資料 - ゆき.えにしネット

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医療福祉倫理特論①
自己紹介
インフォームド・コンセント
そして、ミスを告白するということ
なんのために、倫理を学ぶのでしょうか?
国際医療福祉大学大学院教教授・元朝日新聞論説委員
福祉と医療・現場と政策をつなぐ「えにし」ネット志の縁結び係&小間使い
ゆき
さん
“
志
の
縁
結
び
係
&
小
間
使
い
”
っ
て
、
何
?
医
療
と
福
祉
、
現
場
と
政
策
を
隔
て
る
深
い
河
に
橋
を
架
け
よ
う
と
福祉と医療・現場と政策をつなぐ「えにし」ネット
★「えにし」のHP
★「えにし」メール
★「えにし」を結ぶ会
志の縁結び係&小間使い
ゆき
自
立
支
援
っ
て
?
ほ
ん
と
う
の
医
療
改
革
っ
て
?
1週間後、
国会で癌を告白した
山本孝史さん
♪えにし結びたい・む♪
和製ヨンさまと
千葉県知事
精神病棟から駆けつけた
キヨシどん
セミプロモダンジャズ
グループ・ネクストの
友情出演!!!!!!!
ゆき流 医療福祉倫理って?
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机上の倫理ではなく、実践の倫理
日常の中の非倫理(理不尽)に気付くこと
変えるための戦略を考えること
実践すること
壁につきあたって、また、考えること
その手がかりを与えてくださる
素晴らしいゲストをお呼びします
メディエーターになった医療事故の遺族
NHKをやめて
自殺対策基本法をつくったディレクター
見えない人から見た 医療福祉界の倫理
ろう者から見た 医療福祉界の倫理
現場から惜しまれつつ厚生労働省を去った事務次官
臨床試験の倫理/医師から、患者から
介護のワザの達人から見た医療福祉界の倫理
“自治体を動かす法”をあかしてくれる首長さん
なぜ毎週レポートを書くの?
書かなければ、何もわからぬから、書くのである
(文章の達人、小林秀雄『文学と自分』 )
話したり読んだり聞いたりするのと違って
①情報を正確に記憶し、伝えられる
②考えることを促す、思索を深める効用がある
③理解度を点検できる
考えて書くのではなく、書いて考える
コツは、まず書いて、あとで直すこと(^_-)-☆
今回のテーマ、インフォームド・コンセント
と
医療・福祉・政治
• インフォームド・コンセント
と
• ボランティア
共通点は?
授業では4つの共通点を述べましたが、
答えは、秘密です(^_-)-☆
インフォームド・コンセントの訳は?
十分な情報手に入れた
患者が
治療方針を
選択・承諾・拒否する
プロセス
唄孝一都立大教授(日本の医事法学の父)の言葉
「1961年ごろから海外の文献を読み始めたのだけれど、カル
チャーショックの連続だった。『アンオーソライズド・トリートメ
ント』、直訳すれば『権威づけられていない治療』という言葉がよ
く出てきて、それを、『モグリのインチキ療法』と思いこんで読み
進んでいくと、実は、『患者が承諾していな治療』のことだと分
かってびっくりしてしまった」と。
インフォームド・コンセントのポイントを唄教授さんは当時、次
のように紹介。
・欧米諸国では治療行為の選択、決定に入るに際して患者の承諾が
必要である。
・この承諾が意味をもつためには、それが情報を与えられた上での
承諾、つまり、インフォームド・コンセントでなければならない。
・これは個人の自己決定権にもとづく、極めて強い権利である。そ
の治療行為によってのみ生命の危険を免れうるというときでさえ、
その治療行為を拒否する権利が患者に認められる。
千葉敦子からの手紙
「米国では、医療訴訟が怖いから医師が患者に病名を告
げるので、患者のために告げるのではない、などという
人がいるけれど、そんな単純な話ではありません。腕が
あり、良心的な医師は訴訟に悩まされたりしないのです
から」
「アメリカの医師たちが変わったのはなぜ?という貴
女の問いにお答えを--医療ジャーナリズムの興隆、消
費者運動、公民権運動、女性解放運動の影響、医学教育
の改善が原因だと思います。フェミニズムも公民権運動
も、要するに男や白人や生産者の言いなりにならないと
いう思想。『患者が医療側のいいなりにならない』とい
う態度はこれらと重なりながら発展してきたものです」
「彼女の望むプライバシーを守ることに私は常
に留意してきた。すべての判断を彼女にまか
せてていたのはこのためだ。しかし、状態が
急な変化を遂げたのに気づかざるを得なかっ
た。彼女は気を失って前のめりに倒れた」
「一瞬ののち彼女は正気づいたので、あなた
は失神したのだと説明し、私はこれから貴女
のプライバシーに介入し、貴女に代わって判
断するつもりだといった」
(親友のランゴーネの言葉)
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治すためにこそ、インフォームド・コンセント
治らないからこそ、インフォームド・コンセント
連帯のためのインフォームド・コンセント
『知らない権利』 『知る義務』
『知る権利の放棄』
治すためのインフォームド・コンセント
1988年、近藤誠さんの3年間の実践をコラムで紹介
「がんと知らせて自殺された方は、1人としていませ
んでした。自暴自棄に陥ったり、食欲をなくして死期
を早めた方もいません。逆に病棟に笑顔が生まれ、
患者、家族、医師の風通しが良くなりました。なによ
り治療成績が向上しました」
「病名を知らせるのは、それが治療の入り口だから
です。医師の使命は患者さんと一緒に選んだ治療
の実行に最善を尽くすことであって、治療を選ぶ権
利は患者さん本人にあるはずです」
右は痛みをとる専門医
左はホスピスケアの専門医
↓
↑
デンマークの在宅ホスピスケア
左からケアつき住宅の責任者(ナース)、
夜勤ナース、家庭医という専門医
治らないからこその
インフォームド・コンセント
このあと、
2人1組になり、
医療事故を起こした医師役
と
説明を受ける患者・家族役
になって……
この部分のパワポは省略しますね(^_-)-☆
ご
参
考
ま
で
に
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