地域活性化の現状と課題 -12年間のシンポジウムの成果
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Transcript 地域活性化の現状と課題 -12年間のシンポジウムの成果
参考資料:震災復興手段としての地域活性化の現状と
課題
-16年間のシンポジウムの成果より2014年5月31日
日本ベンチャー学会イノベーション研究部会 元幹事
KANSAI@CANフォーラムWEB MASTER他
中原新太郎
http://www.s-nakahara.com
注)これは、地域活性化の手引書として、16年間のシンポジウムの資料を編纂したもので
ある。コンパクトにまとめるため、やむなく、未採用のものもあるが、内容が劣っている
わけではない。
また、採用した資料の著者が筆者と意見が同じとういうわけでも必ずしもない。
何故ならば、多くの知見を集めるため、極力背景の異なるパネラーを招聘したからである。
作成年次は古いと思われる資もあるかもしれないが、ICT技術と制度面の整備以外の
要素は、驚くほど変わっていないことを付記しておく。
資料の散逸を防ぐ意味もあり、極力原典をそのまま使用した。
敢えて言うならば、これは資料集である(出典は都度明記している)。
1
目次
1.質問です!
2.産業集積とイノベーション
3.地域活性化とSOHO/NPO+ITの協働
4.地域活性化へのMOTの適用
5.中小・ベンチャー企業等に見る地域資源の活用
6.観光について
7.ITを生かした地域活性化:BLOG
8.ITを生かした地域活性化:シニアSOHO
9.地域における街つくり人材育成例:鳳雛塾の挑戦
10.地域SNSの発展
11.市民レポーターの育成
12.地域出身東京在住者による支援
流行に惑わされてはいけない!
引継ぎが」できない苦しみ。課長や首長が代わると・・・最初から?
2
1.質問です!
( 1)この街をどうしたいですか?
( 2)それは何故ですか?
( 3)何時までに実現したいですか?その理由は?
( 4)それが実現したら街の人々の表情はどうなりますか?
( 5)それが実現して喜ぶのは誰ですか?喜ばないのは誰ですか?
( 6)それが実現したら次は何をしたいですか?
( 7)その街の強みは何ですか(上位3つ)?
( 8)その街の弱みは何ですか(上位3つ)?
( 9)強みを生かす、弱みを補強、二者択一ならどちら?
(10)よそ者、若者、バカ者(損得抜きで走り回る人)は誰ですか?
(11)その人の属性(所属コミュニティ、地区、立場)は?
(12)その人を支える旦那衆は誰ですか?
(13)その人の属性(所属コミュニティ、地区、立場)は?
(14)他の地区の事例で、参考になったのは?その理由は?
(15)同じく成功例と言われながら参考にならなかったのは?その理由は?
(16)他からの支援(都道府県/国)前提ですか?
(17)どんな人を呼び込みたいですか(年齢、地域、属性等)?
(18)貴方の使命は何ですか?
(19)貴方は役目を終えたら、どうしたいですか?
(20)「これだけは譲れない」は何ですか?
