教育現場における組織行動マネジメントの有用性

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教育現場における組織行動マネ
ジメントの有用性
武藤ゼミ3回 河野光
1.問題
現在の学校教育場面において、公立小学校
及び公立中学校の教師が「知的発達に遅れ
はないものの、学習面や行動面で著しい困難
を持っている」と感じている生徒の割合は
6.3%にのぼることが文部科学省の調査に
よって明らかになっている(文部科学省,
2003)。
1.問題
しかしながら、
専門機関における人員不足
教育現場での知識、認識不足
全ての児童をカバーできる体制が整ってい
ない。
1.問題
児童へのアプローチだけではなく、施設や学
校へのアプローチを図る必要性
施設や学校における随伴性、人的、物的環
境の変容
2.目的
本研究では、教育者の高機能自閉症やAD
HD、LDなどをもつ児童に対する、適切で統
一された対応を形成するための手段として、
組織行動マネジメントの有用性を検証する。
3.方法
3.1 被験者
学生15名程。教職課程を受講している人が
望ましい。被験者を5名1グループ、計3グ
ループに分ける。それを、実験群1、実験群2、
統制群とする。
3.2 実験デザイン
群間比較法
3.方法
3.3 実験課題
本実験では、課題として実験者が作成した
テストを使用する。テストは、高機能自閉症や
ADHD、LDなどをもつ児童特有の行動に対
して、指導者としての適切とされる対応を問う
もので、行動分析の総合的な知識が必要とさ
れるものとする。問題は選択肢か、記述に
よって回答させる。
3.方法
3.4 介入
①実験群1(teaching群)
課題にかかわる知識を教授
②実験群2(meeting群)
課題についての疑問や提案を話し合う
③統制群
介入なし
3.方法
pretest
介入2
test3
介入1
test2
test1
介入3
4.予想データ
100
90
80
70
60
正答数 50
40
30
20
10
0
pretest
test1
test2
test3
1
2
実験群
3