Transcript 都市計画マスタープラン策定実習 第1回 中間発表

都市計画マスタープラン策定実習
第１回 中間発表~どうする？土浦！~
３班
班長 ハンモンニ
副班長 駒井知札
班員：岩橋利宗 谷口史門 宮下秀雄
TA：川田真理絵
発表のフロー
ィ）土浦市について
ロ）土浦市現状報告
～農業 水産業 工業 商業 観光 教育 社会福祉～
ハ）問題点
二）今後の展望
ィ）土浦市について
 土浦市は
日本第2の広さを誇る霞ヶ浦や海に
近く、古くから人とモノが行き交う水
陸交通の拠点として栄えた、県南の
中核都市である。
 地勢
面積 91.55k㎡
東西13.1km 南北15.３km
 近隣との関係
東京から６０ｋｍ圏内
常磐線
【荒川沖駅・土浦駅・神立駅】
常磐自動車道
【桜・土浦IC／土浦北IC】
60キロ圏内
発表のフロー
ィ）土浦市について
ロ）土浦市現状報告
～人口 農業 水産業 工業 商業 観光 教育 社会福祉～
ハ）問題点
二）今後の展望
ロ）土浦市現状報告 《人口》
Population of Tsutiura City
136,000
Population
135,000
134,000
133,000
132,000
131,000
130,000
H7
H9
H11
H12
year
H14
H16
近年、人口の大きな変化は、
見られず１３万5千人ほどの
人口規模を維持してきた。
しかし、2005年を境に日本全体の
人口規模が縮小に向かっている
ことからも土浦市の人口減少傾向が
予想される。
Nomber of Families
53,000
52,000
51,000
50,000
49,000
48,000
47,000
46,000
45,000
44,000
H7
H10
H12
year
H15
ここ数年、人口の増加に比べ、
世帯数の増加が確認できることから、
単身世帯の増加傾向にあると考えら
れる。
（％）
夜間／昼間の人口対比（％）
115.1
＞　１
は、就業や通学な
どを目的に土浦市内へ人が流入
していることが考えられる。
夜間人口
118
116
114
112
110
108
106
104
102
100
116.7 116
114.5
112.8
夜間：昼間の人口
対比（％）
若干の減少傾向か？！
土浦市の役割に変化か？
周囲の地域との関係は、後ほど
S５５
S60 H２
時系列
H7
H12
年代別人口構成割合の推移
時系列
昼間人口
H １ ５1
9 ,4 3 4
9 2 ,9 0 2
2 2 ,7 5 4
H １ ４1
9 ,5 5 0
9 3 ,8 1 5
2 2 ,0 6 9
H １ ３1
9 ,6 2 1
9 4 ,3 3 9
2 1 ,2 7 1
H １ ２1
9 ,7 9 6
9 4 ,4 0 4
2 0 ,4 7 2
H １ １2
0 ,1 9 4
9 5 ,7 0 2
1 9 ,7 1 4
H １ ０2
0 ,4 2 6
9 5 ,5 0 8
1 8 ,9 6 2
0%
20%
40%
60%
人口構成割合
80%
100%
人口構成に変化があるのでは？
０～ １４歳
（年 少 人 口 ）
計
１５～ ６４歳
（生 産 年 齢
人口） 計
６５歳 以 上
（老 年 人 口 ）
計
土浦市も少子高齢化
の傾向アリ？
ロ）土浦市現状報告 《人口》
土浦市中心部へは、
土浦市とその周辺地
域からの通勤・通学
者が多い。
図：JICA-STRADA分析結果
つ
く
ば
市
土浦市
土浦市が面している状況
①総人口減少（国内）
②生活者の暮らしの変化
（単身者世帯増加etc…）
JR（常磐線）沿線に
③居住者の少子高齢化
人口集中が見られる
牛久市
変化への対応が必要
ロ）土浦市現状報告 《産業》
土浦市の土地利用は？
土浦北
工業団地
地目別面積
田
16%
その 他
34%
土浦市の現状はどのようなものだろうか？
宅地
24%
畑
17%
山林
9%
第一次産業が目立つ 農地利用
ロ）土浦市現状報告 《農業》
• 農業
特産物：レンコン
花卉
農業生産額割合
その他 いも類 果実
畜産計
1%
4%
4%
7%
花き
11%
野菜
54%
米
19%
農林水産省
「平成15年生産農業所得統計」 より
生産量日本一
ロ）土浦市現状報告 《水産業》
• 霞ヶ浦は、豊かな水産資源に恵まれ、昔から漁業が盛んで
したが、近年、水質や生態系の変化等により、漁獲量も減少
傾向にあります。
• 資源確保と漁獲高増加の為、わかさぎの人工ふ化・放流、こ
いの稚魚放流、えびの増殖施設整備などにも取り組んでい
ます。
減少傾向！！
湖沼漁業
区分
S 63
H5
H 10
経営体
総数
湖沼で
漁業を
営んだ
経営体
118
78
36
114
74
36
養殖業
1経 営
漁業従 体平均
事者
従事者
数
213
140
53
1 .8 7
1 .8 9
1 .4 7
養殖業
を営 ん
だ経 営
体
1経 営
漁業従 体平均
事者
従事者
数
13
7
2 X
43
25
養殖
池数
3 .3 1
3 .5 7
X
養殖
面積
482
88
X
1 ,3 3 8
219
X
【漁業センサスより】
ロ）土浦市現状報告 《工業》
工業の推移
300,000
250,000
200,000
150,000
