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第12回
情報デザイン(5)
プレゼンテーションデザイン
プレゼンテーションとは
• プレゼンテーションとは,視覚効果を利用して,
情報や意見の伝達や収集をする「発表者」と
「聞き手」のコミュニケーションである.
• 発表者は,自らが設定した目標を達成するこ
とを目指して,プレゼンテーションを行う.
(『完全対策公式テキスト』p.204)
プレゼンテーションの手法
• スクリーン型
– パソコン+プロジェクタ,ビデオ+プロジェクタ
– OHP
• ドキュメント型
– ポスター,パネル
– パンフレット,書類
• その他
– 黒板,実体験
プレゼンテーションの目的
• 説得,解説,論証など(テキストp.206)
• 学校で生徒が行うプレゼンテーションには,
教育的な目標がある.
– 学習への動機づけと積極的関与
– 学習内容の深い理解
– 説明・発表スキルの教育
発表の成功・失敗を決める要因
• 人物
– あいさつ,目線,態度,身だしなみ
• 内容
– シナリオ(序論,本論,結論),資料の構成(文字,
イラスト,アニメーション),聞き手にあわせた内
容.
• 話し方
– 発声,スピード,メリハリ(重要なポイントを強調),
アイコンタクト,ジェスチャー
発表のシナリオ
• 序論
– テーマと目的は何か
– どんな問題意識から出発したのか
– 結論を簡単に述べてもよい
• 本論
– 結論にいたる具体的な根拠や資料
• 結論
– スライドでは「結論」というスライドを1枚用意する.
発表のシナリオ
• Tell ’em what you’re going to tell ’em, tell ’em,
then tell ’em what you told’ em. (Hinds, 1987)
(聴衆に,まずいまから何を言うかを伝え,次
に実際に伝え,最後に何を言ったかを伝え
よ.)
資料作成のポイント
• 文字ばかりにならないように.図解を活用.
• スライドでは,ひとつの話題で1枚のスライド.
• 全体の色使いは同系色で.強調には補色を
用いる.
• テキストp.181から183に,さまざまなポイント
がまとめられている.
リハーサル
• 発表会場の確認
– 機材
– 机やいすのレイアウト
• できるだけ本番に近い状況で,本番のつもり
で練習を繰り返す.
• 練習を通して,あるいは,何回もの本番を通
して,PDCAサイクルを機能させる.
– Plan, Do, Check, Action
教室での共同作業
• パワーポイントやポスターは有効なプレゼン
手法であるが,すべての生徒が等しく作成に
参加することが難しい.
• 解決策のひとつは,共同学習を支援する仕
組みを利用すること.
– コラボノート:模造紙の電子版.メンバーが「ノー
ト」の上で共同作業をすることができる.
– 社会科教育Fan:小学校教師による,社会科教育
でのコラボノート使用例.
コラボノート体験
• コラボノート for School 体験サイト
– 学年:体験版
– クラス:体験ユーザー
– 名前:「体験ユーザー01」から「体験ユーザー20」
のいずれか.他の人がログインしていないもの.
– パスワードは入力しないでログインボタンを押す.