芸術・デザイン系プロジェクト

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九州大学日本芸術文化資料庫事業
2006年6月14日リリース>12月21日
湯本長伯・岡崎久司(九州大学)
2008年6月18日(水)
個人認証・参照履歴・アクセス権限管理
資料データベース
適切なリンク
4層のサーバー構成
拡張性の高いシステム構成
認証サーバー
システム構成
参照履歴サーバー
アクセス権限サーバー
資料サーバー
個人毎に異なる内容を提示・記録する
早く・的確に求める資料を閲覧できる
[ 共同研究 ]
九州大学・日本芸術文化資料庫事業
-九州大学から日本芸術文化の粋と広がりを
発信する
•
•
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•
•
目的
事業の枠組み
費用
期待される効果
組織/事業構成
9分野で考える
1.目的
• a.教育・研究の基礎となって来た(日本)芸術文
化資料の共有を、紙媒体では維持が困難という
背景を踏まえてInternetを通じて行うと共に、一国
の文化発信とする(共有と発信)。
• b.資料の全体に「編集」という概念を加え、選択
された代表作品により、本質的な文化理解を供
する。
• 「文化の核」概念形成に挑戦する(文化の核概念
形成)。
1.目的
• c.本学に関連の深いアジアの人々(留学生・交
換研究者等)を意識し、日本理解を深めるという
ことも重要な目的とする。同時に、外に向けた発
信は内への発信ともなり、根源的な教育効果も
目的とする。(幅広い根源的な教育効果)
• d.芸術文化事業という位置づけに加え、知的財
産・産学(官)連携という概念を加える(知的財産
権の保護・管理)(異種連携・異種融合による新
しい知の生産)。
1.目的
• e.共同研究成果等の知的生産物を知的財産と
捉え、これを知的価値だけでなく知の経済価値と
いう新しい価値観で見ることを目的とする。これ
により、「学問分野に新しい展開をもたらす」こと
と、文化を「社会経済活動とも融合した、より社会
的な活動とする」ことに繋げる。
• f.多くの文化財からエッセンスを選ぶことで全体
理解を深めることと並行し、全国市町村レベルで
の文化財指定データも収集整理して提供し、悉
皆性網羅性も具備する。
2.事業の枠組み
• a.全体の数量は委員会での議論に俟つが、上
限を1000程度、あるいは1分野で100選など、一
定の目処を設ける。
• b.情報を提供するシステムには特別な技術開
発は不要であり、むしろ編集委員会を始めとする
発信者の組織化が重要という観点に基づき、誰
が誰に向けて発信するか、運営組織内で十分に
検証・概念設計する。
2.事業の枠組み
• c.上記資料の編集意図を表現し広く普及
すべく、紙媒体資料による簡易なテキスト
をも追って作成する
• d.上記資料の選定編集が、資料発信の
目的に鑑み死活的に重要であることから、
できる限り国内外の有識者より批評を得て
、定期的に編集委員会がこれを反映する
2.事業の枠組み
• e.収蔵資料は順次拡充して行くこととし、
選択編集も段階的に行う
• f.以上の研究・事業を遂行するため、九州
大学内に「運営研究組織」を置く
3.費用
• a.初期の準備的作業段階については、九
州大学の諸研究経費を当てる
• b.本格的な運営研究組織の活動につい
ては、政府等の公的研究事業助成を獲得
し、これに当てる(科学研究費2008~12)
• c.その他、産学官連携による大学外部の
資金を当てる
4.期待される効果
• a.国内外に散在する重要資料を、横断的俯瞰
的に吟味可能とすることで、日本の文化芸術に
関する研究教育に広く資する
• b.日本、特に九州大学の留学生・経験者、ある
いは将来の希望者が日本の芸術文化の真髄に
触れることで、文化的連帯性・共感を得、さらに
は高次の理解を醸成する
• c.広くアジア全域の学生・研究者に、日本の文
化芸術の真髄を提供し、理解・共感からアジア本
来の文化的連帯性を確認し、さらなる理解と次な
る研究成果を生産する
5.組織
•
運営研究組織を2段編成とし、「運営委
員会」(事業全体の運営に当たる)、及び、
「編集委員会」(6/9分野のそれぞれの作
品選定、及び、その解説文等を編集する)
を軸に進める。編集委員の下に、編集WG
を置く。
• 2つの委員会事務は、事業事務局が直接
サポートを行う。
6.事業構成
• a.分野分け
• 考古、建築、絵画、彫刻、工芸(陶磁・漆工
・刀剣等金工・染織等)、文字資料(書籍・
典籍)、9分野
• (Ex. 京都国立博の分類:考古、陶磁、彫
刻、絵画、書跡、染織、漆工、金工)
6.事業構成
• b.発信形態(言語等)
• 和文及び英文(必須)
• 出来るだけ中文・ハングルを付
け加える
6.事業構成
• c.選択基準・枠組み
• ○先史古代から現代までの範囲で、日本芸術
文化の「流れ」「歩み」を表すこと
• ○数量は委員の議論に俟つが、積集合を優先
する
• ○代表作は、「流れ」「歩み」に関わらず拾う
• ○編集委員候補選抜においては、協調性を優
先する
6.事業構成
• d.発信組織
• 運営委員会-編集委員会-解題・執筆W
G といった3階層で考えるの(別添図)
発信組織
運営委員会
事務局:九州大学
編集委員会(編集主査+運営委員)
解
題
解
題
解
題
解
題
解
題
解
題
執
筆
WG
執
筆
WG
執
筆
執
筆
執
筆
執
筆
考古
• 森田 稔(前京都国立博物館学芸部長、
現九州国立博物館学芸部長)
• 監修:三輪嘉六(九州国立博物館長)
西谷 正(九州歴史資料館長)
建築
• 中川 武(早稲田大学建築学科教授)
• 溝口明則(名城大学教授)
• 河上信行(文化財建築研究所長)
絵画
• 西上 実(京都国立博物館主任研究員・課長)
彫刻
• 伊東史朗(前文化庁主任研究官)
陶磁器
• 吉良文男(陶磁研究者)
日本東洋陶磁学会理事 等
金工:刀剣等
• 原田一敏
(東京国博・法隆寺宝物館長)
染織(染色織物)
• 丸山伸彦(武蔵大学教授)
漆工
• 内田篤呉(MOA美術館・学芸部長)
書跡・典籍
• 藤本孝一(前文化庁主任研究員、
龍谷大学客員教授、
冷泉家文書研究者
共同:岡崎久司(前五島美術館学芸部長、
九州大学客員教授、
早稲田大学客員教授