Transcript 道州制のイメージ（概要版）(パワーポイント文書)

道州制のイメージ（概要版）
１
道州制が議論される背景
○ 日本が抱える諸課題を解決するための有効な手段として、道州制は議論されている。
●地方の疲弊・東京一極集中
●画一性・中央集権・縦割り行政の弊害
●多重行政の弊害
２
○地方の活力の向上
○住民ニーズに対応した行政運営
○行政のスリム化・迅速化
道州制の概要
○ 道州制とは、都道府県に代わり新たな広域自治体として「道州」を設置し、
○分権型（地域主権型）社会を実現するための制度
◇国と地方、官と民の役割分担を抜本的に見直し、国の形をかえるもの。
・地方公共団体は道州と市町村の二層制 ・国は外交、防衛、通貨など国の存立に関する役割に専念
・市町村の充実強化
・道州は広域的な事務や高度な技術･専門性を有する事務を実施
・簡素で効率的な行政を構築し、併せて民の活力を最大化
◇地方が自己決定・自己責任の原則に基づき地域経営を行うためのもの。
○二つの壁 をなくす制度
◇ 権限の壁をなくす
◇県境の壁をなくす
○一国に匹敵する自立した経済圏を形成するためのツール
◇ 人､企業､ＮＰＯなどのパワーを結集し､内外の諸地域との連携・競争を通じ､地域の経済力を底上げする。
東北州になるとどうかわるのか
《内政に関する権限のほとんどが道州と市町村に移譲され、それを行使するための財源・人員も同様に移譲されることを前提》
福祉・保健・医療
○医師、病院、大学間の医療情
報・技術、人材の交流が進み医療
サービスの質が高まる。医学部定
数の設定を道州が行い、医師不足
の解消を図る。
産業
○大学・研究機関の研究成
果を道州内の企業に還元し
ていくことにより、新技術、
新商品の開発や新規産業の
創出が促進される。
社会資本整備
○統一的なビジョンのもとで整
備されるので、機能強化や効率
化が図られる。
雇用
○法人税の軽減や外資優遇の
措置を講じて企業立地を促進
するなどにより、働く場を確
保し、域内定住を進める。
人材育成
農業・農村
○技術等を相互に活用すること
で、高付加価値・高品質の農畜
産物の生産・販売を促進し、東
アジアの食糧供給基地の地位を
確立。農村景観、食文化等の地
域資源のネットワーク化により
滞在・交流型観光の場としての
機能を発揮する。
○この地域の大学で研究実績の
ある分野の教育研究プログラム
を拡充するとともに、アジア地
域など海外との学術交流や留学
生相互受け入れを通じ、国際的
な視野を持った産業を担う人材
の育成と人的ネットワークを構
築する。
環境
○豊かな森林資源など東北特有の自然環境を維持するとともに、多様な地形を活用した風力
発電などのクリーンエネルギーの開発・普及、バイオマス資源の利用、排出権取引の促進な
どにより、環境先進地として発展できる。