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海洋生態系の変化の
評価・データベース化
松田裕之 Hiroyuki Matsuda
横浜国立大学・環境情報/海センター
生態リスクCOEプログラムリーダー
Pew Marine Conservation Fellow 2007
WWFジャパン 自然保護委員
日本水産学会 水産政策委員
日本生態学会 生態系管理専門委員
今日の話題



海洋におけるデータベース
漁業と資源管理の評価について
生物多様性条約への貢献
http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2009/090509JBON-2.html
海洋分科会
プログラム案(演題は仮)5月9日9-12時
 白山義久:CoMLの活動とデータベースOBIS
 仲岡雅裕:浅海域(干潟・磯・藻場)の生物多様性・生態系モニ
タリングとデータベース構築
 山野博哉:サンゴ礁の保全とデータベース
 風呂田利夫:外来種とデータベース(仮)
 松浦啓一:魚類データベースの現状と課題
 檜山義明:日本の水産資源評価とデータベース
 総合討論
多田邦尚:瀬戸内海の水質環境と植物プランクトンの短期・長期変動
杉崎宏哉:日本周辺海域の動物プランクトンデータと種組成の長期変動
加藤秀弘:北西太平洋における鯨類多様性とその変動;個体群動態と
生態学的地位の分析

白山さん差替え
Census of Marine Life (CoML)
仲岡さん差替え
浅海域(干潟・磯・藻場)データベース
山野さん差替え
サンゴ礁データベース
風呂田さん差替え
外来種データベース
http://www.fishbase.org/search.php
魚類データベース
松浦さん差替え
http://abchan.job.affrc.go.jp/index1.html
檜山さん差替え
日本の水産資源評価とデータベース
http://kokushi.job.affrc.go.jp/index-2.html
http://home.att.ne.jp/grape/shindo/FAOPlus.htm
FAO FISHSTAT
齊藤さん差替え
Vessel Monitoring System (VMS)
多田さん差替え
植物プランクトン長期変動データ

水研・水試の役割と今後の危機
杉崎さん差替え
日本周辺海域の動物プランクトン

小達コレクション
加藤さん差替え
鯨類データベース


国際捕鯨委員会(IWC) 目視調査
調査捕鯨データ(日鯨研)
今日の話題



海洋におけるデータベース
漁業と資源管理の評価について
生物多様性条約への貢献
漁業崩落 Fishing down (MA 2005)



FAO FISHSTAT + FISHBASE により計算可能
必ずしも乱獲の指標としては適切ではない
日本のMTLが高い=生態的負荷が高い
Catch and mean trophic level in Japan
生態学的負荷
Ecological Footprint
生物的収容力
WWF 200
漁業の現状
農林水産統計より
1977年以後の漁獲量の幾何平均より高いものを豊漁、半分以下を不漁、中
間を並漁とし、各年ごとの種数を集計。下位の魚種が増え続けている。サケ
類、カタクチイワシ、ブリ、ホッケ、サワラ、ハタハタ、スズキ類、イセエビ、ホタ
テ貝、ウバ貝などが最近高位であり、その一部は資源管理成功と種苗生産の
結果である。最近減少している魚種にマイワシ、スケトウダラ、メヌケ類、キチジ、ハ
モ、クルマエビ、タラバガニ、ハマグリ類、アサリ類、コンブ類、テングサ類などがある。
本来はEEZ海域内だけの漁獲量で長期的に解析すべきである。
不漁
並漁
豊漁
生物多様性総合評価指標案
Catch of fisheries resources in
Shiretoko WNH (Matsuda et al. 2009)
Catch of sardine, anchovy, red king crab,No Fishing Down
Sebastes and herring substantially decreased by
>96%. Greenling decreased their catch by 70%
and the fish price by 64%
3.6
Mean trophiclevel
3.55
North Atlantic
3.5
3.45
3.4
Global coastal
3.35
3.3
3.25
3.2
1950
1960
1970
1980
Year
北海道、水産現勢より
1990
2000
今日の話題



海洋におけるデータベース
漁業と資源管理の評価について
生物多様性条約への貢献
今後の展望(陸上も共通)

生物多様性への影響(負荷)を定量的に計る



生態学的負荷(EF)で計る



EFの上限=漁獲量の上限(TAC)=枠の取引(ITQ)
EFの算定方法を精緻化する
生物多様性期待損失(ELB)で計る?


その上限を定め、それを各国に配分する
負荷の取引を促す
絶滅危惧種だけでなく、普通種の激減も影響大
一次生産力(PM)で計る

CO2排出と計算方法、手順がかなり重複するはず