性感染症 - 福岡市薬剤師会

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Transcript 性感染症 - 福岡市薬剤師会

性および性感染症の話
福岡工業高校
平成22年7月7日
福岡市薬剤師会薬局
薬剤師 福岡英樹
<図3 性交経験率の推移>
「若者の性」白書 ㈶ 日本性教育協会2005年
S49
S56
S62
H5
「若者の性」白書
H11
H17
性交経験率の推移
人工妊娠中絶件数
年
120000
15~19才
100000
20~24才
80000
25~29才
60000
30~34才
35~39才
40000
40~44才
20000
45~49才
H元年
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
0
性感染症(STD/STI)
Sexually Transmitted Diseases
Sexually Transmitted Infection
が増加している
50,000
性器クラミジア感染症
45,000
40,000
35,000
30,000
性器クラミジア感染症 総数
25,000
女
性器クラミジア感染症 男
性器クラミジア感染症 女
20,000
男
15,000
10,000
5,000
0
12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
2000
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
12,000
10,000
性器ヘルペス感染症
8,000
6,000
女
性器ヘルペスウイルス感染症 総数
性器ヘルペスウイルス感染症 男
性器ヘルペスウイルス感染症 女
4,000
男
2,000
0
12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
25,000
淋
病
20,000
男
15,000
淋菌感染症 総数
10,000
淋菌感染症 男
淋菌感染症 女
5,000
女
0
12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
2000
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
900
梅
800
毒
700
600
500
男
梅毒 総数
400
梅毒 男
梅毒 女
300
200
女
100
0
12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
2000
2001 2002 2003 2004
2005 2006
2007 2008
若者に
性感染症は増えている
6000
5000
平成20年
性器クラミジア感染症
4000
3000
2000
1000
0
男 平成20年
女 平成20年
1200
1000
平成20年
性器ヘルペス感染症
800
600
400
平成20年男
平成20年女
200
0
2000
1800
平成20年
淋病感染症
1600
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
平成20年男
平成20年女
薬剤による治療
STD
病原体
治
性器クラミジア
クラミジアトラコマティス
性器ヘルペス
ヘルペスウィルス
マクロライド系抗生物質
ニューキノロン抗菌剤
抗ヘルペスウィルス薬
淋
病
淋
梅
毒
梅毒トレポネーマ
抗生物質
(ペニシリン、ミノマイシン)
毛じらみ
剃毛
フェノトリンシャンプー
ケジラミ症
菌
療
セフェム系抗生物質
*抗生物質に耐性率が高い
薬剤の耐性
・病原体も生き物です
・生き物である限り、
子孫を残すという使命で生きている
・薬剤で死滅されられる病原体は、
その薬剤に耐えられるよう進化していく
・ヒトから言えば、
薬剤が効かない進化した病原体が出てくる
・そのように進化した病原体を耐性菌という
耐性菌をつくらないためには・・
・薬剤の使用を抑える
・そのためには
感染拡大を防ぐ予防が重要
HIV感染
と
AIDS
HIV感染とAIDS
HIV感染
HIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染した状態
感染と発病の違い
汚染:病原体が体の表面に付着した状態
感染:病原体が体内に侵入し、一定の場所に定着して
増殖する状態
発病:病原体に感染し、人体内部の組織や臓器に
何らかの病的変化が起こる場合
AIDS (後天性免疫不全症候群)
HIV感染から発病した状態
1992
2000
2005
2008
HIVの感染経路
性行為による感染
血液による感染
薬剤による感染
母子感染
HIVの薬剤による治療
・HIV感染からAIDS発病を遅らせる治療
・一生服用を続けなければならない
・一度でも飲み忘れると
耐性ができてしまう
・今ある薬剤は非常に大きく飲みにくい
薬物乱用と性感染症
薬物乱用は性モラルの低下につながり
性感染症の拡大につながる危険がある
アルコールも
WHO(世界保健機関)では
薬物に分類しています
ご清聴
ありがとうございました