3
( 1)
( 2)
( 3)
( 4)
( 5)
( 6)
( 7)
( 8)
( 9)
(10)
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
回答:自分の言葉で具体的に
4
質問の理由
総務省の地域情報化アドバイザーを活用するのも一つの手だが、
各人、得意分野が異なる(万能選手ではなく、メニューと考えよう)ので
依頼側の腰が据わっていないと徒労に終わる。
最大の資源は時間とキーパーソン。これを無駄にしてはいけない。
理由:専門家の得意技=地域の最適解ではない。
「誰のための復興か?」によって、重点もコンセプトも変わる。
提言
• MOTの考え方を取り入れましょう。
限りある人的資源の効率的な使用のためには不可欠。
• 子供と協力しましょう。
東京志向は地元に対するリスペクト欠如の裏返し。
子供の内から地域の歴史や文化、大人に接してもらう。
子供が参加することで、新住民を含めた親を巻き込める。
子供が頑張れば、大人も頑張る。
ライトアップやイルミネーションは一画を中学に任せる等。
例:岩手県大槌町の高校生プロジェクト(NPOカタリバ)
白石 鬼小十郎祭への高校生の参加
横浜 大学生による環境コンテスト
大槌みらい新聞 大学生インターン活用等
5
2.産業集積とイノベーション
•
•
•
•
•
伝統産業を中核としたイノベーションに注目
燕三条の金属加工→iPod
京都発ベンチャー
富山県総合デザインセンター
コーディネーター/プロデューサー/悉皆
産業集積の中核としての大学の役割
文化資産を活用した京都・奈良のチャレンジ
但し・・・「インキュベーション施設を作れば済む」ではない。
技術も地産地消を。さもなくば企業は安いオフィスとしか見ない。
公がファーストユーザーになり、フィードバックを。
実証実験→事業化の間に資金枯渇、開発人確保できず。
6
日本型新現場主義の構築による国際競争力回復と産業/地域再生
開発
公的研究機関
利活用の結果を
素早く研究開発の
現場にフィードバック
するサイクルを構築。
事
業
化
推
進
室
デスバレー
研究
事業化
産業化
実現
利活用
テーマ
(官公/民)公的事業主体
■公的PF
成果
実現
■電子政府・自治体
■ITSインフラ
フィードバック ■ 4Gモバイル
委
託
等
民間企業
○技術力養成
○知財蓄積
○競争力強化
ここ(地域)での人材育成も急務
調
達
市場展開
国内市場
海外市場
出典 「ユビキタスネット社会に向けた>研究開発の在り方について」情報通信ネットワーク産業協会に一部修正
安
全
安
心
・
快
適
な
社
会
実現
7
3.地域活性化とSOHO/NPO+ITの協働
• コミュニティーの中核としてのSOHO/NPO+IT
はりまスマートスクールプロジェクト(ネットディ)
• 地域を豊かにするNPO+IT
日本サスティナブル・コミュニティ・センター (無線LAN)
南房総IT推進協議会(地域イーサネット網・SNS運営)
• ITにより起業・情報発信が容易に
ユビキタス村・TV、佐渡お笑い島計画
• ITによるSOHO/NPO/コミュニティ支援
地域NPO法人活動へのアーカイブ提供とネットワーク化
(ベイ・コミュニケーションズ 、みあこネット )
• 女性が主役、今後はシニア層も流入
みたかシニアSOHO:地域ビジネスと協働
8
4. 地域活性化へのMOTの適用(1)
• 単なる事例導入では駄目
同業他社の成功例を、そのまま使用しても成功しない。
企業文化により、導入方法を変える必要。
ましてや地域は文化と資源に応じた方法が必要。
• 複数の手法の組み合わせが肝要
大学誘致、TLOの設立、インキュベーション施設、
ITの活用、観光資源の再活性化、女性の活用の
どれか一つだけで成功する程、甘くはない。
イノベーション:新発明<既存知識体系の新結合
例:京都:観光+デジタルアーカイブ、無線LAN
三鷹:ITインフラの上にSOHO、NPO
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4. 地域活性化へのMOTの適用(2)
