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UMIN学会向け情報サービス説明会
(平成11年11月19日、於:東大病院MINCS室)
次第
1.ご挨拶
櫻井恒太郎(運営委員長)
2. 学会向け情報サービスのご説明
木内貴弘(事務局長)
資料URL http://www.umin.ac.jp/gakkai.ppt
3.デモンストレーション
4.質疑応答
お知らせ
学会事務局に勤務される方がUM
INのアカウントを取得できるように
なりました。
登録の資格の追加
医学・医療・生物学関係の非営利機関(学会・公益
法人・病院・研究所等)に勤務して、学術情報の取り
扱いを業務としている方(学会事務局職員、図書館
・図書室職員、文献データベース管理者等)
1.大学病院医療情報ネットワークのご紹介
UMIN
University Hospital Medical Information Network
UMINとは何か?
・国立大学病院のネットワーク組織
(歯学部附属病院を含む)
ネットワークの活用方法を考える組織を持つ
・東大病院内のセンターが、インターネット経由で
全国立大学病院にサービス提供
多くのサービスは、一般の医学・医療関係者にも提供
UMINの組織
事務局
事務小委員会
薬剤小委員会
運営委員会
看護小委員会
検査小委員会
技術小委員会
UMIN担当者
46大学(国立42、私立4)
0
1999/9/1
1999/7/1
1999/5/1
1999/3/1
1999/1/1
1998/11/1
20,000
1998/9/1
1998/7/1
Total
1998/5/1
1998/3/1
1998/1/1
1997/11/1
1997/9/1
1997/7/1
1997/5/1
1997/3/1
1997/1/1
1996/11/1
1996/9/1
1996/7/1
1996/5/1
1996/3/1
1996/1/1
1995/11/1
1995/9/1
1995/7/1
1995/5/1
1995/3/1
1995/1/1
1994/11/1
1994/9/1
1994/7/1
1994/5/1
1994/3/1
1994/1/1
利用登録者数3万2千名・月間ログイン件数約15万件
180,000
160,000
140,000
120,000
100,000
UMIN1
UMIN2
UMIN3
Total
80,000
60,000
WWW
40,000
TELNET
19
94
年
19 6月
94
1 9 年8
94 月
年
19 10
94 月
年
19 12月
95
年
19 2月
95
年
19 4月
95
年
19 6月
95
1 9 年8
95 月
年
19 10
95 月
年
19 12月
96
年
19 2月
96
年
19 4月
96
年
19 6月
96
1 9 年8
96 月
年
19 10
96 月
年
19 12月
97
年
19 2月
97
年
19 4月
97
年
19 6月
97
1 9 年8
97 月
年
19 10
97 月
年
19 12月
98
年
19 2月
98
年
19 4月
98
年
19 6月
98
1 9 年8
98 月
年
19 10
98 月
年
19 12月
99
年
19 2月
99
年
19 4月
99
年
19 6月
99
1 9 年8
99 月
年
10
月
月間WWW文書アクセス件数(約300万件)
3,500,000
3,000,000
2,500,000
2,000,000
1,500,000
1,000,000
500,000
0
目的
1.最新の医学・医療情報の提供
2.医学・医療上の交流の支援
3.大学病院間の作業の共同化による
業務負担の軽減
4.医学研究の支援
5.データ標準化及び諸統計の収集
UMINの利用登録の資格
1)医学・医療・生物学に関する高等教育機関等
の教職員・学生 (大学病院、大学医学部、薬学部、
看護学部、研究所等)
2)医学・医療・生物学関係の学会に所属して学術
研究活動を行っている研究者
3)医学・医療・生物学関係の非営利機関(学会・
公益法人・病院・研究所等)に勤務して、学術情報
の取り扱いを業務としている方(学会事務局職員、
図書館・図書室職員、文献データベース管理者
等)
運用している情報サービスのご紹介(1)
文部省文書広報システム
運用している情報サービスのご紹介(2)
医療材料データベース
運用している情報サービスのご紹介(3)
大学病院概況収集・検索システム
UMINの新規サービスの重点項目の推移
従来:大学病院向け業務情報サービス
データベース開発・購入、提供
業務用統計データ収集システム
現在:学会向け情報サービス
オンライン学術集会演題抄録登録システム
オンライン学会情報サービス(OASIS)
将来:医学研究支援サービス
臨床試験の無作為登録・割付・経過記録
疫学研究
疾病登録
2.オンライン学術集会演題抄録登録システム
経緯・経過等
サービス開始の経緯
日本循環器学会からの依頼(平成9年度)
要望のあるたびに逐次機能を追加
採用学会数
平成 9年度
平成10年度
平成11年度
平成12年度
1
3
26
46 (申請済みのもの)
プログラム開発の方針
汎用性を重視と安定性重視
→ CGI型を採用
→ プログラムの書き換えなしで各学会に対応
開発費
汎用性
機能
安定性
CGI型
○
○
△
○
