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高齢者の関係する交通事故

高齢者の関係する交通事故発生状況 ※ 過去10年間(H17-26) 発生件数 25 000 20 000 15 000 10 000 5 000 0 全事故 高齢者 高齢者割合 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 21 092 20 960 19 819 17 705 17 303 16 546 15 697 14 849 14 370 12 479 4 674 4 914 4 948 4 615 4 862 4 649 4 603 4 575 4 557 4 247 22,2% 23,4% 25,0% 26,1% 28,1% 28,1% 29,3% 30,8% 31,7% 34,0% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% ○ 県内の発生件数が減少する中,高齢者はほぼ横ばいで推移 ○ 全体に占める高齢者の割合は,年々増加 死者数 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 全事故 高齢者 高齢者割合 H17 187 H18 165 H19 132 H20 128 H21 142 H22 127 H23 113 H24 125 H25 116 H26 117 86 72 62 50 69 46 58 64 67 64 46,0% 43,6% 47,0% 39,1% 48,6% 36,2% 51,3% 51,2% 57,8% 54,7% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% ○ 高齢死者数は,平成23年から3年連続で増加(昨年は微減) 全死者に占める割合は,平成23年以降5割を超えている ○ 人口割合と比べ,交通事故で亡くなる高齢者の割合は高い(約2倍) 県内人口に占める高齢者の割合~25.7% 全死者に占める高齢者の割合 ~54.7% 1

高齢者の関係する交通事故

※ 過去10年間合計数(H17-26) 6 000 5 000 4 000 3 000 2 000 1 000 月別 0 件数 死者数 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 3 412 3 394 4 095 3 695 3 735 3 656 3 729 3 960 3 776 4 031 4 121 5 040 44 41 56 50 45 39 46 44 68 56 66 83 100 50 0 ○ 発生件数・死者数とも,9月から年末にかけて増加 10 000 8 000 6 000 4 000 2 000 時間別 0 件数 死者数 0 ~ 282 2 2 ~ 185 4 4 ~ 6 6 ~ 8 8 ~ 10 10 ~ 12 12 ~ 14 14 ~ 16 16 ~ 18 18 ~ 20 20 ~ 22 22 ~ 24 545 2 758 7 555 9 320 6 591 6 506 7 130 3 984 1 279 509 17 8 41 55 68 78 74 51 90 84 51 21 40 20 0 100 80 60 ○ 発生は昼間多いが,死者数は薄暮時に多い 40 000 30 000 当事者別 20 000 10 000 0 件数 死者数 四輪 31 410 192 二輪 4 894 63 自転車 5 295 96 ○ 発生件数は四輪,死者数は歩行者が多い 軽車両他 11 0 歩行者 5 034 287 350 300 250 200 150 100 50 0 2

高齢者の関係する交通事故

歩行中の交通事故発生状況 ※ 過去10年間合計数(H17-26) 1000 800 600 400 200 0 時間別 件数 死者数 0 ~ 2 2 ~ 4 4 ~ 6 6 ~ 8 38 9 27 7 127 24 376 27 8 ~ 10 680 21 10 ~ 12 897 16 12 ~ 14 466 19 14 ~ 16 449 11 16 ~ 18 725 45 18 ~ 20 857 57 20 ~ 22 302 39 22 ~ 24 90 12 100 50 0 ○ 発生件数は,午前中と薄暮時,死者数は,薄暮時に多い ○ 夜間被害にあった方の殆ど(97.6%)が反射材の活用なし (H19-26) 2 000 1 500 1 000 500 0 事故形態別 件数 死者数 横断歩道 横断歩道以外 横断中 1 401 65 1 574 162 対面通行 247 10 背面通行 443 16 その他 1 369 34 200 150 100 50 0 ○ 発生件数,死者数とも横断中が最も多く,死者数は横断歩道以外の横断 が多い ○ 横断中の死者227人中145人(63.9%)が横断後半(左からの車)で被害 (H19-26) 3 000 2 500 2 000 1 500 1 000 500 0 件数 死者数 500m 以下 2 778 192 500m~ 1km 882 35 自宅からの距離別 1~2km 415 18 2km 以上 940 40 不明等 19 2 250 200 150 100 50 0 ○ 通り慣れた自宅付近(500m以下)の事故が多い 3

