Transcript その4 - 静岡労働局
1 三島信用金庫現況 【所在地】 静岡県三島市芝本町3-14 【創立】 1911(明治44)年1月21日 【職員数】 926名 職員768名(男463名:女305名) 嘱託65名、パート48名、派遣45名 2 【事業内容】 協同組織金融業(信用金庫) 三島信用金庫現況(H24.9.30) 【預金積金残高】 7,856億円 【貸出金残高】 4,005億円 【自己資本比率】 25.08% 3 地域に密着した営業 【店舗数】 静岡県東部と伊豆半島 (沼津市・三島市・裾野 市・伊豆市・伊豆 の国 市・熱海市・下田市・伊 東市・駿東郡・田方郡・ 賀茂郡)に52店舗 4 協同組織の 金融機関 地域 顧客 共存 同栄 従業員 金庫 経営理念 5 【基本方針】 1.地域の発展と顧客の繁栄に貢献する 1.健全経営によりたゆまぬ成長をはかる 1.働きがいとゆとりある職場をつくる 6 さんしんでは男女問わず、個々の能力・適 性に応じた人財育成を進め、職員一人ひとり がその能力を最大限に発揮して活躍するこ とができるよう、ポジティブ・アクションの推進 に取り組んでいます。 また、さんしんは静岡県の「男女共同参画 社会づくり宣言事業所」となり、仕事と育児・ 家庭の両立ができる職場環境づくりと男性の 育児参加促進に取り組んでいます。 7 平成23年1月、さんしんはポジティブ・アクション宣言をしました。 三島信用金庫では、職場における「男女共同参画」をさらに推 進するため「ポジティブ・アクション」を策定しました。これは、男 女問わず、個々の能力・適性に応じた人財育成を進めることに より、当庫の体力を強化し、経営理念の実現をめざすもので、 これまで必ずしも幅広い職務を経験していない女性職員に対し て、特別な研修などの支援を行い、女性職員がさらに活躍でき る職場環境づくりを推進していきます。平成23年1月19日 8 三島信用金庫では、男性職員に比べ、女性職員の多くは事務部 門の業務に従事してきましたが、幅広い業務で活躍できるよう、 今後3年間にわたり、女性職員の職域拡大のための特別研修 や、管理職育成のための計画的な取組みを行います。これによ り、男女を問わず、個々の職員の能力・適性に応じた人財育成 を進め、能力の伸張、モチベーションの向上を図ろうとするもの です。 こうして育成された人財が活躍することにより、「地域の発展と顧 客の繁栄に貢献する」という三島信用金庫の経営理念が実現す ることを目指します。 ポジティブ・アクションの目標と具体的な取組みの主なものは 次 のとおりです。 9 ①目標 今後3年を期間として、以下の目標を達成すること とします。 ◆女性の職域を拡大し、全ての職種に男女ともに 配置する ◆女性の管理職登用を促進し、管理職に占める 女性の割合を現在の2倍以上にする ◆ワーク・ライフ・バランスを実現し、男女ともに仕 事と家庭を無理なく両立できるようにする ◆固定的な男女の役割分担意識を解消し、男女 平等な職場環境・職場風土をつくる 10 ②具体的な取組み ◆女性職員の職域拡大 <女性のみまたは女性を優先的に対象とするもの> ・新たな職務に配置する女性のための特別研修の 実施(マンツーマンリーダーによるきめ細かな実 務研修を含む) ・対外的な業務に配置する際の取引先等への事 前説明 ・女性の外部研修への参加等による幅広い経験の 付与 <男女双方を対象とするもの> ・男女ともに使いやすい設備(バイク、かばんなど) の導入 ・職務内容、職責に応じた雇用管理制度(給与制 度を含む)の構築 ・すべての業務を経験する新人教育研修の導入 11 ◆役席等を含む女性管理職の増加 <女性のみまたは女性を優先的に対象とするもの> ・モデルとなる女性の育成 ・メンター制度の導入 ・女性管理職間のネットワークづくり(交流会の開 催など) <男女双方を対象とするもの> ・男女に公正な評価を行うための評価者研修の 実施 ・キャリア形成についての相談体制の整備 12 ◆ワーク・ライフ・バランスの実現 <男女双方を対象とするもの> ・両立支援措置の周知と利用状況の検証 ・休業後の職場復帰円滑化のための本部研修の実 施 ・柔軟な出退勤時間による残業時間の削減 ・男性の育児参加の促進(学校行事への参加、育児 休業の取得など) 13 ◆職場風土の改善・男女の役割分担意識の解消 <女性のみを対象とするもの> ・女性の活躍に関する理解の促進(外部講師等 による研修など) ・女性の意欲向上への配慮(会議への女性の参 加、発言の奨励など) <男女双方を対象とするもの> ・男女の役割分担意識解消のための管理職等へ の意識啓発 ・男女共通の新人教育研修(ジョブローテーション を含む)の導入 14 次世代育成支援対策推進法に基づく「事業主行動計画」 三島信用金庫は、静岡県の「男女共同参画社会づくり宣言事 業所」となり、男性の育児参加がしやすいなどの仕事と育児・ 家庭の両立が出来る職場環境づくりのため、以下のとおり 行動計画を策定した。 