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パネルディスカッション 「JMLAの新しい展開」
国立ライフサイエンス情報センター(仮称)
設立構想
-経緯と当面の事業および将来構想-
特定非営利活動法人日本医学図書館協会
総務担当理事 木村 博
国立ライフサイエンス情報センター(仮称)
推進準備委員会平成17年度事業
1)「一般市民への良質な保健医療情報の提供」事業協力を
テーマに、以下のライフサイエンス系図書館団体の代表と
平成17年11月4日(金)、第1回の連絡会を開催した。
日本看護図書館協会,日本農学図書館協議会,
日本薬学図書館協議会,病院図書室研究会,近畿病院図書室協議会
2)「国立医学図書館(仮称)検討委員会最終報告」を医学図書
館協会ホームページより公開した。
公開後、国立国会図書館、武蔵野市立図書館などから意見、問い合わ
せがあり対応を行った。特に国立国会図書館に関する表現の一部を修
正し、ホームページに経過ならびに修正箇所を掲載した。
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
日本医学図書館協会における
「国立医学図書館」関連のこれまでの動き①
1964年10月2-4日 第35回総会(広島)
「(国費による)医学文献情報センターの設置について」提案
1973年10月18-20日 第44回総会(福島)
「国立生物医学図書館(仮称)の設置について」提案・議決
1977年10月12-13日 第48回総会(順天)
「国立医学図書館設立特別推進委員会を設置する件」が提案・議決
※委員長はJMLA会長、委員は館長等が構成
1979年5月 日本学術会議に設立要望書を提出・説明
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
同時期の政府等における
「国立医学図書館」関連の動き
1957年8月
日本科学技術情報センター(JICST)の設立 (現JST)
1974年7月
厚生省・通産省共管による財団法人医療情報システム開発センター
の設立
1980年
国立大学の外国雑誌センター館制度
(学術審議会「一次情報の収集整備とその提供システム」)
1986年4月
学術情報センター(NACSIS)の設立 (現NII)
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(2006.5.25-26)
JMLA加盟館年間平均受入雑誌種類
(カレント誌数)
1800
1600
1587
1558
1463
1400
1406
1224
誌 1200
1167
1141
1056
1000
979
1000
2003
2004
800
600
1995
1996
1997
1998
1999
2000
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
2001
2002
国立医学図書館(仮称)検討委員会(Ⅰ期) 2001年10月~2002年5月
委員長 阿部信一(東京慈恵会医科大学医学情報センター)
委員
磯野 威(国立保健医療科学院研究情報センター)
委員
裏田和夫(東京慈恵会医科大学医学情報センター)
委員
黒木文子(東京薬科大学情報センター)
委員
成田俊行(埼玉県がんセンター図書館)
委員
野田利章(大鵬薬品工業株式会社創薬センター図書室)
委員
藤沢靖子(杏林大学医学図書館)
オブザーバー 本郷祥子(山之内製薬株式会社図書室)
担当理事 木村 博(東京大学医学図書館)
担当理事 高野史子(東京医科大学図書館)
国立医学図書館(仮称)検討委員会(Ⅱ期) 2003年9月~2004年5月
委員長 阿部信一(東京慈恵会医科大学医学情報センター)
委員
塩田純子(東京医科大学看護専門学校図書室)
委員
田引淳子(静岡市立清水病院図書館,病院図書室研究会)
委員
長塚 隆(㈱ジー・サーチ,日本農学図書館協議会)
委員
成田俊行(埼玉県立がんセンター図書館)
委員
藤沢靖子(杏林大学医学図書館)
委員
四方田均(鶴見大学図書館)
担当理事 磯野 威(国立保健医療科学院研究情報センター)
専務理事 殿崎正明(日本医科大学中央図書館)
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
日本医学図書館協会における
「国立医学図書館」関連のこれまでの動き②
2001年5月18日 第72回総会(宇都宮)
将来計画委員会から最終答申
※「国立医学図書館(仮称)創設の提言と運動」との提言
2002年5月24日 第73回総会(松山)
国立医学図書館(仮称)検討委員会(第Ⅰ期)から中間報告
2004年5月
国立医学図書館(仮称)検討委員会(第Ⅱ期)から最終報告を理事会に提出
2004年9月
国立ライフサイエンス情報センター(仮称)推進準備委員会を設置
2005年11月
ライフサイエンス系図書館団体連絡会(仮称)を開催
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国立医学図書館(仮称)の機能
1.サービスの対象
1)研究者や医療従事者を対象にした情報センター的性格
2)患者及び国民一般を対象にした情報センター的性格
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国立医学図書館(仮称)の機能
2.扱う情報の範囲
1)医療従事者(医師・歯科医師・薬剤師・看護師・各医療技師等)に
有益なライフサイエンス分野(医学・歯学・薬学・看護・保健・農学
等)の文献等の一次情報及びそれらを加工した二次情報(知識)
2)研究者に有益な学術情報やゲノム情報
3)患者に有益な医学関連分野のわかりやすく正確な各種加工情
報(知識)
4)国民一般に有益な予防医学的情報や食品安全情報、東洋医学
や代替医療関連情報
5)医療従事者と患者に有益な医薬品情報及び臨床試験情報
6)研究者と国民一般に有益な環境科学情報
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国立医学図書館(仮称)の機能