• 「何をするか」よりも「何をしないか」が重要
新規事業成否の50%はテーマの選定による。
新商品・サービス+新規市のパラシュートは低確率。
• 絶え間ない革新、新規性の創出が肝要
仕組み・組織を作れば済むものではない。
常に意識付けすることが必要。
例:京都:夜間拝観→宿泊客の拡大
閑散期の集客
京都検定→集客の分散
テーマパーク:イベントの入れ替え
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参考:大企業から見た強い中小企業の利点
①スピード感
②現場・市場との密着度
③異質な組み合わせの活用
④志をベースとした水平ネットワーク
①~③の例:樹研工業:微小樹脂歯車の製造(豊橋)
世界一の技術を有するも、それに安住せず、
主力をスウォッチ→デジカメ→自動車部品と次々に
シフトし、経営危機を回避
先着順、学歴・国籍不問の採用
ITを活用した④の例:鹿児島建築市場
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鹿児島建築市場紹介資料-1
出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より
12
鹿児島建築市場紹介資料-2
出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より
13
鹿児島建築市場紹介資料-3
出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より
14
2007年度版中小企業白書より作成
5.中小・ベンチャー企業等に見る地域資源の活用
●地域に存在する特有の経営資源と差別化のポイント
①観 光
型:食材としての地域内の農林水産品の使用
温泉の知名度
②農林水産型:原材料としての地域内の農林水産物の活用
地域の知名度
③産地技術型:販売先との強固な信頼関係
商品デザインやイメージ
日本ベンチャー学会事務局長 田村氏講演資料2007.06.22
15
2007年度版中小企業白書より作成
5.1.地域資源活用 新商品・新サービス創出の効果
3つのタイプいづれも地域資源を活用して新商品・新サービスを創出した企業の方が、
増収傾向企業がやや多い。
①観 光 型
・温泉地内における共通手形の発行
健康・美容関連のツアー企画など
②農林水産型
・地域資源が、新商品の開発による新たな
事業を創造する可能性など
③産地技術型
・地域資源に伝統的な技術を応用すること
で新商品などを創出する傾向の割合が高
いなど
16
• 四国:(株)内子フレッシュパークからり
• http://www.karari.jp/
• 1997年 4月に創立し、増収増籍の決算を続けて現
在、49人の社員を雇用するまでに事業は拡大。
• 地元にこだわった直売所、レストラン、農産加工場を
経営。利用者は60万人を超え、交流と情報化により
順調に売上を伸ばし、農家の所得向上に寄与する。
• 多くの内子町民(677名)が出資した第三セクター。
• 農産物を中心に地域資源を活用。町民の資本で就
業の場が確保され、地域活性化の一翼を担うまで
に成長している。
内子フレッシュパークからりHPより抜粋
17
18
内子フレッシュパークからりHPより抜粋
• 九州:(株)ウッドサークル
• http://www.immwood.jp/
• 1998年 9月設立。杉間伐材を使った食品トレーの開
発・販売で全国展開。FFCテクノロジーによる、化学
的除菌法を取らず健康に付加を与えない木材加工
技術、免疫木材の開発。
• その技術を地場産業の家具の開発に応用し、地域
の家具メーカー10社と連携し全国展開。パラマウント
ベッド(株)発注の医療家具に免疫木材イムウッドの
採用、受注を伸ばす。
• 2007度東京都の賃貸マンションに起健康家具イム
ウッド家具を地元ベンチャーグループ企業で納品。
2007年 2月新工場可動。
ウッドサークルHPより抜粋
19
• 中国:漂流岡山
• http://www.hyouryuu.co.jp/