高齢者の関係する交通事故

自転車利用中の交通事故発生状況 1 500 時間別 1 000 ※ 過去10年間合計数(H17-26) 50 500 0 0 ~ 2 2 ~ 4 4 ~ 6 6 ~ 8 件数 死者数 25 3 12 0 59 7 252 10 8 ~ 10 10 ~ 12 12 ~ 14 920 1 287 784 8 10 16 14 ~ 16 727 5 16 ~ 18 688 12 18 ~ 20 374 18 20 ~ 22 123 5 22 ~ 24 44 2 0 ○ 発生は昼間多いが,死者数は薄暮に多い 3 000 2 500 2 000 1 500 1 000 500 事故形態別 0 出合頭 右折時 左折時 追越追 抜時 追突 車両単 独 件数 死者数 2 806 50 712 4 512 3 257 3 98 2 130 23 ○ 発生件数,死者数とも出合頭が最も多い ○ 車両単独は,発生件数に比べ死者数が多い 正面衝 突 91 3 人対車 両 31 0 その他 658 8 3 000 2 500 2 000 1 500 1 000 500 0 違反別 件数 死者数 安全不 確認 動静不 注視 前方不 注視 誤操作 913 30 328 0 57 2 108 19 信号無 視 157 6 交差点 安全進 行 548 13 一時不 停止 その他 151 5 340 9 違反な し 2 693 12 15 10 5 0 35 30 25 20 60 50 40 30 20 10 0 ○ 自転車利用中に交通事故にあった高齢者の約半数に違反がある ○ 安全不確認が最も多い 4

高齢者の関係する交通事故

車両(原付以上)運転中の交通事故発生状況 ※ 過去10年間合計数(H17-26) 高齢運転者が第1当事者となった事故 死者数は当該事故における全ての死者数 5 000 4 000 3 000 2 000 時間別 1 000 0 件数 死者数 0 ~ 149 2 2 ~ 87 4 4 ~ 6 6 ~ 8 8 ~ 10 10 ~ 12 12 ~ 14 14 ~ 16 16 ~ 18 18 ~ 20 20 ~ 22 231 1 483 4 064 4 649 3 589 3 547 3 937 1 936 620 5 2 8 21 36 53 40 30 40 18 8 22 ~ 24 255 4 100 50 0 ○ 発生は,昼間多い。 8 000 7 000 6 000 5 000 4 000 3 000 2 000 1 000 0 人対車 両 正面衝 突 事故形態別 追突 出合頭 件数 死者数 2 357 33 938 49 5 644 8 6 960 35 右左折 時 4 308 32 車両単 独 1 642 98 その他 2 698 10 ○ 発生件数は,出合頭が最も多いが,死者数(高齢運転者が第1当事者と なった事故における全ての死者数)は,車両単独事故によるものが最も多 い。 8 000 7 000 6 000 5 000 4 000 3 000 2 000 1 000 0 安全不 確認 動静不 注視 前方不 注視 誤操作 信号無 視 交差点 安全進 行 一時不 停止 横断自 転車・ 歩行者 その他 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 妨害 件数 死者数 7 516 34 1 559 8 5 366 85 2 141 71 880 8 2 685 17 745 3 1 099 4 2 556 35 120 100 80 60 40 20 0 ○ 安全不確認が最も多く,死亡事故に至ったものでは,前方不注視が最も多 い。 5

高齢者の関係する交通事故

四輪乗車中に死傷した高齢者のシートベルト着用状況 ※ 過去10年間(H17-26) 95,0% 90,0% 85,0% 80,0% 75,0% 70,0% H17 H24 高齢者以外 高齢者 H25 H26 H18 H19 H20 H21 H22 H23 ○ 高齢者のシートベルト着用率は,高齢者以外と比べ低い 乗車位置別ベルトの有無 運転席 97,8% 2,2% 助手席 97,4% 2,6% ベルトあり ベルトなし 後部席 33,7% 66,3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ( ※ その他同乗,ベルト不明を除く) ○ 乗車位置別では,後部席の着用率が低い 負傷程度別ベルトの有無 死亡 58,0% 42,0% ※ シートベルト非着用で亡く なった高齢者(H17-26) 重傷 軽傷 80,8% 88,1% 19,2% 11,9% ベルト あり ベルト なし 79人中57人 がシートベルトを着用して いれば命が助かったと考え られます。 0% 20% 40% 60% 80% 100% ( ※ その他同乗,ベルト不明を除く) ( ※ その他同乗,ベルト不明を除く) ○ ベルト非着用が重大事故に繋がる可能性が高い 6

加齢に伴う身体機能の変化

身体機能の変化 身体機能の変化に応じた行動をとることが 大事 加齢に伴い,個人差はありますが身体機能が低下して きます。 身体機能の変化を客観的に把握し,変化に応じた行動をとること が大事です。 こんなことはありませんか? ○ 物が見えにくくなった,話し声が聞きとりにくくなった ○ つまずくことが多くなった ○ 思ったように体が動かない時がある ○ 疲れやすく,疲れがとれにくくなった など 加齢に伴う身体機能が低下するもの ○ 視力の低下 (動体視力の低下,視野の狭まり,コントラスト(明度の差)感度 の低下,暗順応(明るい場所から暗い場所への順応)の低下,幻 惑の増大 ○ 聴力の低下 大丈夫だな・・・ ○ 体力,衝撃耐性,疲労回復の低下 ○ 平衡感覚の低下 ○ 判断の速さと正確さの低下 大丈夫じゃないよ! など 身体機能の低下により・・・ ○ 視力や聴力の弱まりに加え,つまずきを避けるために注意が 足もとにいきがちになり,危険の発見や回避が遅れがちになる ○ 速度を誤認する(思ったよりも車が近づいていることがある) ○ 歩行が遅くなり,道路の横断に思ったより時間がかかる ○ 身体の反応が遅れがちになり,危険を避けるためのとっさ の行動をとることが難しくなる など 7

