昭和大学 公的研究費使用ガイド

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科学研究費について
-文部科学省・日本学術振興会-
1.公的研究費(競争的資金等)について
公的研究費とは?
ここでいう公的研究費とは、
文部科学省・文部科学省が所管する独立行政
法人 (日本学術振興会等)
から配分される、競争的資金を中心とした
公募型の研究資金
国民の税金
国民の信頼
に応える
1.公的研究費(競争的資金等)について
1)文部科学省の競争的資金
→ 科学研究費など
2)文部科学省が所管する独立行政法人から配分される競争的資金
→戦略的創造研究推進事業など
3)文部科学省の公募型の研究資金
→ 私立大学学術研究高度化推進事業
(ハイテク・リサーチ研究等)など
4)文部科学省が所管する独立行政法人から配分される公募型の研究資
金
→地域研究開発資源活用促進プロジェクトなど
1.公的研究費(競争的資金等)について
これら公的研究費には、不正を防止するために「研究機関における公的研究
費の管理ガイドライン(実施基準)」(このガイドラインについては、研究助成課
のホームページにて公表中です。)が平成19年2月に文部科学大臣決定で発
表されました。
このガイドラインに沿って昭和大学は現在、体制整備等を行っている段階です。
整備され次第、ホームページ、メール等で公表していきますので、それに従って
ください。
今回、物品の発注・検品の体制が変更になっています。このガイドラインに
沿ったものでありますので、ご協力お願いします。
2.科研費について
2-1 目的・性格
科研費・・・人文・社会科学から自然科学
基礎から応用
「学術研究※」を格段に発展させることが目的
※研究者の自由な発想に基づく研究
独創的・先駆的な研究に対する「競争的研究資金」
2-2 科研費に関するルール
①応募ルール ②評価ルール ③使用ルール
2-3 研究種目
Ⅰ.科学研究費
Ⅱ.特別研究促進費
Ⅲ.学術創成研究費
3.研究の実施について
3-1.科研費の使用にあたって
公正かつ最小の費用で最大の効果が上がるよう効率的に使用してくださ
い。
3-2.研究期間(3月31日まで)
補助金の使用期間
昨年度からの継続課題 4月 1日~2月27日
今年度からの新規課題 4月 9日~2月27日
3-3.研究開始後の変更→事前に研究助成課へ
研究組織の変更(代表者・分担者)、研究の廃止・中断
研究費使用内訳の大幅な変更
※事後の提出だと学長名で理由書の提出が必要となりますので、
ご注意ください。
5.連絡方法について
何かご連絡することがありましたら、原則メールでお知らせを
お送りします。
また、メーリングリストも作成しましたので、ガイドラインに沿った
体制づくり等のお知らせも行っていきますので、メールのチェック
をお願いします。
6.研究終了後の報告書等について
6-1.年度終了の手続き
年度終了時に研究実績報告書を作成し、提出することになっています。
1月中旬に通知して、3月下旬にご提出いただくことになります。
詳細につきましては、1月にお送りする通知でご確認ください。
6-2.研究期間終了の手続き
研究期間最終年度に研究成果報告書等を作成し、提出することになってい
ます。
平成20年度より大幅に変更になりますので、決まり次第お知らせします。
7.科研費に関するお問い合わせ先
(相談窓口)
平成20年度 科研費に関しては、以下の事務局スタッフで行います。
財務部研究助成課
(TEL)03-3784-8019 [ 直通 ] (内線8019)
(FAX)03-3784-8012
(E-mail)[email protected]
昭和大学
公的研究費使用ガイド
平成20年度 科学研究費
1.相談窓口
昭和大学財務部研究助成課
旗の台1号館1階
〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
TEL: 03-3784-8019
FAX: 03-3784-8012
E-mail: [email protected]
2.対象補助金について
科学研究費補助金
(文部科学省・日本学術振興会)
ハイテクリサーチセンター
大学院高度化研究
教育学習方法等改善支援
昭和大学共同研究
※厚生労働科学研究費については、
別に定めます。
3.研究期間について
新規課題・・・平成20年4月9日~
継続課題・・・平成20年4月1日~
研究費の使用期限
平成21年2月27日まで
4.支払日について(平成20年7月)
月
火
1
水
2
木
3
金
4
7/23(水)支払い
7
8
9
15
16
7/30(水)支払い
21(祝)
22
23
8/6(水)支払い
28
29
8/13(水)支払い
11
17
18
24
25
31
8/1
7/30(水)支払い
7/23(水)支払い
14
10
30