• 2001年、岡山県内産果物のインターネット販売を主
たる業務として創業。
• 消費者ニーズである『適熟果物』を実現するために、
特に県内若手農業者との信頼関係を構築。
• 若手農業者は各地域で情報が分断され、販路も乏
しいことから農業者のネットワーク『地産地消ギルド
岡山』2005年に設立、事務局として農業者を取りま
とめる。その農業者グループが差別化を求めるスー
パー等に受け入れられ地元農産品の卸し業に取り
有限会社 漂流岡山HPより抜粋
20
組んでいる。
有限会社 漂流岡山HPより抜粋
21
2007年度版中小企業白書より作成
5.2.地域資源活用の問題点
①観 光 型
・問題点は地域全体のまとまりをどうするか。
⇒観光地においては、1社の努力のみなら
ず地域全体の魅力を高めることが必要。
⇒地域一丸となって活性化に取り組む仕
組むつくりなどが容易ではない。
⇒温泉宿泊施設では、施設の新設や維
持・修繕に多額の設備投資が必要。
⇒事業化に伴う資金調達が困難。
5.3.地域ブランドのイメージとは
●こだわり・本物
⇒ 魅力的・健康的
●期待・信頼 ⇒ 無農薬・無添加
●差別化・高付加価値化
⇒ 高価
●手に入りにくい・期間・地域・数量限定 ⇒ 地域らしい手作り
●その他
22
2007年度版中小企業白書より作成
5.3.地域ブランド構築のポイント
● 地域イメージの価値の明確化
● 強み・弱みの徹底的な検証と統一的なコンセプトが必要
● 消費者のニーズを把握しながら顧客を選定し、販売方法を明確化
・卸し(百貨店、商社、スーパー等)
・直販(道の駅、物産展、アンテナ ショップ等)
・通信販売、オンラインショップ
● 価格戦略とマーケティング戦略が課題 ⇒ リピーター、口コミ
● 主体的に取り組む旗振り、キーマンがカギ ⇒ 地場の中小・ベンチャー
企業の役割
● 地域ブランドの取り組みが一過性のものではなく、成果を出していくことが大切
● 行政や商工団体等だけでなく、地域内の生産者や住民、NPO、中小・ベンチャー
企業、その他の団体、さらには地域外のものとも連携し、統一的なコンセプトのも
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とで取り組むことが重要
2007年度版中小企業白書より作成
5.5.まとめ
・ 地域資源を認識している割合は、観光型で9割、農林水産型で6割、
産地技術型で3割と大きな差があった。
・地域資源活用のきっかけとしては、地域資源が地元の特産・特色で
あったことが高い割合を占めている。
・地域の中小・ベンチャー企業は地元が持つものの市場価値を十分に認識
して、外部の意見も参考にしつつ地域資源を活用していくことが必要。
・自社の強みを見出して差別化を図るとともに、消費者ニーズが多様化
している 中では、「地域」自体の差別化が求められている。
・ 改めて地域を見直し、地域資源の活用により地域内外の需要を取り込む
ことで、中小・ベンチャー企業の持続的成長と地域全体の活性化を図ること
がポイント だろう。
24
6.観光について(須田 寛氏講演内容に追記)
①観光は情報と表裏一体の関係にある。
②観光資源は情報があってこそ生きてくる。
存在や意義が知られることにより、
資源としての価値を発揮できる。
③語源は中国の「観国の光」
国の光を観る。心を込めて見るので
単なる「見る」ではない。
地域の優れたものを見たり見せたりするのが
元来の意味であり、 極めて重要なこととされた。
観光には「単なる物見遊山」「非生産的」
「遊びに過ぎない」という誤解もあるが、
それは間違いである。
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④ブランドの大事さ
・認知度:いかに多くの人が知っているか
・浸透度:何がイメージできるか
・人気度:他と差別できるものがあるか
⑤大事なのは「悉皆(しっかい)」
・コーディネーター、プロデューサー
・目利き、人脈、センス ・こだわり、えこひいき
⑥今後の課題
・地域の特色を生かした観光を。