100,000
50,000
0
時系列
1事業所あたりの製造
品出荷額等
70
60
50
40
30
20
10
0
H９
H１
０
H１
１
H１
２
H１
３
H１
４
１事業所あたりの従業
者数
時系列
• 事業所数は、H9から毎
年減少しているが、1事
業所単位の従業者数
が増加している。
従業者数 （人）
• 製造品出荷額は、若干
製造品出荷額等
減少している。
（万円）
• 現在、神立工業地区・
テクノパーク土浦北へ
の企業誘致が行われ
ている。
ロ）土浦市現状報告 《商業》
中心市街地における商業施設の衰退化
• かつては県南一の商業地区
• 大型店の台頭や景気の低迷
により空き店舗が増加
• 大型店舗においても、イトー
ヨーカドー以外は撤退
平日の昼間にシャッターが閉じられた
中心市街地の商店街
ロ）土浦市現状報告 《商業》
郊外における商業施設
• 国道６号、３５４号線沿
いにロードサイドショッ
プが集積している。
（荒川沖駅周辺）
→近年では、中心市街地
での購買が減り、車で
大型ロードサイドショッ
プに行き、購買する住
民が増えている。
ロ）土浦市現状報告 《商業》
3,000
2,500
2,000
1,500
減少する商店舗数
商店数
1,000
500
0
平成 ３
年
6
9
１１
１４
土浦市における商店舗数の変化
ロ）土浦市現状報告 《商業》
2
郡
郡
北
相
馬
波
筑
郡
治
新
郡
敷
稲
市
谷
守
くば
市
市
つ
久
牛
市
手
取
ヶ
崎
市
市
龍
岡
石
土
浦
-2
市
0
-4
-6
-8
-10
マイナス９．９％
県南トップ
-12
平成１１年から平成１４年にかけての商店数減少割合
店舗数が減っているにも関わらず、RSショップは増えている。
このことは中心市街地の商業が衰退していることを示している。
ロ）土浦市現状報告 《観光》
• 日本で2番目の大きさを誇
る霞ヶ浦には、最大400隻
の収容能力があるヨット
ハーバー。そこからは、日
本100名山の一つである筑
波山もみることができる。
• 全国の花火大会に遅れて、
秋に催される土浦全国花
火競技大会も土浦市の誇
る有数の観光資源である。
ロ）土浦市現状報告 《観光》
• 中心市街地には、江戸
時代末期建造のまちか
ど蔵など歴史的価値の
ある建物が保全されて
これらの資源が十分に外部へ知られていない！
いる。
•霞ヶ浦総合公園、体験型
果樹園など自然も豊かである。
歴史と文化が体験できる。
ロ）土浦市現状報告 《教育》
平成14年度より本格的に導入された
「総合的な学習の時間」に土浦市の特産物
である「れんこん」の生産から出荷まで
学んでいるなど地域に関する学校教育
が営まれている。
写真 【都和中学校HPより】
土浦市では「心の豊かさをはぐくみまちづくり」を目指し、いつでも、
どこでも、市民だれもが自由に学べる機会と施設設備を拡充し、
より豊かな人生を楽しみたい、生涯を通じて何か学んでいきたい
という人のために、生涯学習を支援している。
ロ）土浦市現状報告 《社会福祉》
総合福祉会館のサービス
・ 在宅の障がい者の方々
に 入浴･食事のサービス
・ 高齢者を対象に各種
相談及びレクリエーション
サービスを提供
総合福祉会館 (ウララ2ビル)
・ 一時的保育事業や子育
て支援短期利用事業
ロ）土浦市現状報告 《交通》
電車での土浦市街地への流入
図：JICA-STRADA分析結果
ロ）土浦市現状報告 《交通》
バスでの土浦市街地への流入
図：JICA-STRADA分析結果
ロ）土浦市現状報告 《交通》
自動車での土浦市街地への流入
図：JICA-STRADA分析結果
ロ）土浦市現状報告 《交通》
合流地点で渋滞が発生
市街地内で渋滞を引
き起こしている
図：JICA-STRADA分析結果
また交通事故も
多発している
発表のフロー
ィ）土浦市について
ロ）土浦市現状報告
～農業 水産業 工業 商業 観光 教育 社会福祉～
ハ）問題点
二）今後の展望
分析からの考察～問題点の抽出～
中心市街地における商業衰退・・・歩きたくなる魅力ある
中心市街地の形成に
影響している
交通問題・・・・・・・・・・国道６号線、３５４号線が市内を通ること
による交通混雑
→歴史的環境（将来）に悪影響
→住民の満足度にも影響する
歴史景観、自然資源の有効利用
・・・・・現在では歴史景観、霞ヶ浦の景観を生かしきれ
ていない！
観光事業、住民の誇り形成として重要課題。
分析からの考察～問題点の抽出～
更に
社会福祉への充実・・・人口の分析でも明らかな
ように今後高齢者社会が進む中、
社会福祉政策の充実を図ることに
より、土浦の新たなアイデンティティ
となりえる。
幼児教育の充実・・・今以上にまちづくりや郷土に関する事を
積極的に教育に取り入れることで、
土浦で育つ子供の街への理解が深まる。
今後の方針
• 商業施設、都市景観の整備方法に関する調
査
• まちづくりに対し意識の高い、知識のある人
材を育てるための教育方法の調査
• 現在の土浦市の街への参画方法（パブリック
インボルブメントの手法の調査）
• 市内の交通問題を解決するバイパスなどの
手法の調査
未利用地のポッケットパーク
ご利用は計画的に
としての利用
どうする？
土浦！
ありがとうございました