加齢に伴う身体機能の変化

アドバイスのポイント ○ 個人差があるものの,加齢に伴い,身体機能が低 下することを,日常生活での例えを織り交ぜながら認 識させましょう。 また,その変化が歩行などの交通行動に及ぼす影 響(横断に時間がかかるなど)を理解させ,自分の体 力を過信せず,より一層慎重な判断と行動をとるようア ドバイスしましょう。 ○ 加齢による身体機能の変化を少しでも抑えるため, 普段から地域の活動に積極的に参加して多くの人との 交流を深めることや,できるだけ体を動かすことなども 併せてアドバイスしましょう。 8

歩行者として安全に道路を通行する

歩行者の通る所 歩道や路側帯, 道路の右側が 正しい歩行場所です! 歩道や幅の十分な路側帯がある道路では,道路工事などで通 行できない場合を除き,その歩道や路側帯を通らなければなりま せん。 これらがない場合には,歩行者は原則とし て道路の右端を通らなければなりません。 (例外として歩行者用道路) 建 物 等 建 物 等 ※ 電動車いすは,歩行者と同じ扱いになります 【路側帯とは】 歩道のない道路や,歩道のな い側の路側寄りに,道路標示 (白線)によって区画された部分 路 側 帯 車 道 路 側 帯 アドバイスのポイント 歩行者は,安全を確保するためにも, ○ 原則として歩道又は幅の十分な路側帯を通行しな ければならないこと ○ これらがない場合には道路の右端を通行しなけれ ばいけないこと(右側通行すると,後ろから走ってくる 車と離れており,前から走ってくる車の様子も見え,危 ないと思ったらすぐ避けることができることを説明する) をアドバイスしましょう。 9

歩行者として安全に道路を通行する

歩行者の横断の仕方~横断場所 横断歩道や信号機のある 交差点など,安全な場所 で横断する。 横断歩道や信号機のある交差点が近くにあるところでは,その 横断歩道や交差点で横断しなければなりません。 また,横断歩道橋や横断用地下道が近くにあるところでは,そ の施設を利用しましょう。 横断してはいけない場所 ○ 「歩行者横断禁止」の標識によって 横断が禁止されている場所 横断禁止場所は,交通量が多く危険な 場所です。 ○ 車の直前・直後 駐・停車している車両や走行中の車両の 直前・直後の横断は,安全確認が不十分 になるだけでなく,車から歩行者が見落と されやすくなるなど危険です。 バス・タクシー降車後のその車の直前横 断も同様に危険です。 歩行者横断禁止の標識 アドバイスのポイント 道路横断中の死亡交通事故が依然として多発してい る現状からも,危険な横断は絶対にやめ,正しい横断 場所で,安全確認を確実に行って横断するようアドバイ スしましょう。 10

歩行者として安全に道路を通行する

歩行者の横断の仕方~信号機のある場所での横断 信号に従って横断をする。 既に青信号でも,次の青信号まで 待つゆとりを持つ。 右左折車にも注意する。 車両のみならず,歩行者も信号機の表示する信号に従わなけ ればなりません。 信号が青になってもすぐ渡ろうとせず,左右の 車が止まったことを確認し,右左折車の動きに 注意しながら横断することが大切です。 また,青信号でも,自分の歩行速度を考え, 横断途中で赤信号に変わることがないよう,次の青信号まで待 つゆとりを持つことが安全な横断につながります。 歩行者用信号の青点滅は,黄信号と同じ意味 青点滅になったら,横断を始めてはならず,横断中の場合は, すみやかに横断を終えるか,引き返さなければなりません。 歩行速度の変化 成人の平均が秒速1.2mであるのに対し,個人差はあるもの の,高齢者の平均的な歩行速度は,秒速約1m(杖をついたり, すり足であるいたりする人は約0.5m)と遅くなります。 横断中も進行してくる車両に注意 信号を見落とし進行してくる車の他,左折・ 右折する車が歩行者を見落とし,進行してくる こともあります。 11

