資料 - 東海大学教職員ポータル

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「毎月イベント」実施により、学生のキャンパ
スライフの充実化・大学の活性化を目指して
阿蘇校舎
阿蘇教学課・学生係
1.キャンパスライフの充実化の意義
・学生が充実した学生生活を送り、4年間で卒業・就職し
ていくことは、結果として大学の活性化へとつながる。
・農学部の退学者の理由を調査した結果、原因の一つと
して、人間関係が構築できていないこと、すなわち、相
談相手がいない・友人がいないなどが判った。
・改善策として、友人や相談相手を得る機会を増やし、
学生間の交流を促進させることを考えた。
2.農学部の現状
・全入時代やゆとり教育などにより、多様な学生が増えており、さらにきめ細か
な対応が必要になってきた。
・県外出身者が多く、特に入学後の1~2年間は、一人暮らし生活に慣れず、
友人を得る機会が少ない。
・全学生の約8割が大学周辺に居住しており、ここでの生活環境・人間関係の
良し悪しがキャンパス内の学生生活にも影響を及ぼしている。
・下宿アパートが密集しているため、小さな事でも殆どの学生が知ることになり
、この事により、周りの目を気にする傾向が強くなっている。
・大学周辺に娯楽施設がないため、問題が起きた場合、引きこもりとなる場合
が多い。
阿蘇校舎
学年別居住地状況
黒川地区
3%
1%
大津
その他(知人・親戚)
出身地区別在籍数(3年間平均)
自宅
16%
80%
阿蘇校舎の学生は、約8割が、大学
周辺の下宿、アパートに住んでいま
す。都道府県物在籍数を見てわかる
ように、全国から、集まっています。
地区
北海道・東北
人数
21
関東
80
北信越
19
東海
49
関西
59
四国
43
中国
87
九州(熊本外)
387
熊本
208
3.イベント実施に向けて
・2008年度末に、阿蘇学生会と年間行事について協議を
行い、友人をつくることが困難な学生が増加していること
を問題提起し、友人づくりのきっかけとして「毎月イベント
実施」を提案した。そして共通の目標とした。
・地域住民の協力が不可欠と考え、「黒川学生村連絡協議
会」を中心に地域交流イベントを充実させることにした。
・農学部指導教員幹事会と教学課が協議し、「学生・教職員
交流イベント」を企画・実施することにした。
阿蘇学生会との連携
教学
課
学生
会
•定例会の実施
•イベント内容の打合せ
•親睦会の実施
•学生会室の訪問
•連絡システムの構築
キャンパ
スライフ
学生会加入状況
人数
委員会
132
体育系サークル
369
文化系サークル
213
合計
714
※過去3年間の平均人数
≪加入者の内訳≫
黒川学生村連絡協議会
(目的)
この協議会は、黒川地区に在住する学生の生活環境の
整備と充実に努めると共に、黒川地区の生活と文化の向
上を図ることを目的とし、組織されています。
大学
地元住民
行政
学生
(活動)
●大学と村の交流とその活性化をはかる活動
●学生の下宿生活、アパート生活の改善と充実をはかる
活動
●黒川地区の生活環境整備と充実をはかる活動
●学生と住民の交流および親睦をはかる活動
●黒川区における防犯意識の啓発活動と自主防犯活動
(組 識)
黒川地区 、黒川支部婦人会 、下宿組合 、
アパート管理組合 、下宿委員会 、ボランティア学生
南阿蘇村 、高森警察署 、南部消防署、東海大学
年間イベント
• 4月:阿蘇校舎大オリエンテーリング(阿蘇学生会)
• 5月:新入生歓迎バーベキュー(阿蘇教学課・3学科)
料理教室(黒川学生村連絡協議会)
• 6月:防犯パトロール(黒川学生村連絡協議会)
新緑祭:スポーツ大会・文化発表会
(体育・文化委員会)
• 7月:下宿・アパート対抗スポーツ大会
(黒川学生村連絡協議会)
• 10月:白川調査(阿蘇代議委員会)
南阿蘇村交流フェスタ(南阿蘇村・東海大学)
• 1 1月:学園祭:数鹿流祭(阿蘇数鹿流祭実行委員会)
肥後菊観賞会(ガーデニング部)
お掃除カーニバル(執行委員会)
• 12月:LOVE・ASO・Xmas(有志)
テニス大会(硬式テニス部)
防火防災活動(黒川学生村連絡協議会)
• 2月:リーダーズトレーニング(阿蘇学生会)
• その他:学科対抗スポーツ大会、学内献血(年3回)
4月:新入生オリエンテーリング(学生会)
5月:新入生・教職員交流会(阿蘇校舎)
5月:美化作業(黒川学生村連絡協議会)
5月:料理教室(黒川学生村連絡協議会)
6月:新緑祭(体育委員会)
6月:新緑祭(文化委員会)
7月:スポーツ大会(黒川学生村連絡協議会)
10月:白川調査(代議委員会)
11月:数鹿流祭(建学祭実行学生会)
11月:お掃除カーニバル(阿蘇学生会)
12月:防火防災活動(黒川学生村連絡協議会)
12月:LOVE・ASO・XMAS(有志団体)
イベント参加状況
参加者数
未参加数
248
868
749
867
903
861
797
746
868
946
817
899
899
62
63
714
93
213
95
59
101
165
94
216
16
145
※新入生オリエンテーリング、新入生・教職員交流企画は1年生だけの人数です
4.イベント実施による変化
・毎月イベントを実施する事によって、以前より多くの
団体・学生が企画を分担するようになり、阿蘇教学
課へ来課する学生の顔ぶれ・人数も増加した。
・イベント直後に、新しい友人と帰宅している姿が多く
見られるようになった。
・これらのイベント情報は、大学広報にも広く活用され
てきている。
5.今後の展望
・学生気質の変化に伴う新しい取り組み
(学生どうしが支えあうしくみ作り)
・春学期集中イベント(4~6月)の企画
・夜間の大学施設の有効利用
終
了