対話型遠隔講義システムの開発 - メディア基盤センター

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対話型遠隔講義システムの
開発
刈谷丈治
山口大学総合情報処理センター
はじめに
Lon networkを使って対話型遠隔講義シ
ステムを開発した
Arcnetを使って改良をしようとしている
•平成10年10月補正予算で開発開始、翌年4月運用
開始
–Lon networkのことは平成8年頃から知っていた
–Lon networkなら可能と判断
–端末およびnetworkは仕様を決めて外注
附属養護学校
10Mbps
附属山口中小学校
128kbps
吉田キャンパス
小串キャンパス 55Mbps
150Mbps
附属光中小学校
128kbps
常盤キャンパス
6Mbps
九州大学(SINET)
山口大学キャンパス間ネットワーク(平成11年7月1日)
楔形教育の実施
これまでの講義スタイル


1年次(吉田地区)
2年次以降(各地区)
楔形教育
1年次(吉田地区)
2年次(各地区)
一般教養のみ
専門教育のみ
一般、専門教育
一般、専門教育
問題点
キャンパス間の移動が必要


学生の移動は不可能
講師が移動している(困難)
 1コマの講義のため半日以上費やす
同じ講義を複数回行う必要


全学共通の講義は各キャンパスでおこなう
講師がキャンパスを巡回
単位を落とした学生への対応

講義開設キャンパスへ移動
 前後開設講義が受けれない
Lon network選択の理由
• 他のネットワークを知らなかった
• 開発環境が整備されている
• フリー・トポロジー
• 教室での机の配置に合わせた配線
• 最長距離が短くなる
ー 電圧低下を防ぐ
ー 音声信号の劣化を防ぐ
教室内配線図
実現したシステムの問題点
端末構成をPCのファイルで管理
PC電源断によるファイル破壊
交換時にPCのファイルの再構築が必要
lon chipのIDと端末番号の対応を管理
•
端末ソフトの自主変更ができない
Lonシステムの高度化指向
内部情報が必要
Arcnetでの改善可能性を試験
魅力 : アドレスが単純で端末管理が不要
: すべて自作できる
短距離でメディアトランシーバ無しでOK
単純なリピータでツリー構造ネットワークがOK
レピータ回路図(156.25kbps用)
74123
1A
7408
2[kΩ]
1B 1Rext/Cext
___
1CLR 1Cext
_
1Q
1Q
1[kΩ]
GND
10[kΩ]
B
100[Ω]
A
R
__
RE
__
DE
10[kΩ]
VCC
0.1[μF]
D
VCC
75184
2[kΩ]
2Q
2Cext
_
2Q
___
2CLR
75184
0.1[μF]
D
__
DE
__
RE
VCC
R
GND
2A
A
100[Ω]
B
10[kΩ]
7408
2Rext/Cext 2B
GND
10[kΩ]
1[kΩ]
• 要望事項
• セミナでのソフトはそのまま使えない
• 通信ライブラリの標準化
ー チップ制御のレベル
通信速度、方式、制御マイコン
ー 通信プロトコルのレベル
信頼性、対障害性