歩行者として安全に道路を通行する

アドバイスのポイント ○ 信号機の意味を正しく理解させ,必ず信号に従った 通行を遵守するようアドバイスしましょう。 ○ 青信号で横断する際,左右の車が止まったのを確 認し,横断中も気を緩めることなく右左折車が来てい ないか注意しながら横断するようアドバイスをしましょ う。 ○ 若者であれば無理なく渡り切れても,高齢者の場合 には,加齢に伴う歩行速度の低下により,横断途中で 赤信号に変わってしまい,危険な状態になることも起 こりうることから,自分の歩行速度を考慮し,信号が変 わりそうな時は,無理をしないで次の信号を待って横 断することが安全につながることをアドバイスしましょ う。 12

歩行者として安全に道路を通行する

歩行者の横断の仕方~信号機のない場所での横断 道路がよく見渡せる場所で確実に 左右の安全確認。 横断中も左右の安全確認。 やむを得ず,信号機のない場所で横断するときは,横断禁止場所 ではない,道路がよく見渡せる場所を選ぶことが事故防止につなが ります。 車が近づいているときは,通り過ぎるのを待ってから,最短距離で 横断することが大切です。 安全な横断方法 ① 道路がよく見渡せる場所を選ぶ。 ガードレールや植え込みがあるところは避ける。 ② 歩道の縁や道路の端に立って,左右の安全確認。 車が近づいているときは,通り過ぎるのを待ち,車がいないこと を確認してから横断する。 ③ 道路を最短距離で横断し,横断中も左右の安全確認。 斜め横断の禁止 道路を斜めに横断してはいけません。 斜め横断は,頭の向き,目の動きが目的方向だけに集中しがち で,周囲へ注意が向かなくなります。 また,横断距離が長くなり,危険な車道上に長い時間いることで事 故を招くことになります。 ■ 横断距離と時間 (歩行速度を秒速1m,道路幅員6mとした場合) 直角(90度)横断 斜め(45度)横断 6m(6秒) 8.5m(8.5秒) 13

歩行者として安全に道路を通行する

車の速さと歩く速さ 横断の後半部分で,車に跳ねられるケースが多く見られます。 横断前に,反対側車線に車が来ていないか確認し,横断する ことが大事です。 ■ 安全に道路を横断できる車との距離 (高齢者の歩行速度を秒速1mとした場合) 車の時速40km 道路幅員10m

時速40kmで走る車は,1秒間に約11m進行 左側は,最低でも110m必要 の場合 110m 5秒 10m 55m 5秒 自宅付近は要注意 高齢歩行者の交通事故は, 自宅付近(約500m以内) で多く発生しています。 慣れた道でも油断することなく,周囲 に気を配ることが大事です。 右側は,最低でも55m必要 アドバイスのポイント ○ 道路がよく見渡せる場所を選び,横断前のみならず,横 断中も左右の安全確認を行うようアドバイスしましょう。 ○ 歩行速度が遅くなっていること,車は思っているより速く 近づいてくることを理解させ,車が来ていない状態で,最短 距離で横断するようアドバイスしましょう。 ○ 道路は車と人が混在する危険な場所であることを理解さ せ,常に周囲に気を配るようアドバイスしましょう。 14

自転車利用者として安全に道路を通行する

自転車の区分 車両 自転車は車両です。 車両であるが故に,決まりと 責任が求められます。 ト ロ リ ー バ ス 馬 車 等 ) ( 転 車 ・ 軽 車 両 自 転 車 原 動 機 付 自 動 車 自転車は,道路交通法上「軽車両」に分類されます。 自転車に乗ることは,「運転する」ことだという自覚をもつことが 大切です。 乗ってはいけないとき,危険な乗り方 ○ お酒を飲んだとき お酒を飲んで自転車に乗ると,飲酒運転になります。 飲酒運転は,法律で禁止されています。 ○ 過労や体調が優れないとき 判断が鈍ったりしがちで,正常な運転ができなくなります。 ○ 荷物の積み過ぎ,荷物をハンドルに提げた状態, 二人乗り,傘差し運転 これらの運転は,バランスを崩しやすく,ハンドル 操作が不安定になり,事故に直結して非常に危険です。 ※ 傘を自転車のハンドル等へ固定しての運転も,風 を受けたりして不安定になったり,視野が妨げられる など危険ですのでやめましょう。 交通事故のリスクと問われる責任 ○ 交通事故のリスク 「自分の怪我」,「他人に怪我をさせる」, 「物を壊す(損害を与える)」 ○ 問われる責任(相手に怪我をさせた場合) 法律違反をして交通事故を起こすと刑事上の責任(過失傷害 罪等),相手に怪我をさせると民事上の責任(損害賠償)が発生 します。また,見舞いや謝罪をするなどの道義的な責任も発生し ます。 15