クラ・サーバ型
(Win、Mac用)
JAVA型
×
△
○
△
△
△
○
×
採用学会: 53学会(日本医学会加盟24)
中部日本整形外科学会
日本核医学会
日本癌学会
日本救急医学会
日本高血圧学会
日本循環器学会
日本消化器外科学会
日本小児腎臓病学会
日本神経学会
日本心臓病学会
日本体力医学会
日本ペインクリニック学会
日本リハビリテーション医学会
日本臨床神経生理学会
日本消化器内視鏡学会
日本冠疾患学会
日本肝臓学会大会
日本肝胆膵外科学会
日本癌学会
日本癌治療学会
日本血栓止血学会
日本口蓋裂学会
日本集中治療医学会
日本獣医学会
日本小児科学会
日本小児感染症学会
日本小児循環器学会
日本小児腎臓病学会
日本消化器集団検診学会
日本消化器内視鏡学会
日本消化器病学会大会
日本消化吸収学会
日本障害者歯科学会
日本心臓ペーシング電気生理学会
日本心臓血管外科学会
日本人工臓器学会
日本腎臓学会
日本胆道学会
日本透析医学会
日本内視鏡外科学会
日本内分泌学会
日本脳腫瘍病理学会
日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本泌尿器科学会
日本病理学会
日本麻酔学会大会
日本輸血学会
日本臨床スポーツ医学会
日本臨床細胞学会
日本膵臓学会大会
脳神経外科コンピュータ研究会
脳卒中の外科学会
採用率
医学系学会全体
7.8% ( 53/681)
日本医学会加盟
25.5% ( 24/94)
臨床系
34.4% ( 22/64)
会員3千人以上 44.0% (22/50)
(日本癌学会、日本病理学会を基礎系とみなした。)
・臨床系に利用が偏っている
・大きな学会ほど利用率が高い
進んだ運用法を採用している学会
(平成11年11月現在)
・オンライン査読:
日本循環器学会、日本小児科学会
・インターネット以外での受付を中止:
日本循環器学会、日本内分泌学会、日本小児科学会、
日本消化器外科学会、DDW(日本消化器学会他)
・オンライン学会サービス(OASIS)との併用:
日本脳神経外科学会
・英語版の運用:
JASSH、日本循環器学会
オンライン登録率
予想外に高い!!
平成 9年 第62回日本循環器学会 88%
平成10年 第63回日本循環器学会 99%
平成11年 第64回日本循環器学会100%
(この年はオンライン以外では受け付け中止)
・医師だけが会員の学会は、最低でも80%のオンライン登録率
・所定用紙とオンラインの締切が近いとオンライン登録率が減る
・郵送の受付をやめた学会が既に約10学会
UMINセンター
インターネット
VAX
WWWサーバ
WWWブラウザ
新規登録
修正
抄録検索
機能等の概要(学会一般会員の立場から)
新規登録
パスワードを自分で選んで登録する
登録完了後、整理番号が発行される
修正
整理番号とパスワードを入力すると演題・
抄録の修正ができる
新規登録(演題抄録の入力)
新規登録(演題抄録のチェック)
新規登録(演題抄録の修正・再入力)
新規登録(チェックOK、もう一度内容確認・登録)
新規登録
(登録完了)
新規登録時のチェック機能
・文字数(予め設定された制限以上の文字数を拒否、
英文はWORD数による制限に対応)
・文字コード(JISに規定の文字以外は拒否)
・文字種(数字とそれ以外等)
・欠損値の拒否の設置
修正
(初期画面)
修正(確認画面)
修正(修正画面)
修正(再確認画面)
修正
(修正完了)
機能等の概要(管理者の立場から)
管理
抄録
状態・ログ管理
抄録集データ(演題番号等)
登録
抄録集ダウンロード
登録(一般用と同じ)
索引ダウンロード
登録データ管理(検索・修正) 発表
重複登録リスト
発表データ入力
登録データダウンロード
(セッション名、会場、座長等)
査読
プログラムのダウンロード
査読データダウンロード
公開
オンライン査読
一般公開データのダウンロード
採択
(演題抄録検索システム)
採択データ入力
採択データダウンロード
管理メニュー
登録メニュー
検索
登録メニュー
筆頭著者氏名
査読メニュー
(用紙による
査読)
査読
データ
ダウンロード
査読メニュー
オンライン査読
担当設定
査読メニュー
オンライン査読
査読状況
査読メニュー
オンライン査読
査読データ管理
採択メニュー
採択データ
入力
(バッチ入力も可)
抄録メニュー
抄録集データ
入力
(バッチ入力も可)
抄録メニュー
抄録集
ダウンロード
抄録メニュー
著者索引
ダウンロード
発表メニュー
発表セッションデータ入力
発表メニュー
プログラム
ダウンロード
公開メニュー
カテゴリー別
公開メニュー
検索システム
学術集会抄録フルテキスト検索システム
採択演題決定日
オンライン学術集会演題抄録収集システムの
演題検索機能で演題・抄録を提供
(訂正・取消し可があるため)
学会開催日
学術集会抄録フルテキスト検索システムに
演題・抄録を移し替える(訂正・取消しなし)
学術集会抄録
フルテキスト検索システム
オンライン学術集会
演題抄録収集システムの
演題検索機能
学術集会抄録
フルテキスト検索システム
1.総合
収録済みの学術集会
すべて
(収録数2万1千件)
2.学術集会別の通年
例:日本循環器学会
学術集会
(第62,63,64回の分)
3.各学術集会個別
総合
学術集会抄録
フルテキスト検索システム
総合
学術集会抄録
フルテキスト検索システム
考察: なぜに広まったか?