・過去から現在、未来まで見通した観光
・産業という観点からの見直しを。
・広域展開←現在は市町村単位。
観光客の行動範囲に合わせて横のつながりを
・国際展開: 外国人客の観光対象を発掘。
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地域活性化のツールとしての観光
①改めて地元の人に地元の価値を認識してもらうのが重要。
・普段近くにあるものは、あるのが当たり前であり、
その価値を見過ごしがち。
・価値認識を通じてアイデンティティーの再確立を。
②地域振興は「よそ者」「若者」「ばか者」に。
・地元の人間はしがらみが多く、動けない。
・有力者は現在の枠組みの方が居心地が良いため、
率先して変化を起こすのが難しい。
・ 「よそ者/若者/ばか者」を引き付ける道具としての観光。
・ 「よそ者/若者/ばか者」を邪魔せず見守る旦那文化を。
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7.ITを生かした地域活性化:BLOG
「BLOGによる地域おこし」
ヨソモノ・ワカモノ・バカモノの
新しい知恵とパワーを集めて
墨田区を活性化する私案
「ブログ道」「メール道」著者
久米繊維工業 代表取締役
久米信行氏
シンポジウム2007.06.22講演より
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首長ブログの可能性
武豊町長ブログ「籾山芳輝の日記」
• 時事通信の講演で最前列でご聴講
• 名刺交換したらブログURL発見
• 感激して日経ITPROの記事に
•
↓↓↓
• 首長ブロガーの勧め(1)
• 武豊町長 籾山芳輝さんのブログに
学ぶ
• 首長ブロガーの勧め(2)
• よくある5つの不安を解消
• 首長ブロガーの勧め(3)
• 首長ブログから始める
• 「ブログ合衆都市」の可能性
• http://blog.goo.ne.jp/momyyoshi
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CANPANブログ大賞に感動
入賞ブログを見て審査委員長を勤めてわかったこと
• 3つの大切な審査基準
• 1.思わず家族にも読ませたくなる
• 2.思わず自分も書きたくなる
• 3.思わず応援したくなる
•
•
•
http://blog.canpan.info/blog_award/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061010/250206/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061204/255729/
30
墨田区発「地域ウラ情報」発信計画
地元有志・名士しか知らないとっておき情報
• 毎週のお題に有志が答える
•
•
•
•
•
地元社長が選ぶ手土産は?
名店会の若旦那が行きつけは?
地元ガイドが花見をする場所?
自転車でめぐる旅ブログ?
↓↓↓
• CANPANブログ
+動画データ配信
+名品・グッズ販売
+ツアー受付
↓↓↓
• 墨田は情報発信途上区
有志ブログでボトムアップ
TOKYO CCI SUMIDA NEWS
•
http://blog.canpan.info/sumida-guide
•
墨田の名物を探そう UMIDAS
•
http://blog.canpan.info/umidas/
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NPO法人エルダー旅倶楽部で墨田発信
知的好奇心も所得も高いシルバー層を集める
大社代表と中山課長お見合い
3/20ANAツアー主催でツアー
↓↓↓
勝どきから都都逸と言問団子を
楽しみながら隅田川のぼり
百花園・墨堤組合の歴史学ぶ
料亭「水の登」でお座敷遊び
職人工房を徒歩で訪ねる
長命寺桜餅・志満草餅お土産
http://www.elder-tabi.jp/