自転車利用者として安全に道路を通行する

アドバイスのポイント ○ 自転車は,日常の足として,誰もが気軽に乗れる乗 り物ですが,車と同じ車両であり,決まりと責任が求め られることを,加害事故例を説明しながらアドバイスし ましょう。 ○ 自転車は不安定な乗り物であること,高齢者は,加 齢に伴いバランスがとりにくくなっていることを理解さ せ,体調が優れないときは運転を控える,二人乗りな どの危険な運転は絶対しないようアドバイスしましょ う。 ※ 飲酒運転,二人乗り,傘差しや携帯電話使用によ る片手運転は法律で禁止 【自転車での加害事故例】 女子高生が,夜間,携帯電話を操作しながら無灯火 で走行中,前方を歩行中の看護師女性(57歳)と衝 突。看護師は,手足がしびれて歩行困難となる障害が 残り,看護師の職を失った。 横浜地方裁判所は,女子高生に 約5,000万円の支払い(損害賠償) を命じた。 16

自転車利用者として安全に道路を通行する

自転車の通る所 車道の左側が原則, 歩道は例外。 自転車は車両ですので,原則,車道の左側端を通らなければな りません。 歩道を通行できる場合 ○ 道路標識や道路標示によって普通自転車が歩 道を通行できるとされている場合 ○ 普通自転車の運転者が70歳以上の者,車道 通行に支障がある身体障害者であるとき など 【通行方法】 ○ 普通自転車通行指定部分(白線と自転車 の標示によって指定された部分)がある場合 は,その部分を徐行 「自転車及び歩行者専用」標識 歩 道 車 道 ○ 普通自転車通行指定部分がない場合は, 歩道の中央から車道寄りの部分を徐行 歩 道 車 道 路側帯の通行 道路の左側部分に設けられた路側帯を通行することができます。 ただし,著しく歩行者の通行 を妨げる場合や歩行者専用 路側帯は通行できません。 歩行者専用路側帯 路 側 帯 車 道 歩道・路側帯は歩行者が優先! 17

自転車利用者として安全に道路を通行する

アドバイスのポイント ○ 自転車は車両のため,原則,車道の左側端を走行 しなければならず,歩道通行は例外であることをアド バイスしましょう。 ○ 歩道を通行するときは,歩行者が優先であることを 認識させ,歩行者が多くいる場所では押して歩くようア ドバイスしましょう。 ○ 路側帯通行は,道路交通法の一部改正により,道 路左側の路側帯のみが通行可であることをアドバイ スしましょう。 ○ 自転車も加害者になりうることを加害者事故例を挙 げながら説明し,ルールを守ることの重要性を理解さ せましょう。 【自転車での加害事故例】 歩行者の多い歩道上を自転車で走行してきた高校生 と歩行中の主婦(61歳)がすれ違う際,自転車のハンド ルが主婦のハンドバッグ肩紐に引っかかり,主婦が転 倒し骨折等の重傷を負ったもの。 東京地裁は,高校生に 約1,800万円の支払い(損害賠償) を命じた。 18

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交差点通行 信号を守る。 一時停止をする。 信号機や標識による規制を守ることは,交通社会 におけるルールです。 子どもの手本となるようルールは必ず守りましょう。 信号のある交差点通行 ○ 「歩行者・自転車専用」と表示されている信号機 がある場合はその信号機を,ない場合は車両用信 号機の信号に従い走行しなければいけません。 横断歩道を通るときは,「歩行者・自転車専用」の 表示がなくても,歩行者用信号に従わなければ いけません。 ○ 自転車横断帯がある場合は,その横断帯を通 行しなければいけません。 ○ 信号機のある交差点を右折する場合は, 青信号で交差点の向こう側まで真っ直ぐ進み, その地点で止まって右に向きを変え,前方の 信号が青になって進まなければいけません。 車両用信号機 自 転 車 歩 行 者 専 用 信号のない交差点通行 ○ 「止まれ」の標識があるところでは,必ず一時停止をして左右の 安全を確かめなければいけません。 ○ 狭い道路から広い道路に出るときや,見通し の悪いところでは,一度止まって,安全を確か めましょう。 ○ 信号機のない交差点を右折する場合は, あらかじめ道路の左端によって交差点の側端 に沿って徐行して右折しなければいけません。 19

自転車利用者として安全に道路を通行する

通行時に気をつけること 車の動きに十分注意を払い, 安全確認を確実にする。 自転車で交通事故に遭うと,重大事故に繋がります。 事故に遭わないためにも,確実に安全確認をするこ とが大事です。 進路変更・道路横断時 後方を全く確認せずに,進路を変更する自転車 利用者をよく見かけます。 非常に危険な行為です。 進路を変更する際や道路を横断する際は,一旦 停止するなどして,左右,後方の安全を確認 してから,進路変更,横断する。 交差点左折時 ○ 交差点を左折する際は,横断歩行者がいないかよく確認し,横 断歩行者がいる場合は,一旦停止して通り過ぎるのを待って左折 する。(歩行者優先) ○ 大型車は,死角で自転車に気づいていない場合 がありますので,同一方向に左折する大型車等が いる場合は,通過を待って左折する。 アドバイスのポイント ○ 交差点は道路が交わる場所であるため,交通事故に遭 う可能性が高くなることを理解させ,信号や一時停止標識 等を必ず守るようアドバイスしましょう。 ○ 通り慣れた道でも油断せず,交差点や進路を変更す る際は,一旦停止するなど,車が来ていないこと確認し てから進行するようアドバイスしましょう。 20

