防水は完璧か?
一昔前のドレン周りは、金属製の排水ドレン部材を
取り助けていましたが、防水層と一体化しないため、
将来的に水漏れの心配がありました。
○○株式会社
安全大会
バルコニーの横引き排水ドレンが、防水層と一体化
された部材が使われています。その上の小さな穴は、
オーバーフロー管です。万一、排水ドレンが落ち葉な
どにより詰まった時のための安全対策です。お客様
に説明して、定期的な点検をしていただくよう、引渡
し時に説明しておきましょう。
■ 着工後の変更で、現場が混乱していないか?
○○株式会社
安全大会
着工後、お客様の気
持ちが変わって変更
する場合があります。
もっとも多い変更が
電気関係です。コン
セントの追加やスイッ
チの移動などです。
着工前の図面段階で
入居後の家具の配
置なども考慮して途
中での変更が無いよ
うに、充分打ち合わ
せを行いましょう。
現場がうまく進行す
ることは、建築主・建
築会社・職人さんの
すべてが望むところ
です。
造作完了時の写真です。ボードを張ってからの電気配線の移動は大変な作業です。打ち合
わせのレベルが低いと現場での変更が生じる可能氏が残ります。昔から「段取り八分に仕事
二分」と言われています。十分な打ち合わせを行い、仕事をスムーズに進行させましょう。
■ 白華対策はできているか?
○○株式会社
安全大会
階段に出た白華現象
門柱に出た白華現象
コンクリート・モルタルなどの材料に含まれる水酸化
カルシウム(アルカリ性)が、水と炭酸ガスと反応し、
炭酸カルシウム(中性)という白い粉になったもので
す。この白い粉をエフロレッセンスと呼んでいます。
御影石が張ってあります。白華現象は全くありませ
ん。偶然ではなく、その対策が充分に行われていた
証明です。現場の水はけや土質を考慮して正しい施
工が行われています。
タイル・石材の裏側からの水の浸入を防ぐ施工が大
切です。
■ 受水槽の水はどうして止まる?
受水槽の場合、入水側が小口径(20~25mm)の場
合はボールタップとなり、それより大きい管径の場合
に定水位弁(FMバルブ)を使います。
ただし、定水位弁は単独ではなく、ボールタップを副
弁として使うことがほとんどです。
水位が下がると、ボールタップのボールが下がり、
副弁が開いてパーロット管を通じて水が流れます。
すると、定水位弁の中央上部の水圧が下がり、中の
ピストンが上がり、弁が開きます。そして、メインの給
水管内に水が流れます
水位が指定位置まで上がると、ボールタップも上が
り、副弁が閉じてパーロット管からの流入が止まりま
す。すると、定水位弁内の水圧が上がって、シリン
ダーが下がり、弁が閉まります。
定水位弁を設置すれば水槽内でのウオーターハン
マーの発生を抑えることにも有効です。
○○株式会社
安全大会
おしまい