Transcript 今やっていること
研究計画
秋山研 M1 宗像孝光
目標:電流注入型量子細線レーザーにおいて室温発振を目指す。
◎自分の課題:
1994年のWegscheiderと構造が同じ(arm-stemが7nm)で、
成長中断アニール法を用いて作られた電流注入型量子細線
レーザーを評価する。
しかしまだこの7×7のサンプルは
現状
まだ作製中なので、このサンプ
ルが届くまでに、
○20周期量子細線レーザーの光励起での発振スペクトルを
4Kから温度を上げていき、レーザーが発振しなくなるまで測
定する。 (~120Kくらいまで?)
○これと平行して、電流注入レーザーに向けて蒸着やエッチ
ングなどのプロセス練習を行う。
●20周期の評価が終わったらGaAsキャップ電流注入レーザーの評価を
行う。
7×7のサンプルが
届いたら、
◎7×7の電流注入型量子細線レーザーの評価を何より優先して行い、
在学中に目標を達成できるよう努力する。
現在行っていること
◎20周期のT型量子細線レーザーのサンプル(図1)の光励
起での発振スペクトル、ILを測っています。
図1 20周期T型量子細線構造
4Kでの発振スペクトルとILカーブ
a060623002.SPE
IL 4K wire
5-20-04.2 on substrate 5-10-04.1 #D
excitation wavelength:732.6nm(1.6919eV)
a060623002.SPE
5-20-04.2 on substrate 5-10-04.1 #D
exc :732.6nm(1.6919eV) 5K
x10
9
(mW)
123.9
106.2
84
58.8
44.8
40.16
36.4
32.7
28
23.74
19.93
17.5
14.546
11.42
8.97
6.5
4.98
0.233
Integrated Intensity (arb. unit)
8x10
9
6
4
2
0
1.55
1.56
1.57
1.58
Photon Energy (eV)
1.59
0
20
40
60
80
100
120
Excitation Power (mW)
図1. 4Kでの発振スペクトル
発振閾値は20mW
図2. 4KでのILカーブ
~現状と今後の予定~
現状
20周期のサンプルの温度を変え
た時の発振スペクトルを測りつつ、
蒸着やエッチングなどプロセス練
習を行いながら、7×7のサンプル
(右図)が来るのを待っています。
今後の予定
予想より早く7×7のサンプルが
届きそう(?)なので、20周期の
評価が中途半端にならないよう
サンプルが届くまでに終わらせ
た上で、7×7電流注入レーザー
の評価に入りたいと思っていま
す。
7×7の量子細線の構造
Fin
自己紹介
M1 宗像孝光(むなかた たかみつ)
経歴
趣味・特技
筑波大学 物理学専攻
素粒子実験研究室 出身
サッカー、フットサル
7×7の量子細線の構造