8/6(水)支払い
8/13(水)支払い
8/20(水)支払い
5.支払いについて
5-1 支払い期限について
請求書・領収書の日付・・・2ヶ月以内
5-2 支払い方法について
郵便振込・現金 → ×
5-3 立替払いについて
原則禁止
5-4 クレジットカード払い
(1)海外で使用 (2)インターネットでカードのみ
(3)海外でカードでの支払いが一般化しているもの
6.使用について
支出できるもの
①物品費(機器備品・消耗品)
②旅費(国内・国外)
③謝金
④その他
(印刷費、複写費、現像・焼付費、通信費、運搬
費、会議費、レンタル費用、機器修理費用 等)
6.使用について
使用できないもの
①研究課題の研究と関係のないもの
②建物等施設に関する整備
③研究機関で通常備えるべき備品
④研究中に発生した事故・災害の処理
⑤間接経費を使用することが適切なもの
⑥他の資金を混ぜた使用
⑦年度を超えた使用
6.使用について
6-3 証拠書類について
◎宛名
「科研費・種目(基盤研究(C)など)・研究者名」
※ただし、納品書は
「昭和大学(施設名)・教室名」でも可です。
◎日付
必ず日付が記入
見積書、納品書、請求書の順になっているか
7.物品費について
機器備品と消耗品
「機器備品」・・・単価10万円以上の物品
「消耗品」 ・・・単価10万円未満の物品
7.物品費について
単価10万円以上の機器備品、総額10万円以上の消耗品
研究代表者・分担者
2社以上に見積書を依頼
業者
見積書を作成し、研究者へ
研究代表者・分担者
購入許可願書、見積書(2
社以上)を研究助成課へ
研究助成課
購入許可書を作成、発注
研究助成課
支払いへ
支払申請書・見積書・納品
書・請求書を提出
研究代表者・分担者
研究者が検収、納品書に
印を押す
事務局※経由
事務局が検収、納品書に
検収印
業者
7.物品費について
総額10万円未満の消耗品、至急の場合
研究代表者・分担者
見積書を依頼
業者
見積書を作成し、研究者へ
研究代表者・分担者
発 注
業者
研究助成課
支払いへ
支払申請書・見積書・納品
書・請求書を提出
研究代表者・分担者
研究者が検収、納品書に
印を押す
事務局が検収、納品書に
検収印
事務局※経由
7.物品費について
◎発注
発注段階(見積書)が
単価10万円以上の機器備品
総額10万円以上の消耗品
研究者から購入許可願・見積書(2社以上)
研究助成課が業者へ発注(電話連絡 or FAX)
7.物品費について
◎発注
発注段階(見積書)が
総額10万円未満の消耗品
研究者が見積書
研究者が業者へ発注
7.物品費について
◎検収
すべての機器備品・消耗品
①事務局
②研究代表者 の2カ所で検収
納品時の個別伝票に押印
研究者から支払手続時にこの個別伝票を提出
7.物品費について
検収担当事務局
旗の台・大学病院 →
附属病院
→
横浜キャンパス
→
富士吉田キャンパス →
研究助成課
管理課
教務課
教務課
7.物品費について
◎業者が持ち込み納品の場合
業者
物品を持って
事務局へ
事務局
検収し、検収
印を押印
研究代表者
検収し、検収印を押印
伝票の納品書を渡す。
◎宅配便等による納品の場合
業者
物品を郵送納
品書を同封
研究代表者
事務局へ物品
を持参
事務局
研究代表者と事務局が
検収し、検収印を押印
7.物品費について
◎研究者が直接購入の場合、緊急の場合
販売店
事務局
研究代表者
が事務局へ
検収し、検収
印を押印
研究代表者
検収し、検収印を押印
伝票の納品書を渡す。
◎研究室から持ち出しが不可能な場合
ご連絡いただければ、事務局が検収に伺います。
7.物品費について
図書
図書館に寄付願・納品書と図書を持って行き、
登録必要な図書か判断し、必要があれば登録す
る。
注意事項
量販店でのポイントは貯めること・使用すること
が出来ません。
8.旅費について
注意事項
航空機・・・エコノミーのみ
マイル登録×
利用基準は、P16参照
鉄 道・・・グリーン料金×
片道70km以内の移動は、日当×
8.旅費について
国内外旅費の場合
研究代表者・分担者
出張許可願を作成、研究
助成課へ提出
研究助成課
出張命令書を作成
研究代表者・分担者
旅行会社等に頼む場合には、請求書で
事前に支払いすることができます。
書類確認、支払いへ
研究助成課
支払申請書・出張報告書・
領収書、証書類を作成
研究代表者・分担者
国内外出張へ
旅費・宿泊費・日当は規定額内
飛行機を利用した場合には、
チケットの半券(往復)を提出
9.謝金について
謝金の場合
研究代表者
アルバイト採用届を作成、
履歴書とともに研究助成
課へ提出
研究助成課
研究代表者にアルバイト
に関する説明を行う
研究代表者
アルバイト者の管理監
督など
研究代表者
1ヶ月を超えて謝金を支出する
場合には、研究助成課へ
ご相談下さい。
アルバイト者から領収書を
取り、研究助成課へ提出
