Transcript 攻撃法

攻撃法
RSA暗号
ElGamal暗号
いつでも安全か?
RSA暗号、ElGamal暗号、
共に攻撃法は存在する。
対
策
法
鍵のサイズを十分に大きくして
ランダムに鍵を選ぶ。
フェルマの素因数分解法の概要

普通の素因数分解は
2 ,3 ,5 , 7 , 
の順に素因数を探す

フェルマの素因数分解法は
n の付近から素因数を探す
n 
pq 
どのような時が危険か?
p≒q
の時が危険である
な
ぜ
な
ら
p ≒ n だからである
例
n  10057
の時
n  100 . 2846 なので
t  101
よって t  101
t pq 2
s pq 2
、 t 2  n  144  12 2
、 s  12
なので
p  113 、 q  89
となる。
フェルマ法の対策法

p と q を10進数で十桁は離す
PH法の概要

y  g mod p となる s は
s
mod p  1 で求まる

中国剰余定理を使い
s mod p  1 を求める
どのような時が危険か?
p  1 が小さい素因数しか
もたないときは危険
なぜなら
p 1 

k
i 1
ci
p i とすると
s mod p i は O  p i  の検索で見つかる
ci
例
p  29 とする。このとき
p  1  28  2 7
2
1
g  2 , y  18 として
s  log 2 18 を決定したい。
例
s mod 2
2
を計算し
s  3  mod 4 
s mod 7
1
を得る。
を計算し
s  4  mod 7 
を得る。
例
連立合同式
 s  3  mod 4 

 s  4  mod 7 
を中国剰余定理で解いて
s  11  mod 28  を得る。
PH法の対策法

p  1 が160ビット以上の素数を含む
安全な鍵
RSA暗号は n が 1024 ビット以上
ElGamal暗号は p が 1024 ビット以上
となる大きさの鍵を
ランダムに選ぶ