車の特性を知る

停止距離と死角 「車はすぐに止まれるだろう」という 思い込みは禁物。 死角(運転席から見えない部分)に 注意。 停止距離 車は思っている程,すぐには止まれません。 車の停止距離は ● 空走距離~危険を感じてブレーキを踏み,ブレーキ が実際に効き始めるまでに走る距離 ● 制動距離~ブレーキが効き始めてから車が停止す るまでの距離 を合わせた距離となります。 危険を感じる ブレーキが 効き始める 止まる 停止 空走距離 制動距離 ● 速度と停止距離の目安 20km 40km 50km 60km 80km 100km 0 9m 20 22m 32m 40 44m 60 空走距離 + 制動距離 = 停止距離 80 76m 100 112m 120 タイヤや路面の状態によって,停止距離は変化します。 重い荷物を積んだり,同乗者がいる場合や雨の日は,停止 距離がながくなるので,特に注意が必要です。 21

車の特性を知る

死角 車には,構造上,運転者から見えない部分(死角)がありま す。 運転者のみならず,歩行者としても,常に死角の存在を意 識した行動を心掛けることが重要です。 ピラーによる死角 死角 死角 死角 死角 アドバイスのポイント ○ 「車はすぐには止まれない」ことを理解させ,スピー ドを控えた運転,歩行者として無理な横断等をしない ようアドバイスしましょう。 ○ 見えているようで見えていない部分(死角)が車に はあることを理解させ,死角を認識した上での安全確 認や歩行者,他車(バイク等)として死角に入らないよ うアドバイスしましょう。 22

運転者として安全に道路を通行する

飲酒運転根絶 飲酒運転は,死亡事故やひき逃げ 事件に直結する 「極めて悪質な犯罪」 未だ,県内では,毎年100 件以上の飲酒運転による交 通事故が発生しています。 県民みんなで,「飲酒運転 をしない・させない・許さな い」環境作りを推進すること が重要です。 400 飲酒運転による交通事故 死角 300 200 100 0 件数 死者数 H17 295 15 H18 298 14 H19 177 11 H20 165 15 H21 161 9 H22 172 5 H23 124 9 H24 141 15 死角 H25 128 8 H26 119 7 ※ 第1当事者側(自転車以上)に飲酒が認められた件数,当該事故における全ての死者数 30 20 10 0 8.0倍 (過去10年間(H17-26)の広島県データ) 23

運転者として安全に道路を通行する

飲酒運転の責任 【飲酒運転者に対する罰則・行政処分】 【運転者以外の罰則】 ● 車両の提供 ● 酒類の提供 ● 車両への同乗 死角 死角 アドバイスのポイント ○ アルコールの運転への影響を理解させ,少しでも飲 酒したら,車両を運転しないようアドバイスしましょう。 ○ 運転者以外にも罰則があることを理解させ,地域ぐ るみで飲酒運転根絶に取り組むようアドバイスしま しょう。 7.4倍 24

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身体能力・運転技能の変化 身体機能の変化を客観的に把握 運転技能は,年齢とともに変化 加齢に伴い,運転の三要素である認知・判断・操作の 一連の流れが滞りがちになります。 【高齢者の特性】 ~一般的に言われているもので個人差があります~ ● 身体的特性 ・視力 動体視力の低下,視野の狭まり,コントラスト(明度の差)感度の 低下,暗順応の低下(明るい場所から暗い場所への順応),眩惑 の増大 ・聴力の低下 ・反応動作のムラ ・判断の速さと正確さ(認知,判断,操作の速さ,正確さが低下) ・体力と衝撃耐性の低下 ・疲労回復力の低下 死角 死角 死角 ● 心理的特性 ・複雑な情報を同時に処理することが難しい ・運転が自分本位になり,相手に甘えがち ・注意力の配分や集中力の低下 ● 運転的特性 ・過去(若い時)の経験にとらわれる ・意識と行動のミスマッチ(頭で考える自分の実態と,実際の自分の 行動実態のズレ) ・「慣れ」と「だろう運 転」 ・より小さい車に乗り 換えることで身体機 能の低下はカバー できると考えている 機能 認知 判断 視力 聴力 具体的行動内容 相手の車を見落とす 相手の速度を誤認する 信号・標識を見落とす 小さな移動体を見落とす エンジンの音が聞きとりにくい 緊急車両の接近が分からない 踏切警報音が分からない 判断・決定の情報処理に時間がかかる とっさの判断の遅れや誤りが生じる複雑 な情報処理が苦手である 事故・違反形態 出合頭の事故 一時不停止 信号無視 右折時の事故 優先通行妨害 7.4倍 操作 瞬間的対応ができない 機敏で巧みな行動がまだできるという錯 覚がある 認知から操作に至る時間が遅れる 意識に行動が伴わない ハンドルやブレーキの 操作不適 『参考文献』 高齢ドライバー事故の実態と対策(鈴木春男) 25