1)ライフサイエンス情報の網羅的収集と保存機能
2)情報提供機能
3)国内所蔵情報整備機能
4)国内データベース/二次資料作成機能
5)情報評価/情報加工機能
6)人材養成/研修機能
7)研究開発機能
8)企画・調整機能
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⑧企画・調整機能
国内関連機関の役割分担と協力関係を再構築し、円滑にす
る。 また、国内から海外に向けて医学関連情報を発信する
ためのポータル機能と海外から医学関連情報を入手する際
のポータル機能の両面を果たし、海外の情報政策に翻弄され
ないための戦略的なリーダーシップを取る。
(事業計画案例)
・ NLM(米国)や各国の中央医学図書館と協力関係を結び、ライフサイエン
スに関連のある国内情報の発信・管理と海外情報の安定的入手のため
のルールを確立する。
・ライフサイエンス分野の国内学協会を資金的・技術的に支援し、国際的評
価に耐える学術雑誌を育成する(現在進められている電子ジャーナル・プ
ロジェクトの支援も含む)。
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
提言
1.ライフサイエンス情報を扱う関係団体の代表者により構成さ
れる推進会議を設置する
2.推進会議の下にライフサイエンス情報に関わる問題ごとの
分科会を設置する
3.ライフサイエンス情報の蓄積・流通に関する一般向け公開シ
ンポジウムを開催する
4.ライフサイエンス情報を扱うセンター館的機能のモデルを構
築する
5.既存の関係団体を再編成し、新たなセンター館的機関の創
設を国に働きかける
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国立ライフサイエンス情報センター(仮称)推進準備委員会
1) 目 的
国立ライフサイエンス情報セン
ター(仮称)の構想案を検討・策
定する。
2) 任 務
(1) 国立医学図書館(仮称)構
想の検討・策定に関すること。
(2) その他、理事会から付託さ
れる事項に関して検討すること。
阿部
殿崎
木村
北川
澤田
成田
浅井
篠原
磯野
茂幾
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(2006.5.25-26)
信一(委員長、慈恵)
正明(総務会理事)
博(総務会理事)
正路(総務会理事)
紘子(医師)
俊行(埼がん)
将行(昭和)
寿美江(個人)
威(担当理事、科学院)
周治(担当理事、阪医)
海外のモデル①:米国 国立医学図書館(NLM)とネットワーク(NN/LM)
National Library of Medicine (1956 PL 84-941)
Medical Library Assistance Act (1965 PL 89-291)
etc.
National Library of Medicine
Regional Library
Resource Library
RLPへ年間約800万ドル
8
144
Primary Access Library
4,318
& other libraries
Medical Profession
Consumer and more …
JMLA加盟館
111
病院図書室研究会 138
近畿病院図書室協議会 123 ほか
Medical Profession
Consumer …
日米の医療情報サービスネットワーク
図7.日米の医療情報サービスネットワーク*
*酒井由紀子ほか.日本および米国における医療情報資源、情報機関、マンパワーの比較研究:臨床家編.
平成13年度厚生科学研究費補助金21世紀型医療開拓推進研究事業.日本におけるEBMのための
第77回日本医学図書館協会総会
(2006.5.25-26)
データベース構築および提供利用に関する調査研究研究報告書.2002:
47-59.
海外のモデル②:英国
国立電子健康図書館(National electronic Library for Health : NeLH)
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(2006.5.25-26)
ライフサイエンス系図書館団体連絡会(仮称)の開催
「ライフサイエンス情報を扱う関係団体の代表者によ
り構成される推進会議」の設置を目指し、ライフサイエ
ンス系図書館団体に呼びかけ、ライフサイエンス系図
書館団体連絡会(仮称)を2005年11月に開催した。
日本看護図書館協会
日本農学図書館協議会
日本薬学図書館協議会
病院図書室研究会
近畿病院図書室協議会
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からだとこころの情報センター(ポータルサイト)の開設
国立ライフサイエンス情報センター(仮称)の理念を具体的に
実践するためのWEB上での試みとして、以下のような構成の
いわゆるポータルサイトの構築する。
①健康関連資料(図書や雑誌特集)の紹介リスト
②病院リスト、公開図書館リスト
③健康関連トピックスの紹介と解説
④医薬品情報
⑤感染症情報
⑥食品情報
⑦医学用語辞典
第77回日本医学図書館協会総会
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(2006.5.25-26)
国立ライフサイエンス情報センター(仮称)
推進準備委員会平成18年度事業計画
1)関連団体との連携協力を深め、具体的な事業
(ポータルサイト構築、研修企画など)を進める。
2)事業趣旨の広報を進めるために「一般市民への
保健医療情報の提供」をテーマに、シンポジウム
などを開催する。
3)「国立ライフサイエンス情報センター(仮称)」設置
推進へ向けて、必要な調査研究を行う。
4)国の担当部局とのチャンネルづくりを進める。
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(2006.5.25-26)