天体運動の理解(地球を中心とする宇宙観)

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Transcript 天体運動の理解(地球を中心とする宇宙観)

Kano
Basic Calculus
Ptolemy and the Dynamics
of the Universe [1]
2015/9/30
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Copyright 1996-98 © Dale Carnegie & Associates, Inc.
古代の科学者は
天体の動きをどう理解したか
• 観測
• 原理を考える
• 宇宙のダイナミクスの数理モデルを作る
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信念
球のみが完全である
•
アリスタルコスの太陽中心説は受
け入れられなかった
•
地球は球形をしていて, 宇宙の中心
にあり, 動かない.
•
恒星からできた 天球
•
月, 水星, 金星, 太陽, 火星, 木星,
および土星が惑星
•
日周運動を差し引いて考える
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観測と解釈
•天球における太陽の「運動」
恒星日(23h56m04s)と太陽日
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困った事実
• 「惑」星の運動
• 四季の長さが違う
– ヒッパルコスの観測
•
•
•
•
春 (94+1/2) 日
夏 (92+1/2) 日
秋 (88+1/8) 日
冬 (90+1/8) 日
• 月の運動
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プラトンによる問題提起
基本原理
地球が宇宙の中心にあって動かない
他のどの天体も, 円軌道の上を等速で回転する(回転の中心は地球)
『テイマイオス』
– 基本原理に忠実
– 同時に観測事実とも矛盾しない宇宙の運動の理論
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