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【実験例】 ① 走行中,一般道路案内標識中の漢字の判読距離 (20~30代) 120~130m (70~80代) 50~60m ② 明るい道路から暗いトンネルに入った時の暗順応 (20~30代) 7~8秒 (70代以上) 平均25秒(1分以上かかる人もあり) ③ 交通事故が起きやすい交差点とカーブでの高齢運転者の特徴 (交差点) ・右折のタイミングを「対向車の速度」より「対向車との距離」で測る 傾向が強い ・右折時間が長い (カーブ) ・ハンドル操作のタイミングが遅い ・走行ラインのぶれが大きい ・走行速度が低い 死角 死角 死角 ヒューマンエラー(見落としや操作ミスなど)は交通事故の最大の要因 エラーの生起と加齢に伴う心身機能の変化との間には密接な関係 (例) ・反応時間は,高齢になるほど,また,複雑な反応を求められるほど 遅れる傾向が伺われ,エラーの発生率が高くなる ・高齢になるほど,豊かな運転経験と総合的な判断力が形成され, 高速走行などの無謀な運転を避ける態度が表れることにより,エ ラーの発生率が低くなる。 客観的に自分を知り,それを自覚した運転に心掛けることが 大事 法定講習(高齢者講習等)のほか,警察署が行う「高齢運転者ドック」, 教習所等における適性検査等を受けるなど,客観的に自分の身体機 能の変化,運転の癖を知り,安全運転に努めましょう。 26

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アドバイスのポイント ○ 自己の心身機能の変化を理解し,その変化に応じ た安全運転を心掛ければ,交通事故防止に繋がるこ とをアドバイスしましょう。 ○ その方法として,警察署で行っている「高齢運転者 ドック」や自動車教習所等の運転適性検査の活用のほ か,家族に助手席に乗ってもらい,自分の運転の問題 点をチェックしてもらうことも有効であることなどをアド バイスしましょう。 死角 死角 死角 7.4倍 27

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高齢運転者標識と運転免許自主返納制度 70歳以上は高齢運転者標識を! 運転に不安を感じたら運転を卒業する勇気を! 高齢運転者標識 70歳以上の運転者が普通自動車 を運転する時は,高齢運転者標識 (マーク)を車体の前面,後面の所定 の位置に取り付けて運転するよう努 めなければなりません。 マークを付けることで・・・ 高齢運転者標識 新マーク ● 周りの車から保護され,余裕を持った運転ができる。 (表示車への幅寄せや無理な割り込みは禁止) ● 交通安全意識が高まり,安全運転に繋がる。 旧マークも当分の 間使用できます 運転免許自主返納制度 死角 運転免許を返します 運転を継続する意志がなくなった場合,申請 により運転免許を取り消すことができます。 ● 申請による運転免許を返納された方は,申請により身分証明書と なる運転経歴証明書の交付を受けることができます。 ● 運転経歴証明書提示等により,タクシー・バス等の運賃割引やタ クシーチケット交付等を受けることができる場合があります。 (詳しくは,広島県警察ホームページを参照してください) アドバイスのポイント ○ 法律の定めがあるほか,自らの安全運転に繋がる ことを理解させ,運転する際は,高齢運転者標識を表 示するようアドバイスしましょう。 防止の一つの方法であることをアドバイスしましょう。 28

車やバスに乗るとき

車に乗せてもらうとき シートベルトは,あなたを守る命綱 です。 後部座席を含め,すべての席でシートベルトの着用が義務 づけられています。 着用していないと,死亡する確率が非常に高くなります。 全席シートベルト着用 ○ 車に乗ったら,すぐシートベルトを着用することを習慣づけ る。 ○ お互いでシートベルト着用の声かけをする。 【シートベルト非着用の危険性】 ○ 自分自身が大きな被害を受ける ○ 車外放出される ○ 同乗者へ衝突し被害を与える ~エアバッグがあるといっても・・・~ エアバッグは,衝突後0.02秒という高速で爆発的に膨ら みます。 シートベルトを着用していないとカウンターパンチを受ける ことになり,内蔵等に致命傷を与えることとなります。 【衝突時の衝撃】 時速40kmでコンクリートの壁に 正面衝突した場合の衝撃は, 体重の約30倍(体重60kgの人で1.8t) に相当します。 29