・無料だった<=>運用コストが安かった
汎用にプログラム設計・カスタマイズなし
新規開始でも2時間で準備
・使いやすかった<=>オンライン登録自体が便利だった
・応対・機能追加等の対応が速かった
・大きな事故がなかった<=>信頼性・運用体制がよかった
・サービス開始のタイミングがよかった
・学会運営業者が宣伝してくれた。
考察: 民間でやったらうまくいったか?
・コスト高で普及が遅れる
・中小業者の乱立ー>機能充実しない。
・逆に寡占状態になったら価格があがる。
・大学の権威も多少役立った
JISコードしか利用しないようにできた
考察: 無料の状態でどのくらいの学術
集会を扱えるか?
・演題件数100件以上のすべての医学・医療・生物
学系の学術集会を運用できる(推定している)。
?
・技術革新:
初回の場合でも1件あたり2、3時間で準備できる。
・初回が手間がかかる。初回の学会は減っていく。
・更なる運用省力化のプログラム開発をしている。
考察: 結果的に......
・電子化された書誌情報・抄録が一個所に集まった。
学会毎に業者がついてしまって電子化された書誌情報・抄録が分散す
る事態を避けることができた。
・書誌情報・抄録のフォーマットが統一された。
ほとんどの学術集会の書誌情報・抄録を収納できるフォーマットがわか
った。
・公的な機関が主導したので医学関係者に書誌情報
を無料で提供できた。
3.オンライン学会情報サービス(OASIS)
OASIS = On-line Academic Society Information Services
概要
会員制ホームページ(プル型情報サービス)
と
メーリングリスト(プッシュ型情報サービス)
が
会員名簿
と
連動するシステムを提供することにより、学会
会員に総合的な情報サービスを提供できるシ
ステム
会員制ホームページ
・UMIN登録者のうち、あらかじめ決められた
IDのグループしかアクセスできないホーム
ページ
プル型情報サービス
・自分の意志で能動的に情報を取得するタイ
プの情報サービス(=>見に行く)
メーリングリスト
・ある指定されたアドレス宛に電子メールを送
ると登録されたメンバー全員に電子メールが
送付される
プッシュ型情報サービス
・何もしなくても情報が送られてくる(=>通知
される)
OASISの技術的な仕組み
UMINの利用者管理システムが各人の所属学会を記録
できるようになっている(自己申告+学会事務局認定)
A学会会員を全員UMINに登録して、学会事務局が学会
所属を認定する。
A学会に所属している人のIDを簡単に抽出できる
専用の会員制ホームページの開設
(プル型情報サービス)
A学会会員全員のメーリングリスト開設
(プッシュ型情報サービス)
OASIS会員制ホームページとGROUP会員制ホームページの違い
比較項目
会員の指定法
OASIS会員制ホームページ
登録者各自に団体所属
のフラグが立つ
主たる利用対象
学会等
学会DBへの掲載
必須
組織・運営体制
しっかりした組織・運営体制
が必要(運営組織、内規等)
常設の事務局
必須
会員のUMIN登録 団体側で登録できる
利用団体の規模
300人以上を想定
メーリングリスト
標準
メーリングリストとの 標準
メンバー連動機能
名簿管理機能
標準
名簿とのメンバー
標準
連動機能
各種ソフトの提供
可能
(文書検索システム等)
GROUP会員制ホームページ
該当登録者のIDを指定
研究グループ等
必要なし
問わない
なくてもよい
団体側では登録できない
500人以下を想定
オプション
オプション
オプション
オプション
可能
OASISサービスの開始手順
1.UMINにエクセル等で会員名簿をいただく
(最低限の情報は、氏名とフリガナ)
2.UMINで既登録者の可能性のある人のリストを作成
3.学会側及びUMINで既登録者かどうか確認
3.新規登録者の一括登録
4.名簿情報で不足する分をオンラインで各自(会員)が入力
学会側は、別途コンテンツを用意。
会員制ホームページで提供可能なサービス
HTML文書の掲載
+UMIN提供のソフトを利用したサービス
UMIN提供のソフト
学会誌全文・学術集会抄録フルテキスト検索システム(改造中)
