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⑤ 食品衛生法施行条例
の一部改正について
背
景
➣ HACCP(危害分析・重要管理点方式)による食品の
衛生管理は、国際的な標準となっており、諸外国で
導入が進んでいるが、日本においては普及が進んで
いない。
➣ また、食品等の輸出促進のため、国内においても
HACCPの普及が不可欠となっている。
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは
危害
①
②
③
④
⑤
分析
重要
管理
点
食品の安全性を確保するための衛生管理の考え方
科学的根拠に基づいて危害の発生を予防
安全性確保のために必須の工程を重点的に管理
マニュアル化と記録が基本
自主衛生管理のためのシステム
現在は一部の施設にのみ導入
施設名
(HACCP管理導入)
対象業種
食品の種類
1
南日本酪農協同株式会社
乳処理業、
乳製品製造業
乳酸菌飲料製造業
牛乳、
加工乳
乳酸菌飲料等
2
林兼産業株式会社
食肉製品製造業
食肉製品等
3
株式会社高千穂牧場
乳処理業
牛乳
※総合衛生管理課程の承認対象業種
食品関連法規の改正
①「食品衛生法」
(昭和22年12月24日 法律第44号 厚生省)
②「食品等事業者が実施すべき
管理運営基準に関する指針」
(ガイドライン)
(平成16年2月27日食安発第0227012号 厚生省)
(平成25年5月12日改正)
指針
③「食品衛生法施行条例」
(平成12年3月29日 条例第18号 宮崎県)
(平成27年4月1日改正)
第
5
0
条
第
2
項
条例改正の概要
ガイドラインの改正をうけて
1 すべての食品事業者に対し、HACCPの方法を用いな
い「従来型基準」に加えて、新たに「HACCP導入型基準」が
規定された。食品事業者は2者選択ができるようになった
2 全業種を対象とすることで、安心、安全な食品の製造
を目指す。
改正点(抜粋)
又は
衛生管理手法の比較
【従来型基準】
最終製品を検査
することで製品の
安全性を確認
【HACCP導入型基準】
全ての工程を管理し、継続
的に監視・記録することで
違反食品の出荷を未然に
防ぐことができる
(工程)
原材料
危害分析
前処理
危害分析
調理
加工
危害分析
重要管理点
管理基準
モニタリング
改善措置
抜き取り検査
包
装
危害分析
箱
詰
危害分析
出
荷
すべての製品が安全?
違反食品の検知
検証
「事業者がHACCPを導入するメリットは?」
◇ クレームやロス率が下がり、品質のばらつきが少ない
◇ 取引先からの評価が上がった
◇ 衛生管理のポイントを明確にして、記録も残すことで、従
業員の経験やカンに頼らない、安定した安全な製品
が作れるようになった。
◇ 工程ごとに確認すべきことが明確になった
◇ 従業員のモチベーションが上がり現場の状況が把握し
やすい
(※厚生省ホームページより抜粋)
都城保健所の取り組みについて
①「HACCP導入型基準」の導入意向がある食品事業者
【食品事業者に対するHACCP導入意向調査(平成27年2月実施)】
■対象:監視指導担当施設
(都城;73施設、小林;24施設)
※未導入施設の63施設の内
導入に前向きな食品事業者 40施設
導入する予定なし
23施設
(主な業種)
食肉処理業
5施設
冷凍冷蔵業
5施設
集団給食
4施設
そうざい製造業
4施設
その他
22施設
(酒類製造業、菓子製造業、清涼飲料水製造業等)
導入する予定
関心がある
40施設
都城保健所の取り組みについて
②HACCP導入検討事業者へ向けた指導・講習会
■ 製造施設への立入検査を実施し、施設の管理状況
の把握と対策の立案。
■ 食品表示基準に関する注意点や施設に応じた管理
基準の作成に対し適切な助言等を行う。
食品製造施設の育成
都城保健所の取り組みについて
③講習会(案)
◇ HACCPに対する知識を深めてもらうことを目的とする
研修会等を開催し、円滑なHACCP導入を推進
対象:管内のHACCP導入に前向きな事業者(上記調査より抽出)
内容:(1)HACCP導入型基準を追加した条例改正について
主催 保健所職員
(2)フード・オープンラボ研修会等の紹介
主催 食品開発センター
(3)「HACCP導入型基準」導入施設の紹介
主催 管内食品事業者