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ビジネスプランコンテストチャレンジ応援セミナー
起業に繋がるビジネスプラン
~利益を生み出すコンセプトメイキング~
H21. 9. 30
B-ネスト窓口相談担当(毎週水曜&第2土曜日)
中小企業診断士 豊田 和之
1
顧客の視点で考えよう
「モノ」から「コト」へと時代は変化
お客様のニーズは「モノ」から「コト」へと変化しています
「モノ」があふれている現代では、よほどのことがないと「モノ」は売れません。
商品・サービスという「モノ」ではなく、その商品・サービスがお客様に提供する
「コト」に着目して、考えてみましょう。
「モノ」ではなく「コト」を訴えていきましょう
わかり
やすく伝
える
興味を抱かせるよ
うな内容
一言でいってその商品・サービスの
セールスポイントは何か?
人に話して、
感想を聞い
てみても良
いです
2
これだけは押さえましょう
■あなたの考えているプランについて、シンプルに考えて
みましょう。
1.競争状態、競合状態の分析
2.独自の資産(ノウハウ、能力、経験、
資格、等)はあるのか
3.強みや差別化ポイントはあるのか
4.お客は誰なのか(ターゲット)
5.一言で「売り文句」を言うとなにか
3
販売戦略の要素
■商品・サービスがよければ、それだけで売れるわけではありません。
マーケティング4Pでもれのない販売戦略を作りましょう
販売する商品・サービス(product)
想
定
し
た
タ
ー
ゲ
ッ
ト
・新規性 ・実現性
・市場性 ・独自性
マ
ー 価格(price)
ケ ・価格設定は経営戦略に繋がっている
テ
ィ プロモーション(promotion)
ン
グ ・プロモーションミックス ・ AIDA
4 ・IT活用
P チャネル(place)
・販売ルート、販売場所
・ネット販売など
タ
ー
ゲ
ッ
ト
4
販売する商品・サービス
以下の点をチェックしましょう
■新規性
似たようなものは今までなかったか? 独創性はあるのか?
■実現性
商品化は問題なくできるのか? コストがかかりすぎないか?
■市場性
市場規模はどうか? 顧客ニーズはあるのか?
■独自性
差別化はできているのか?すぐに真似されないか?
5
価格設定
価格設定は経営戦略に従っています。
最終的な利益はどう確保するのか考えましょう。
経営戦略
薄利
大量販売型
か
適切な利益を加えた販売
一般的な販売型
6
プロモーション①
4つの区分で漏れをなくそう
プロモーションミックス
■広告(新聞、雑誌、折込チラシ、HPなど)
■人的な活動(営業活動)
■パブリシティ
■販売促進活動
開店セール、コンテスト、おまけ、試供品、イベント
7
プロモーション②
お客の気持ちの流れに着目した
プロモーションを考えましょう
AIDA (顧客の購買プロセスをあらわした理論)
Attention:関心 Interest:興味 desire:欲求 action:行動
例:顧客が新店舗で商品を購入するプロセス
Attention:遠くから店舗の看板を見て関心を持つ
Interest :近くまで来て店舗の中やショーウインドを見て商品に興味を抱く
Desire
:商品を見ているうちに欲しくなってくる。
Action
:入店し、商品を購入する
8
プロモーション③
ITを活用しましょう
最近はインターネット利用者が増えています。
ホームページやブログで情報発信をしましょう。
インターネット利用者数、普及率
・インターネットの利用者は9091万人
・人口普及率は75.3%。
世代別普及率
・13歳~39歳までの普及率は95%を超えている。
・40歳~49歳までは92% (総務省平成20年「通信利用動向調査」)
9
販売場所
どこで商品・サービスを販売・提供するのかを
考えましょう。
販売場所・販売ルート
■店舗:
どんな立地でどんな店舗で売るのか
■協力先: どんなところで扱ってもらうのか
■営業販売:どんなところに営業しにいくのか
■無店舗:出張サービスなど
■インターネット販売:どんなホームページで販売
するのか
10
リスクを考えましょう①
ビジネスにはリスクがつきものです。
あらかじめ、生じるリスクを想定し、
対策を考えておきましょう。
■人:健康状態、能力、経験、協力者、家庭環境
■物:商品サービスや事業に使用する物のリスク
■金:資金量、投入できる限度額
■情報:情報の流出など
■取引・お客:仕入先、得意先、集客、クレーム等
■その他:法的規制、ライバル出現など