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ジャパンガイド・ドット・コムで墨田発信を
外国人旅行者が真っ先に調べる旅行サイト
たった1人の在日外国人が開始
現状外国人に墨田区は見えず
↓↓↓
ガイドを招待して墨田区を案内
地名メニューに墨田区を追加
墨田区関連の観光情報を発信
まずは江戸博・トリフォニー
いずれ新タワー・北斎館情報
日本みやげに墨田の名産品
http://www.japan-guide.com/
33
8. ITを生かした地域活性化:シニアSOHO
地域で力を発揮するプラットホーム
~プレーヤーになるOB人材~
●「シニアSOHO三鷹」の協働事業の経験から
(1)2005年まで、4つの仕掛、4つの課題を解決
(2)2007年は「地域情報化の新段階」に気づく必要
CIAJセミナー 事例発表 Jun.8/2007
NPO法人 シニアSOHO普及サロン・三鷹 顧問
堀池 喜一郎氏 シンポジウム2007.06.08講演より
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PPK:これからの加齢モデル
新しい加齢
モデル
ピンピ
ン
コロリ
健
康
度
死
年齢
支援される高齢者から、新しい働き方へ
出典:シニアネットフォーラム2006.10.13 柳原
35
シニア:多様なセカンドステージ
45
55
65
75
ホップシニア ステップシニア ジャンプシニア
アクティブシニア
シニアエクスペリエンツ(経験者)
自称45歳~75歳のアクティブシニア
地域社会参加準備
自己実現
もう一花
咲かそう
シニアSOHOで地域活動
出典:シニアネットフォーラム2006.10.13 柳原
85
前期先達
100
後期先達
先達の生涯現役
スーパーエクスペリエンツ(先達)
シニアの春らんまん
生涯現役・ピンピンころり
地域で看取られバイバイ
36
行政の支援策から見る
アクティブシニア活動の期待の変化
支える
シニア
活
動
次
元
シニア
SOHO
アクティブ
シニア
地域課題
地域のみん
なのため
地域ビジネス支援
関東CB協議会
シニアの再チャレンジ
地域IT生活支援
仲間と共に活
動しよう
シニアベンチャー支援 シニア活動支援
メロウ社会事業
1
9
9
5
出典:シニアネットフォーラム2006.10.13 柳原
(葛飾区)
自分を輝かす
多様な働き方支援
(東京都)
2
0
0
0
2
0
0
5
37
「地域」 と「コミュニティ」は違う
• エリアに住む物理的、地縁的な関係=地域
(コミュニティと重なることもある)
• 「前向きの人」の関係=コミュニティ
「前向き」とは、旧き良き時代にもあった自分の
ことはすべて自分で責任を負う考え方。
社会は「補完性の原理」(*)によるものとする。
*国家,中央は[主体]ではなく「確立した個」を[補完するもの]とする。
ダウンストリームではなく「アップストリームの社会」とも言う。
38
協働:市民が加わる新しい事業形態
国、自治体など
サービス
行政セクター
納税
納税
課題
協働
世界企業
会社
市場企業
地域企業
→ 給与
課題
協働
課題
課題
市民セクター
協働
消費
NPOなど
39
「パートナーシップ」型の協働を!
国、自治体など
行政セクター
協働
パートナーシップ事業
下請け
アウトソース
市場企業
会社
市民セクター
協働
NPOなど
40
三鷹の地域構想:SOHO都市
• 三鷹から高度製造企業が1000社転出
↓
都市農地+住宅団地(地価と所得税高騰)
• 典型的な住宅都市
↓
タバコ税より少ない事業税、
地価高騰、所得税高騰 という税収構造都市が
少子高齢化時代を迎えると!?
三鷹Small Office Home Office産業構想
41
(個人固定資産を産業資産に!)
シニアへ期待:三鷹「SOHO都市構想」から
• リタイヤしたシニアの持つもの
①可処分所得 ②ビジネス技術・知識 ③人脈
• 行政はシニアの「プロパティ」を捕捉できない
①出身企業・職種 ②やりたいこと ③メールID
「IT活用のプラットホーム」ができれば
シニアのSOHO化ができる!