1.計画期間 平成23年4月1日~平成26年3月31日 15 2.次世代育成支援対策 (1)妊娠中や出産後の女性労働者の健康の確保について、 労働者に対する制度の周知や情報提供および相談体制 の整備の実施 ①母性健康管理指導事項連絡カードの活用を促す。 ②人事課担当者による相談体制を充実する。 (2)子どもが生まれる際の父親の休暇の取得の促進 ①『配偶者出産特別休暇』の取得促進を図る。 (3)育児・介護休業法の育児休業制度を上回る期間、回数等 の休業制度の実施 ①一定の条件を満たした場合に育児休業期間を延長する ことができることを周知する。 (保育所に入所出来ないなどの場合に2歳に達するまで 休業を延長できる) 16 (4)育児休業を取得しやすく、職場復帰しやすい環境の整 備としての措置の実施 ①男性の育児休業取得を促進するための措置の実施 ・男性の育児休業取得について周知をするとともに取 得促進を図る。 ②労働者の育児休業中における待遇および育児休業後の 労働条件に関する事項について周知 ・管理者および妊婦あるいは育児休業中の者に対し、復 帰後の配属先等について人財開発部にて面談を行う。 (5)育児休業期間中の代替要員の確保や業務内容、業務体 制の見直し ①退職者にパート登録を依頼する。 17 (6)育児休業をしている労働者の職業能力の開発及び向上の ための情報提供 ①検定試験等の案内を行い、受験を促す。 (7)労働者が子どもの看護のための休暇を取得できる制度の 導入 ①有給休暇とは別枠で、年間5日間「子供の看護のための 休暇」が取得できることを周知する。 (8)育児・介護休業法に基づく育児休業や時間外労働・深夜 業の制限、雇用保険法に基づく育児休業給付、労働基準 法に基づく産前産後休業などの諸制度の周知 ①出産育児休業中の案内を作成し、妊娠時に配布。 18 ( 9)出産や子育てによる退職者についての再雇用制度の実施 ①身分変更制度の周知と活用。(パートとして再雇用され た後、嘱託・ 職員への登用) (10)働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備 ①所定外労働の削減のための措置の実施 ②ノー残業デーの実施を促進するため、イントラネットの メールにて毎月ノー残業デ-の日を通知する (11)年次有給休暇の取得の促進のための措置の実施 ①子供の参観日等での「半日休暇制度」の利用促進を図る。 (12)若年者に対するインターシップ等の就業体験機会の提供、 トライアル雇用等を通じた雇入れ又は職業訓練の推進策 ①地元大学などからのインターンシップの受け入れを継続 実施する。 19 20 厚生労働省「平成24年度均等・両立推進企業表彰」の「ファミリー・フレン ドリー企業部門 静岡県労働局長優良賞」を受賞しました。 三島信用金庫は、「仕事と家庭の両立支援」の推進(ワーク・ライフ・バランスの推進)において、厚生労 働省「平成24年度均等・両立推進企業表彰」の「ファミリー・フレンドリー企業部門 静岡県労働局長優良 賞」を受賞しました。 三島信用金庫は平成23年度も「均等・両立推進企業表彰」で「均等推進企業部門 静岡労働局長奨励賞」を受賞しています。 <表彰理由> 「仕事と家庭の両立支援プロジェクトチーム」を設立し、仕事と育児・家庭の両立ができる職場環境づくり と男性の育児参加促進の取組等を定めた「ワーク・ライフ・バランス宣言」を定め、その実現に向けた取 組を進めている。 過去3年間に男性15名(取得率31.9%)、女性37名(取得率100%)が育児休業を取得。 育児・介護休業開始から10営業日については給与を全額支給。 子が小学校就学前まで利用できる育児短時間勤務制度や通算180日まで取得可能な介護休業制度等 法律を上回る規定を整備している。 <均等・両立支援企業表彰とは・・・> 厚生労働省では「女性労働者の能力を促進するための積極的な取組(ポジティブ・アクション)」及び「仕 事と育児・介護との両立支援のための取組」について、他の模範というべき取組みを推進している企業を 毎年表彰しています。 21 三島信用金庫 22 〈メモ〉 23 〈メモ〉 24