11
リスクを考えましょう②
SWOT分析でビジネスプランの
リスクを考えてみましょう
企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)
SWOT分析
機会
脅威
強み
強みを機会に活かす方策
強みに基づき脅威に対処する
方策
弱み
弱みを補完して機会を活かす方
策
弱みと脅威を最小化しリスク
を回避する方策
12
リスクを考えましょう③
SWOT分析例: パン屋開業の場合
企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)
SWOT分析
強み
パン作り経験20年
生地作りから出来る
弱み
大量生産できない
お客のニーズが分からない。
機会
脅威
食の安全・安心が叫ばれている。
JR駅近くの店舗を考えている。
チェーン店、ファーストフード店
などが近隣に出店している。
強みを機会に活かす方策
強みに基づき脅威に対処する
方策
食の安全・安心に配慮したバンを
製造し、アピールする。通勤・通学
客に合わせた営業時間。メニュー
開発。イートインコーナーを設置す
る
当店のみのオリジナルパンを製
造する。原料原産国を店内に表
示する。
弱みを補完して機会を活かす方
策
弱みと脅威を最小化しリスク
を回避する方策
売れ筋商品を見つけ、ロスが出な
いようにする。顧客アンケートを実
施し、ニーズを把握
競合店調査をし、同じものをつく
らない。価格調査も行って対応
する。
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資金計画
事業を興すには、資金が必要です。資金の
調達方法を考えておく必要があります。
■自己資金
必要資金の3分の1程度は必要です
その程度は用意しないと金融機関でも融資してくれませ
ん。
■資金の内訳
・初期の運転資金
・家賃など(保証金も考慮)
・設備費用 ・改装費用(店舗)
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業績計画①
いよいよ業績計画作りです。成り行き的な経営
ではなく、きちんとした計画が必要です。
■売上ー費用=利益です
また費用は売上原価と固定費に分けられます。
売上高
1年目
2000万円
構成比
100%
売上原価
1200万円
60%
固
定
費
人件費、賃料、光熱
費、設備投資費、支
払利息など)
利益
240万円
560万円
15
業績計画②
前頁を参考にして損益分岐点売上高を
計算してみます。
■売上原価率と固定費がわかれば損益分岐点売上高
や目標売上高を算出できます。
・損益分岐点売高=固定費÷(1-売上原価率)
・目標売上額=(固定費+利益)÷ (1-売上原価率)
1年目
構成比
損益分岐
点売上
目標売上
額
売上高
2000万円
100%
600万円
1850万円
売上原価
1200万円
60%
360万円
1110万円
240万円
240万円
固定費
240万円
利益
560万円
0
500万円
16
業績計画③
売上の落とし込み
■目標売上が算出できたら、それを月割・日割売上に落
とし込んでいきます。
■一日の売上=客数×客単価 です
このように考えていくと、ビジネスのイメージが沸いて
きます。
例:1日○○円が売上目標だからそれを達成するには
客単価の平均が○○円だとすると
1日に○○人のお客に販売しないといけない。
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プラン作りの手がかりとなるもの
■何から手をつけてよいかよくわからない方には、次のようなものが参考にな
るかもしれません。
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創業に関する案内書です
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各業種別に「市場動向」や「準備事項」、
「資金例や収益シミュレーション」等も紹介して
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ご清聴ありがとうございました。
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メモ
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