沿岸要塞の景観的特質の歴史的変遷に関する研究

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Transcript 沿岸要塞の景観的特質の歴史的変遷に関する研究

時代変遷に伴う沿岸要塞の
景観的特質の変化に関する研究
環境システム工学科
施設設計工学研究室
吉冨 佳重
背景 今までの景観研究 事物(モノ)がどう見えるか
モノの形そのもの
実際の日常では・・・
事象・・人の行為+風景
事象(コト)が景観に影響
景観を行為の場として
捉えている
「軍事」
不変
事象の変化→技術
時代の最新技術を
即座に取り込む
既存研究
明治期の軍事要塞から得られる
眺望景観を認識パターン毎に分類
人間の視距離と火砲の射程範囲
との関係より明治期に限定
遠景的
近景的
?
近景的・・幕末期
平面的・・明治期
遠景的・・大正・昭和初期
平面的
眺望景観の認識パターン
目的
時代毎の認識パターンの違いを、
技術の変遷をふまえて明確にする
時代変遷
幕末期 → 明治期 → 大正・昭和初期
対象
下関要塞、東京湾要塞、函館要塞
現時点で・・・
・兵器(大砲)の技術変遷(表1)
(表1-時代別大砲飛距離)
時代
幕末期
明治期
大正・昭和初期
飛距離
~1.5km
5~10km
15km~
←中景域(0.5~2km)
←遠景域(3km~)
・各時代毎の砲台の位置確認(下関要塞)
幕末期
明治期
●・・・砲台
大正・昭和初期
今後の展開
・砲台の時代毎の位置確認(下関以外)
・時代毎の砲台からの眺望景観を作成
(3DCGソフトを用いて)
・時代毎の眺望景観と認識パターンの関連