42
シニアSOHO三鷹の発足(1999~)
ただならぬことしよう!と始まった会が・・・
① 地域に埋れていたシニア(元気な高齢者)を結集
②地域にシニアデビューの場(プラットホーム)提供
③地域ビジネスを協働とIT活用で実現(2000~)
④NPOという法人組織で運営(2000~)
43
シニアSOHO会員の会員数、売上推移
予備軍130人
プロジェクトに参加する120名
会費値上げ後も拡大
10人
20人
90人
年度
99
年収入分布
100万~400万
●仕事の80%を担う30人
40万~100万
●低頻度参加の品質確保
~40万
●「少し働く 90人」が戦力
00
01
02
03
04
05
融
合
し
た
構
成
06
会員
70
120
180
220
250
285
250
200
売上
530
1200
4700
5500
6500
5700
4700
7700
IT%
100
79
93
86
85
66
59
30
44
06年度の地域サポート協働PJ
1.みたかスクールエンジェルス(三鷹市教委)25
2.IT講習(一般市民)5
3.三鷹いきいきマッチング(三鷹市健康福祉部)4
4.コミュニティビジネスサロン受付(まち鷹)2
5.市役所内ITヘルプデスク(三鷹市情報推室)3
6.学校支援ネットヘルプデスク(三鷹市教委)4
7.耐震診断報告書(三鷹市建築課・まち鷹)1
8.Web共同開発(中央労金)3
広域に
パートナー
活動
シップ
9.電脳シニア倶楽部事務局(日立)3
2004年情報化促進貢献団体 経済産業大臣表彰
分野が
多岐
45
仕掛け1:WGからビジネスを作る
①
②
③
④
⑤
⑥
関心あると発言してWGへ参加する
自らの関心あるテーマを提案
新WGの設定、WGへの参加者募集
WG内での議論、研究
議事録の公開
営業、事業化
オープン主義
46
現在稼動中のワーキンググループ
●事務WG ● 交流会WG ● 若葉会WG
●アドバイザー研修WG ●IT資格WG
● 初心者教育WG ● デジカメWG
●歩き初めのワードエクセルWG
● Mac対応WG ●デジタルビデオWG
●PCリカバリーWG ●東京e大学三鷹WG
●国際交流WG ●住まいの安心ネットWG
●環境事業WG ●食の安全WG[ここまで有償]
●天文WG「宙みたか」 ●大江戸ワープツアーWG
●女性交流WG「ピオーネ」
●は有償サービス活動
47
スタートの受注で会の性格が決まる
• シニアベンチャー事業(99.9~00.3)
通産省から委託500万円(設備、作業料)
• 会員間で有償で教え合う
・交流会事例発表(99.10~)
・PCアドバイザー認定講習(99.12~)☆
・有償IT訪問サポート(99.12~)
• まちづくり三鷹㈱からの委託
☆
・三立SOHOセンター受付業務(00.3~01.3)
125万円/年
・産業プラザ「市民向けPC講師」(00.4~03.3)
受講料×一定率(00年は1000人対応)
①有償の
責任性
②競争下
の提案
③原価計
算前提
④担当は
公募で
48
WG活動:大江戸ワープWG・深川ツアー
http://www.minamitama.com/~oedo-warps/
49
協働の課題:シニア、行政の双方に
• シニア側:
専門性を発揮する。多様な会員が必要
• 行政側:
不安を越えて地域「経」営へ取組めるか
• 協働事業の複数の方式
委託事業、 補助事業、 指定管理者
50
課題1:多様な会員が存在するか
• 卒業した会社の業種が多い
生保、損保、商社、出版、新聞、電機、コンピュータ、通信、
自動車、電線、製紙、製鉄、制御、医療機器、繊維化学、
医薬、建設、住宅、学習塾、葬祭、調査、政府機関(会計、
警察、農林)、大学教授、研究所、博物館、天文台、大使
館、自営業
• 身につけた職種が多い
人事、経理、監査、営業、研究、調査、設計、製造、検査、
保守サービス、記者、映像、編集、教育
男女比
平均年齢
年会費
7:3、
在住地
三鷹市40%、隣接市60%、東京都80%
57歳(男59歳、女54歳、60歳以上が60%)
1万2千円
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課題2:「役所らしくない」行政マンが居るか
• 「地域間競争が何より先」と行動する
★ 「課題解決にシニア活用」を狙う
• パートナーシップ事業をコーディネートする
★トップから主査級までの人の直結で決める
• 年度会計を第3セクターTMOで乗り越える
★協働条例のしくみ「株式会社・まち鷹」
• すばやいトップダウンで情報公開を怖がらない
★地域把握しているので情報公開が強み
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協働事業のプロセスと双方の動き
協働
プロセス
協働のコミュ
ニケーション
行政側
人間関係
ができる
問題認識
(出来そうだ)
不安と
ワクワク
出来る相手と
認識!
