CDSの分解能について

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CDSの分解能について
2006/05/08
@大阪大学
藤岡 宏之
以下、L2BをBR2と書きます。
CDSの分解能の評価
• 単独の粒子については前頁の式で表される。
– BR2にほぼ反比例。
– Nにも少し依存するが、今回はN=16で固定。
• Λの質量分解能
CDS中心から90度方向に500MeV/c
で放出されたΛについて評価。
• Λの運動量分解能
• K-pp→Λ+pの不変質量分解能
– Missing massの分解能には及ばないが、Λ+pと
Σ0+pのchannelは区別できないといけない。
4.5
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
B=0.5Tesla
B=0.3Tesla
0
10
20
30
40
50
m(Λ) (MeV/c^2)
m(Λ) (MeV/c^2)
Λの質量分解能
m(Λ) (MeV/c^2)
R (cm)
4.5
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
4.5
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
0
0
200
400
600
BR^2 (Tesla・cm^2)
800
1000
0.001
0.002
0.003
0.004
1/(BR^2) (1/Tesla/cm^2)
0.005
0.006
Λの運動量分解能
p(Λ) (MeV/c)
50
40
30
B=0.5Tesla
B=0.3Tesla
20
10
0
0
10
20
30
40
50
p(Λ) (MeV/c)
R (cm)
p(Λ) (MeV/c)
50
40
30
20
10
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
0
0
0
200
400
600
BR^2 (Tesla・cm^2)
800
1000
0.001
0.002
0.003
0.004
1/(BR^2) (1/Tesla/cm^2)
0.005
0.006
40
35
30
25
20
15
10
5
0
B=0.5Tesla
B=0.3Tesla
40
0
10
20
30
40
R (cm)
m(K-pp) (MeV/c^2)
35
50
m(K-pp) (MeV/c)
m(K-pp) (MeV/c^2)
K-ppの質量分解能
40
35
30
25
20
15
10
5
0
30
25
20
15
10
5
0
0
0
200
400
600
BR^2 (Tesla・cm^2)
800
1000
0.001
0.002
0.003
0.004
1/(BR^2) (1/Tesla/cm^2)
0.005
0.006
CDSに要求されること
• Λ+pなのかΣ0+p→Λ+p+γなのかを区別。
• 74MeV離れた2山がはっきり分かれる。
– Σ0+p側のピークは広がる。
• →σ(K-pp)は31 MeV/c2 よりも十分小さく。
• FANCY(0.3Tesla)の場合は最低限R=40cm
は必要。(0.5TeslaならR=30cm)
中性子の検出
• 500MeV/cのneutronで分解能はσ=34MeV/c (σt=2
00ps, L=50cmの場合)と荷電粒子と比べてそれほ
ど悪いわけではない。
福田CDS
NEW CDS
proton
pion
K-nucl実験での中性子検出
• 3He(K-, n)K-ppの反応の終状態はすべて荷電粒子。
• Σ0+pのγを見てもそれほど有難みがない。
• Σ++n→n+n+π+のモードを見るのは非現実的。
– 中性子を1個だけ捕まえて前方の中性子と合わせて、
missing neutronをreconstructすることは原理的には可
能だが・・・
• 4He(K-, n)K-ppn, 4He(K-, p)K-pnnなら終状態を押
さえるという点で必要かもしれない。