車やバスに乗るとき

バス(車)から降りたとき 降りたバス(車)の前を横切るのは 非常に危険。 バス(車)から降車後,バス(車)の前を 横切ろうとしてバスに跳ねられたり,バス(車)の直前・直後 から急に道路を横断しようとして走行中の車に跳ねられる事 故が多発してます。 バス(車)を降りた後の横断 目的地に着いてバス(車)を降りると,安心感や気持ちの早ま りなどから,つい,急いで道路を横断しがちになります。 ○ バスの運転手から,前を横切る人が 見えない場合もあり,また,走行中のド ライバーからは,バス(車)が死角とな って歩行者の発見が遅れるので,停車 中の車両の直前直後から横断しない。 ○ 少し遠回りでも,信号機や横断歩道 のある場所を横断するか,見通しのよい 場所で,左右の安全をよく確認してから横断する。 アドバイスのポイント ○ 全席シートベルトの着用が義務づけられていること と非着用時の危険性を認識させて,車に乗ったら必ず シートベルトを着用するようアドバイスしましょう。 ○ 降車後の車や停車中の直前・直後の横断は非常に 危険であることを認識させ,遠回りでも信号や横断歩 道のある場所や見通しの良い場所で横断するようアド バイスしましょう。 30

夜間・薄暮時に外出するとき

歩いて外出するとき 夜間・薄暮時に外出する時は, 明るい色の服装と反射材・LED ライトの活用を! 夜間,歩行中に車に跳ねられる交通 事故が多発しています。 広島県警察反射材活用促進キャラクター 特に,横断中の事故が多く発生しています。 キラリ☆マン 夜間は昼間と比べ,事故当事者となった高齢歩行者の死亡率が 高くなっています。 夜間に潜む危険性 【車のドライバー】 ○ 夜間のドライバーの視界は,ライトの照射範 囲に限られるため,昼間と比べ視認性が悪く, 歩行者の発見が遅れる。 ○ 交通量が閑散としているため,スピードを出し がちになる。 また,横断する者はいないと思い込む。 【歩行者】 ○ 車のライトが見えるため,ドライバーが気づいてくれていると思 いがちになる。 ○ 車との距離感や車両速度がつかみにくくなる。 夜間,車から歩行者が見える距離 31

夜間・薄暮時に外出するとき

夜間,車からの歩行者の見え方 ○車のライト下向き ○40m先に ・黒色の服装 ・黒色の服装で反射 材あり で実験 夜間での色の見え方 白色や黄色などの明るい色の服装が効果的 各種反射材用品等 32

夜間・薄暮時に外出するとき

夜間外出するときは・・・ ○ 自分の存在をドライバーに一早く知らせるためにも ・服装は白や黄色などの明るい色にする ・反射材やLEDライトを活用する ※ いつも履く靴や杖,持ち物に,反射シールを貼付した り反射キーホルダー等を取り付けておくと,忘れること なく安全です。 ○ なるべく明るい場所を選んで歩き,横断するときは,昼間以 上に左右の安全を確認する。 自転車で外出するとき 早めのライト点灯と明るい色の服装,反射材 の有効活用を! ○ 夜間は,ライトを点灯するよう義務づけられています。 ライト点灯は,自分の走行先を照らすだけでなく,ドライバー に自分の存在を知らせることができます。 ○ 歩行者同様,明るい色の服装で,反射材を身につけたり自 転車に取り付けると安全性が高まります。 車で外出するとき 早めのライト点灯と上向きライトの励行を! 車両は,上向きライトが基本です。 上向きライトにすると,下向きライトでは見えない危険を早期に 発見することができ,交通事故を未然に防止することができます。 ( ※ 対向車や前に車がいるときは、下向きライトにこまめな切り替えをしましょう。) また,早めのライト点灯で, 他車や自転車,歩行者に自 分の存在を早く知らせること ができます。 33

夜間・薄暮時に外出するとき

アドバイスのポイント ○ 明るい色の服装や反射材の視認性,活用効果を理解 させ,夜間外出する時は,明るい色の服装で,反射材を 活用するようアドバイスしましょう。 また,着用方法も併せてアドバイスしましょう。 ○ 上向きライトは,視界を広げ,早期に危険を発見でき るほか,他車へ自車の存在を知らせることができ,事故 防止に繋がることを理解させ,対向車や前に車がいる場 合以外は上向きライトにするようアドバイスしましょう。 また,夕暮れ時の早めのライト点灯も併せてアドバイ スしましょう。 34

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~日本一安全・安心な広島県の実現に向けて~ 36