研究代表者
書類確認、支払いへ
研究助成課
アルバイト費精算、支払申請
書等翌月10日までに提出
研究代表者
10.その他について
その他の場合
研究代表者・分担者
見積書等を取り、研究代
表者が注文
※郵送費使用の場合には、
郵送使用明細書が必要
※会議費使用の場合には、
会議費使用明細書が必要
業者
購入・納品・実施等
研究代表者・分担者
支払申請書、見積書、納品書、
請求書、証拠書類等を研究助
成課へ提出
書類を確認、支払いへ
研究助成課
※役務(英文校正、修理等)を利用したとき
→取引がわかるものを提出(校正された文
書やメール、作業完了書等)
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
①昭和大学のホームページ内の「学術・研究活動」をクリック
「学術・研究活動」をクリック
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
②「昭和大学研究助成のページ」をクリック
「昭和大学研究助成のページ」をクリック
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
③「代表者専用」をクリック
「代表者専用」をクリック
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
④ID・パスワードを入力し、ログオンをクリック
「ID・パスワード」を入力後、
ログオンをクリック
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
購入申請A・・・単価10万円以上の機器備品or 総額10万円以上の消耗品、図書の購
入許可願書、支払申請書、寄付願書の作成
購入申請B・・・総額10万円未満の支払申請書、寄付願書の作成
出張関係・・・国内・国外出張の許可願書、支払申請書、報告書の作成
謝金関係・・・謝金のアルバイト採用届、履歴書、アルバイト出勤簿、アルバイト出来
高記録簿、支払申請書、領収書の作成
その他・・・その他の支払に関する支払申請書、郵送使用明細書、会議費使用明細
書の作成
使用状況確認・・・支払いの明細や残高を確認
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
必要事項を入力して、「保存して次へ」をクリックし
てください。
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
「許可願書印刷」「支払申請書印刷」「寄付願印刷」でそれぞれ
印刷後、「データ確定」をクリックしてください。
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
印刷時の注意事項
印刷する時は、ブラウザの「ファイル」内の「ペー
ジ設定」で「ヘッダーとフッター」を空欄にしてくだ
さい。
「OK」をクリック
11.提出書類の作成、公的研究費の管理について
印刷時の注意事項
下記の画面が表示されますので、「ページ設定」より「ヘッ
ダーとフッター」を空白にしてください。
印刷して押印して提出してください。
必要に応じて記入が必要な部分があります。
12.監査について
【学外監査】
不定期に会計監査院等による実地検査が実施されます。
業者の納品状況、謝金の勤務状況、旅費のスケジュール確認、等
研究者とのヒアリングも行われた。
研究の内容に関する事項や実地検査、公的研究費使用の内容について
は、研究者ご自身で対応していただきますので、ご承知おきください。
【学内監査】
ガイドラインに基づいて学内で監査部門を組織して「通常監査」「特別監
査」を行います。
「通常監査」・・・書類監査
「特別監査」・・・書類上の調査に止まらず、実際の公的研究費使用状況や
納品の状況等の事実関係の厳密な確認を含めた徹底的な
監査
13.不正使用について
不正使用の態様例
「預け金」・・・架空の取引により大学に代金を支払わせ、業者に預け金として
管理させること。
→不正な取引に関与した業者へ取引停止等の処分方針を規程に準備中
「カラ出張」・・・実体を伴わない出張の旅費を大学に支払わせること。
「カラ謝金」・・・実体を伴わない作業の謝金を大学に支払わせること。
・補助金の返還命令
・一定期間の応募資格停止措置
・刑事罰
これらは、研究代表者・分担者に関わらず行われますので、ご注意ください。
また、研究者個人の問題だけではなく、大学機関全体にも影響しますので
ご注意ください。
規程について
・現在、研究費に関する規程を作成中です。
その中には、不正に関わった場合には、学内研
究費の停止等の罰則も含まれています。
最後に
研究費の使用は、計画的に行ってください。
年度末に支払いが集中することがないように
お願いします。
何かありましたら、研究助成課へご相談下さい。