学会誌論文・学術集会抄録のオンライン登録・査読システム(改造中)
会員名簿管理システム(開発済)
電子掲示板(既存)
汎用文書検索システム(既存)
メーリングリストアーカイブ提供システム(既存)
専門用語集検索システム(既存)
会員制ホームページで提供可能なサービス
学会誌・
学術集会抄録
検索システム・
全文データベース
学会会員
名簿検索システム
名簿に記載できる
項目
1)UMIN利用者管理
システム収載のデータ
2)学会側で別途指定
専門用語
検索システム
メーリングリスト
アーカイブ集
電子掲示板
OASISの各種アプリケーションの起源
ニュースレター・各種文書検索システム
<=文部省文書広報システムの転用
学会誌・学術集会抄録検索システム・全文データベース
<=学術集会抄録フルテキスト検索システムの改造
学会誌・学術集会抄録収集・査読システム
<=オンライン学術集会演題抄録収集システムの改造
会員名簿管理システム
<=OASISの機能
専門用語検索システム
<=医療用語検索システムの転用
メーリングリスト・WWWアーカイブ
<=既にサービス中
電子掲示板
<=既にサービス中
OASIS管理機能
OASIS管理機能
現況と今後
運用中の学会
・日本脳神経外科学会(8000名)
・日本医療情報学会(1500名)
・日本光カード医学会(300名)
できるだけ多くの学会の参加を!!
・運用開始すればUMINには手間がかからない
・参加学会が多ければ多いほど便利
例: 勤務先変更を10学会分一括
IDとパスワードが1組OK
学会の会費が安くなる
4.オンライン医学研究支援サービス
汎用医学研究データ収集システム
汎用オンライン症例登録・割付システム
汎用医学研究データ収集システム
医学研究データの特徴を分析し、汎用に設計
・個人・時系列のデータ形式
・よく使われるデータは決まっている(血液・生化等)
プログラムの書き換えは零にはできない
(=無料での運用は極めて困難)
汎用オンライン症例登録・割付システム
(無作為化比較臨床試験用)
・症例登録・割付(経過記録ではなく)だけなら、
システムが作りやすい
・症例登録・割付の中央化は必須
(経過記録は、必須ではない)
・経過記録の収集もしたいのであれば、
汎用医学研究データ収集システムとの併用
具体的な実施予定
平成11年12月 症例調査(数万例)
(汎用医学研究データ収集システム)
平成12年 1月 無作為化比較臨床試験(数十例)
(汎用オンライン症例登録・割付システム)
4月 無作為化比較臨床試験(数百例)
(汎用オンライン症例登録・割付システム)
検討中のプロジェクト
1.症例登録(年間数万例)
(汎用医学研究データ収集システム)
2.症例登録(年間数万例)
(汎用医学研究データ収集システム)
開発・運用方針等
・設計は汎用に
・個別に各研究で必要な機能を追加
・カスタマイズの程度は減るが、
零にはならない(無償にはできない)
研究のタイプによる運用しやすさ
・疾病登録
◎
・症例調査・疫学研究
○
(一定期間に渡る症例の調査)
・無作為化比較臨床試験
△
研究データの多寡による運用のしやすさ
・入力データ項目が多い方が開発費用がかかる
・症例の数には費用はほとんど関係しない
アカウントの問題
・UMINの医学研究支援システム利用者には、
全員UMINアカウントが必要
・学会主導のプロジェクトであれば、
OASIS参加学会を優先
今後の課題
・料金(=研究費)の設定
・研究の質や必要性の客観的な審査
総括(1)
何に手間(金)がかかって、何に手間(金)がかからないか。
オンライン学術集会演題登録
初期設定・打ち合わせ
継続利用
○
△
オンライン学会情報サービス(OASIS)
初期設定
△
継続利用
△
医学研究支援システム
打ち合わせ
プログラム開発
○
◎
総括(2)
UMIN側のメリット
オンライン学術集会演題登録
=>学術集会のデータベースを提供できた。
(買ったら相当な価格になると予想される)
オンライン学会情報サービス(OASIS)
=>一括登録で労力が省ける
学会事務局で新規登録をしてもらえる
利用者情報の精度が高まる
終わり
ご静聴どうもありがとうございました。