RETScreen ® 温室効果ガス排出削減 分析モデル

Download Report

Transcript RETScreen ® 温室効果ガス排出削減 分析モデル

RETScreen® ソフトウェアを使った
温室効果ガス排出分析
クリーンエネルギープロジェクト分析コース
写真提供: Environment Canada
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
目的
• 温室効果ガス(GHG)排出削減の計算
方法についての紹介
• RETScreen® 温室効果ガス排出削減
分析モデルのデモ
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
計算には何が必要か?
• 毎年の温室効果ガス削減

基本ケース (典型的な通常の技術) 対 提案ケース (ク
リーンエネルギー技術)

単位: トンCO2 /年

メタンガス、一酸化二窒素排出は地球温暖化ポテンシャル
係数により二酸化炭素排出に換算
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
計算方法
年間 GHG 排出削減
(t CO2)
基本ケース
GHG 排出係数
(t CO2 /MWh)
-
=
提案ケース
GHG 排出係数
(t CO2 /MWh)
x
エンドユース
年間エネルギー
消費
(MWh)
• RETScreen® は送配電ロスとGHGクレジットの取引売買料金
などを考慮にいれて年間排出削減を調整
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
RETScreen® 温室効果ガス排出削減
分析モデル
• 標準化の方法は、
NRCan と 国連環境計画
(UNEP), UNEP RISØ エ
ネルギー・気候・サステナ
ブルデベロップメント・セン
ター(URC), 及び世界銀
行の炭素基金プロトタイプ
(PCF)により開発された。
• 有効性の確認は政府及
び産業界の専門家によっ
て行われた。
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
分析のタイプ
• 標準分析: RETScreen® は以下について自動的にIPCC
及び工業標準値を使用する:

メタンガス及び一酸化二窒素の二酸化炭素換算係数

同じ燃料に対する二酸化炭素、メタンガス、一酸化二窒素排出

燃料から熱又は電気への変換効率
• カスタム分析: ユーザーがこれらの値を指定
• ユーザ定義分析: ユーザが温室効果ガス排出係数を直
接入力 (バージョン 3.0 以上)

燃料及び変換効率は指定しない
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
ベースラインの定義
• 温室効果ガス排出計算の各種ベースライン:

歴史的、静的なベースライン (稼働中の全発電容量)

最近の傾向に基づく、歴史的、静的なベースライン

拡大プランに基づいた将来の静的なベースライン

将来の限界的でダイナミックなベースライン

その他
• RETScreen® ではプロジェクトコース中に1回ベースラインの変更が許さ
れる (バージョン 3.0 以上)
• 国際的、国家的、国内地域的ベースが可能
• 京都プロトコルについては交渉がさらに継続中
• ユーザはベースラインの選択を守るようにしなければならない、そして
排出削減の過大評価をすべきでない。
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
®
RETScreen は京都プロトコルのCDM及び
JI プロジェクトを容易にする
• クリーンデベロップメントメカニズム (CDM) プロジェクト:

先進諸国またはその企業が、途上国に温室効果ガス削減の投資をしたらこれらのプロ
ジェクトからクレジットを獲得する。
• 小規模 CDM プロジェクトは単純化されたベースライン方法の使用が可能

電力プロジェクト ≤ 15 MW

エネルギー効率プロジェクト 削減量 ≤ 15 GWh /年
• ジョイントインプリメンテーション (JI) プロジェクト:

先進諸国またはその企業は、 GHG 排出削減クレジットを取得した、その他の京都プロ
トコルに基づく排出削減目標を有する国(アネックスⅠ国)から温室効果ガス削減クレ
ジットを取得する。

市場経済社会へ移行中の国における典型的なプロジェクト
• CDM 及び JI プロジェクトはベースラインシナリオ達成以上の排出削減の
付加を証明する必要がある。
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
結論
• RETScreen® はクリーンエネルギープロジェクトと基本ケー
スシステムを比較し、年間温室効果ガス削減を計算する。
• 使うのは簡単だが、ユーザは、大規模プロジェクトについて
は注意深く基本ケースシナリオを確定することが要求される。
• モデルは京都プロトコルに基づいた予備フィージビリティスタ
ディの段階で現れるルールを考慮している。
• 信頼性を維持するために、ユーザは提案プロジェクトの温室
効果ガス削減を過大評価すべきでない。
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.
質問?
写真提供: Environment Canada
www.retscreen.net
©カナダ天然資源省 2001 – 2005.