PJマネジメント 契約、体制
仕様書確定
任せる
(管理)作業
現場・解決
成果享受
評価,報告
次も一緒に!
信頼を作る
(営業)
解決策を練る
(コ-ディネ-ト)
シニアNPO
多面的人材
営業人材
課題を傾聴、
柔軟な複案
活動・達成感
フォローアップ 次に進展!
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課題3:NPOゆえの失敗が起こる
<全員で地域対応を学べるか>
• 2002年 個人情報保護 関連事件
→ 120名の資格停止、全員学習
• 2003年 著作物無断コピー事件
→ メーカーとの和解、必須研修化
• 2004年 倫理条例違反抵触 事件
→ 関連業務の停止、代表が引責
• 200X年 ??
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(能動者)
課題4:「課題アクティビスト」がいるか
従来型
地域の課題解決のまとめ役
「待ッチング」
コネクター
協働事業の中で出現
アクティビスト人財
サーバント
コーディネータ
地域新課題
リーダー
見積提案
PJマネージャ
PJメンバー
マッチング
スキル人材
郷
土
の
人
財
へ
変
身
専門分野
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これからの地域の課題解決型協働
大学連携
独立法人
施設管理
ネット教育
住いの安全
相談員
専
門
技
術
・
知
識
学童クラブ
施設運営
学校安全
三鷹いきいき
プラス
推進員
学校支援ネット
ワーク
技
能
・
作
業
市民向けIT
講習
ただならぬことが普通になってきた!
個人スキルで応える
組織の力・マネジメントで応える
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郷土、プレーヤー住民、人財へ
「協働」でただの人が、
ただならぬ「人財」に変わる
郷土を見る (地域を「郷土」、市民を「住民」と言い換えよう)
どの地域も、他にないオンリーワンの強みがある。それを資源に生かす。
横並びの効率を上げる競争をすることは損失を生む。
この地域で自分しかできないことをして、機会を生む。
ヨソモノの眼で新鮮に見る!
住民はオーナーとプレーヤーになる (西三鷹学園 島野副会長)
社会のサポーター市民ではなく、住民として郷土のオーナー&プレーヤー。
地縁を含むまとめ役になると、ヨソモノでは居られない。バカになってやる!
人財を創る (清原 三鷹市長)
すべての事業は「人の変化・人に機会を創る」を目的とする。
行政は、住民にプレーさせるコーディネーター
ポータルサイトは人をどう変える事業なのか・・
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アクティブシニア・スタートアップのススメ
~身の振り方の考え方~
社友から見た高齢者(今、65歳以上100人)
健康
病気25
居場所
元気75
落ち葉
25
居場所あり50
趣味25
趣味
元
気
地域参加
地域貢献・ビジネス
地域参加25
就労5
地域貢
献20
や
る
気
勇
気
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9.地域における街つくり人材育成例:鳳雛塾の挑戦
佐賀から全国へ
慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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慶應義塾大学総合政策学部准教授NPO鳳雛塾副理事長(ファウンダー)
飯盛義徳、Ph.D.シンポジウム2008.06.20講演資料より
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10.地域SNSの発展
ひょこむ等、地域のコミュニティの復活に寄与
3つのオープンソースを核に学びあい、悩みを共有、
競争への活力も
オープンソースなので、初期費用は安く、
地場の中小事業者も運営可能(将来はクラウド化?)
閉鎖も相次ぐ。
村継ぎ等、震災でも活躍。
11.市民レポーターの育成
熊本発(プリズム岸本氏)全国展開
住民の参加意識醸成
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12.地域出身東京在住者による支援(山口を例に)
2013年5月25日 コスモピア田子みどり氏講演資料
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2013年5月25日 コスモピア田子みどり氏講演資料
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(株)地域・技術経営総合研究所
中原 新太郎
連絡先
同社 横浜事業所
〒223-0064 横浜市港北区下田町2-6-11
Mail rtmri@s -nakahara.com
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