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地震のマグニチュード
資料: 報道発表資料
2003.9.17気象庁マグニチュード算出方法の改訂について。
地震の揺れの大きさ: 震度
揺れの
加速度が大きいほど
継続時間が長いほど
地盤や構造物が脆弱なほど
震度は大きくなる。
気象庁の震度階(1949)
震度0〜VII
震度に加速度を対応させることができる
震度0:無感(人体に感じない),震度
I:微震(静止している人 敏感な人が
感じる),震度II:軽震(多数の人がわ
かる,戸や障子がわずかに動く程度),
震度III:弱震(家屋が揺れる),震度
IV :中震(家屋の動揺激しい) 次へ。
続 気象庁の震度階(1949)
震度V :強震(壁に割れ目 石垣破損),
震度VI:烈震(家屋倒壊30%以下 多
くの人が立っておれない),震度VII:
激震(家屋倒壊30%以上 山崩れ 地
表に断層)
地震の頻度: 同じ場所では震度の大き
い地震ほど回数はすくない。震度が1大
きくなると頻度は1/3〜1/10。
震源地での地震の規模
地震のそれぞれの場の大きさ(震度)は
震央地からの距離
震源の深さ
観測点の条件
によって依存 これらに依存しない震源
地での地震の規模を表す数値,これが
マグニチュード。
マグニチュード
国際的規格はない
モーメントマグニチュードは,断層の面
積とすべり量の積に比例する量で,地
震規模を表す上で最も物理的意味
ただ,計算が複雑なために地震発生直後
の地震規模の推定に使えない,小規模
の地震では計算できない,データの蓄
積が過去20年に限られている,という
非現実的な欠点。
気象庁マグニチュード
地震時の地面の動き(変位)の最大値か
ら計算される変位マグニチュード
モーメントマグニチュードとよく一致
過去80年間にわたって一貫した方法
ただ,小規模の地震では変位記録が地震
波信号のノイズより小さくなるという
欠点。
速度マグニチュードの導入
1970年代後半から,地面が動く速度を記
録するタイプの高感度地震計を整備
速度から求める速度マグニチュードは,
変位マグニチュードでは求まらない小
規模の地震規模の計測が可能
大きな地震の場合,記録できない
変位マグニチュードと速度マグニチュー
ドの関係を示す経験式が求まる。
改訂気象庁マグニチュード
1970年代後半から,地面が動く速度を記
録するタイプの高感度地震計を整備
速度から求める速度マグニチュードは,
変位マグニチュードでは求まらない小
規模の地震規模の計測が可能
変位マグニチュードと速度マグニチュー
ドの関係を示す経験式が求まる
2003年9月末から実施。
速度マグニチュードの経験式
速度Mと変位Mの両方が可能なマグニチュード
範囲で経験式を作成。
気象庁マグニチュード計算
従来のような便法が必要無くなった。
両マグニチュードの関係
傾きはほぼ1になった。
地震発生数とマグニチュードの関係
マグニ
チュー
ド4〜
5付近
でも直
線的に
なった。
以上