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学校現場における実践研究の継続
教師自らの Lifelong Learning、
Professional Development
三重大学教育学部
附属教育実践総合センター
須曽野 仁志
[email protected]
情報化社会の中での
私のこだわり
 いつでも、どこでも
 わかりやすく
 紙を少なく(ペーパーレス)
 地方・郷土からの情報発信
I
T (情報技術)は相手が大切
大学生(学部生)にとって
これからの時代に必要な力
 情報技術
コンピュータ、インターネット
 コミュニケーション
語学(国語、外国語)、マインド
 プレゼンテーション(表現力)
個性、わかりやすさ
現職教員にとって
これからの時代に必要な力
 ???
 ???
 ???
OHPに書く
現職教員にとって
これからの時代に必要なこと
 Lifelong
Learning
 Professional
Development
現職教員にとって
これからの時代に必要なこと
 どんなことでも継続させること
 実践をまとめて発信すること
 教育界から外に出ていろいろ学ぶ
こと
私の経歴
 1982-1997
三重県上野市公立
中学校教諭
 1986-1988 兵庫教育大学大学
院留学
 1997- 三重大学教育学部附属
教育実践総合センター助教授
兵教大院時代
学会(教育工学会、科学教育学会)に参加
して
 どうして難しい言葉ばかりで表
現?
 理論>実践
 学校現場教員がもっと情報を発信
すべき
大学院修了時に考えたこと(1
988年)
 生徒中心の学習を支援
 学会での口頭発表
3回
 三重での学習支援研究会 毎回
参加
その頃(1980年代後半)

パソコン通信
– 文字レベルでの情報交換が主
– 国際パソコン通信 1分80円

FAX
– 論文の添削・指導用

ビデオカメラ VHS
– 授業の記録
情報機器 発想の転換

教師が利用 → 児童生徒が利用

一斉指導型授業 → 個別・グループ
で
の学習

情報受信型 → 情報発信型学習
今では(2005年)

インターネット
– 電子メール、Web
E-Learning
 ラップトップ(ノート)型コンピュータ
 携帯電話
 デジカメ、デジタルビデオ
 電子辞書

あなたは何かlifelong learning にと
り組んでいますか?
OHPに書く
教師自身が総学しよ
う
海外個人旅行で
http://ravel.edu.mie-u.ac.jp/~susono/
[email protected]
旅で総学(総合的に学習)し
よう
私たち世代(40歳前後)は
 知識詰め込み型の勉強
 英語は受験英語
 総合的な学習は学校外でやって
いた?
教師が「旅」で総学する よ
さ
個人旅行>パック旅行






自分でテーマを見つける
ネットを用いて調べる
自分の知識を活かす
外国語を使う
学習機器を用いる
自分の学びを振り返る
放送大学の学生
 授業はDVDに録画して
HDレコーダ →DVDディスク
1枚に45分×5回
 授業の講師陣は著名な人ばかり
 単位を取ることが一つの目標
 卒業単位を取ることが大きな目標
放送大学 2004前期単位取得
 「教育の方法」
 「学習科学とテクノロジー」
 「学習科学」
 「乳幼児心理学」
 「心理学研究法」
放送大学 2004後期受講授業
「韓国語Ⅰ」「フランス語Ⅰ」
 「心の科学」「岐路に立つ大学」
 「教育評価」「国際化と教育」
 「現代社会と著作権」「教育社会学」
 「心理臨床の世界」「臨床心理学概説」
 「数学の歴史」「微積分入門」

放送大学 いいところ
 添削問題(中間で)の提出、パスし
ないと定期試験受験不可
 定期試験は客観的(温情なし)
 休講なし(ただし、停電・放送でき
ない場合もあるかも)
 何回でも授業が見られる
放送大学のすすめ
 もぐりの学生OK
 これから大学院を受験しようとす
る人におすすめ(特に、教育学・教
育心理系)
 各科目の内容がその分野を網羅
放送大学への要望
 テスト・添削問題提出は、Webで
も可として
 オンデマンドでWebで授業が見ら
れるようにして
 Webを通じた学生同士の交流を
 海外でも学生が続けられるように
Technology Push か Demand Pull か
Technology
Push
技術
Demand
要求
Pull
長期研修(研究)を終えると
 研究の場と学校現場のギャップの
大きさ
 現場では超多忙
実践研究の継続 ポイント
 従来の発想を転換する
 仲間を増やす
– 研究会、学会などへの参加
– 専門家、先輩などへ気軽に相談
 子どもを見方にする
学習用コンピュータは入ったけれど
(1988年に)
コンピュータは高価な箱?
 ソフトが台数分用意されず


ソフトは教師がBASICなどで自作する時代
指導できる教師はほとんどなし
 どうやってコンピュータを利用すればよいか
わからない


学習利用、教師利用、事務利用が混在
生徒用ソフトは買ってもらえたが

ワープロソフト20台分


1本5.8万円 当時はスクール割引なし
お絵かきソフト20台分

1本2.8万円
→ プリンタは教師用1台のみ
教材
学習
成果
→ 学習者のためにネットワーク
使いたい
クラス発表で「松尾芭蕉」を

府中中学校文化祭で「芭蕉」のことについてクラス
発表 (1988)
伊賀地方は松尾芭蕉の故郷(生誕地)
1989年 芭蕉「奥の細道」紀行300年
しかし、生徒が収集した情報は
模造紙(B0紙)は焼却場へ
 学習成果は 文化祭後 活用されず

三重県上野市立府中中学校で
「芭蕉データベース」作成・活用
情報発信型学習を
提唱・実践
芭蕉CAI のきっかけ
教師1人でデータベースやクリックできるソフ
トを作るのは大変
 生徒が協同でデータ入力
 郷土(地域)と結びつけた情報学習
 情報発信型学習を実現したい


教室内外のネットワークを用いて
情報基礎の授業開始






三重県上野市立府中中学校で
1989年から 4年間継続
「情報基礎」技術・家庭科選択
対象 中学3年生 2クラス全員
週1時間
ねらい パソコンに慣れ親しむ
芭蕉CAI メニュー
1.インフォメーション
2.芭蕉の生涯
3.芭蕉と旅
4.芭蕉の俳句
5.芭蕉とふるさと伊賀上野
6.芭蕉・俳句と全国各地・世界
7.俳句についての学習
8.芭蕉と俳句のことを知る情報源
9.学習成果情報受信
10.「思い」情報発信
実践研究の継続 ポイント
 従来の発想を転換する
 仲間を増やす
– 研究会、学会などへの参加
– 専門家、先輩などへ気軽に相談
 子どもを見方にする
Professional Development
 教職の経験知を活かす
 研究(実践)計画を作る
 実践論文をまとめて発信する
研究申請書を書こう
 科学研究費補助金(奨励研究)
 松下教育研究財団
 ○○○○研究財団
実践(論文)をまとめて 発
信
 研究論文として学会へ投稿
 実践論文をコンテストに応募
 実践論文を雑誌に投稿
 実践をWebページにまとめて、発
信
連絡先
須曽野 仁志
susono@edu.mie-u.ac.jp
http://ravel.edu.mie-u.ac.jp/~susono/
〒514-8507 三重県津市上浜町1515
三重大学教育学部
附属教育実践総合センター
TEL 059-231-9341
FAX 059-231-9343