クラブ奉仕

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クラブ奉仕
RI第2680地区(兵庫)
PDG 石井良昌
(尼崎西)
ロータリーの綱領とは
ロータリの綱領を遵守することを条件に
ロータリアンの身分が与えられている
The object of Rotary
ロータリーの綱領とは
ロータリーの目的である
ロータリーの綱領上の
クラブ奉仕の定義
第1 奉仕の機会として知り合いを広めること
The development of acquaintance as an
opportunity for service.
1906年では「親睦を深める」 であったが
1912年から「知り合いを広める」に変わる
定款上のクラブ奉仕の定義
ロータリーの第1奉仕部門
クラブの機能を充実させるために
クラブ内で会員が取るべき行動
クラブ例会への出席
クラブ内の親睦を保つ
クラブのプログラムに参加等
クラブとは
*ロータリー運動の主役はクラブ
*RI定款、RI細則、標準ロータリークラブ
定款に記載されていること以外は、すべ
てクラブ自治権の範疇にある
*クラブ管理運営のほとんど、奉仕活動
のすべてはクラブの自主性に任されて
いる
クラブ細則について
推奨クラブ細則はあくまで推奨に過ぎない
・委員会構成
・奉仕活動実践の具体的目標
・財務
・会員選挙の方法
・例会の運営方法
クラブの実態に合わせて、毎年改定できる
クラブ・リーダーシップ・プランの目的
この目的は、効果的なクラブの管理の
枠組みを提供することにより、
ロータリークラブの充実化を図ることである
効果的なクラブとは
(1)会員基盤を維持、拡大する
(2)地元地域社会並びに他の国々の地域社会の
ニーズを取り上げた奉仕プロジェクトを実施し、
成功させる
(3)財政的な貢献およびプログラムへの参加を
通じてロータリー財団を支援する
(4)クラブの枠を超えてロータリーにおいて奉仕できる
指導者を育成する
クラブ会長の責務
・クラブの代表者、象徴的存在
・理念の提唱者として、クラブ独自のテーマを
掲げることができる
・会長のリーダーシップによってクラブは
活性化する
・あらゆる会合の議長であらゆる委員会の委員
・クラブ外におけるロータリーの指導者としての
最初のステップ
クラブ幹事の責務
・クラブの代表者
・クラブの世話役
・クラブに対する各種報告義務、会員記録、
各種会合の招集とその議事録、
出席率の報告
・委員会に所属しない
理事会の役割
・クラブの管理主体は理事会
・クラブのプログラム、奉仕活動の策定
・年間活動予算の策定と修正
・会員選考の最終決定
・職業分類の貸与
クラブ理事会の先議権とは
クラブの管理運営に関する
すべての決定は
理事会の決定が優先すること
理事会の裁量権に委ねられるもの
・例会の変更、取りやめ
・名誉会員の身分存続
・職業分類の是正、訂正
・会員身分の終結
・出席免除 等
クラブ奉仕は
ロータリーライフの基礎である
ほとんどのクラブで
ホームページやインターネットを
使い、情報交換、広報に力を
いれている
インターネットの活用
1. 地区行事のスケジュールを共有
2. ガバナーの意見や新しいロータリーの情報
を発信
3. 他クラブのホームページにリンクでき、クラブ
の活動状況と情報交換ができる
4. その他
インターネットの活用
※週報を作成し、経費の削減をはかれる
※同じくガバナー公式訪問書も作成を
※クラブのホームページを持とう
※ガバナー月信にもガバナー自身が原稿を
直接印刷所に送ることができる
(将来的には地区独自でガバナー月信を
作成し、誰でも見ることができる)
親睦とは
感性的な親睦・・・ただ単に楽しむだけ
純粋親睦・・・ロータリアン同士の深い信頼
自分の足らざるところを他の
ロータリアンから学ぶ姿勢
純粋親睦にロータリーの魅力がある
例会は人生の道場
クラブ例会等に出席して、事業上の発想
の交換を通じて、お互いに切磋琢磨して
奉仕理念を研鑽し、自己改善を図る
例会では
世のため人のために尽くす心、すなわち
奉仕の心を作る
クラブ奉仕
クラブの外では
奉仕の心を適用して
職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕を実践する
「Enter to learn
Go forth to serve」
「入りて学び、出でて奉仕せよ」
ロータリーの2つの奉仕理念
その一つがService above self・・・〔奉仕哲学〕
超我の奉仕
もう一つがHe profits most who
serves best・・・〔実践倫理〕
最もよく奉仕する者、最も多く報いられるという
シェルドンの職業奉仕の理念
ロータリーの創始者
ポール・ハリスのことば
世界は絶えず変化しています
私たちは、この変化する世界とともに
変わっていく心構えがなければなりません
ロータリー物語は、 繰り返し、
繰り返し、書き直す必要があるでしょう
ロータリーで変えてもいいもの
RI・地区・クラブの
組織の管理運営
および 奉仕活動の実践
ロータリーで変えてはならないもの
「ロータリーの哲学」すなわち
「ロータリーの奉仕理念」である
Official Directoryの中にある・・・
The Ideal of Service (奉仕の理想)
<公式文書として>
「奉仕の理想」とは
「人のことを思いやり、
人のためにつくすこと」
これらが奉仕の理念となっている
Official Directoryの裏表紙に
Rotary clubs everywhere have one
basic ideal – the “ideal of Service,”
which is thoughtfulness of and helpfulness to others.
ロータリークラブは人に対する思いやりや
人のためにつくすという奉仕の理想という
基本理念を持っている
世界と日本のクラブ数
世界の会員総数
1,208,562人
世界168ヶ国のクラブ数 32,554
(2006年9月30日現在)
1クラブ平均会員数 約37人
日本の会員総数
99,449人
日本のクラブ数
2,326
(2006年12月末 現在)
1クラブ平均会員数 約42人
杞憂論争の時期
1967年、世界社会奉仕とインターアクト
に関して
直木太一郎PDGと
松本兼二郎RI理事とが
ロータリーの友7月号から10月号を通じ
て行なった論争
元RI理事・PDG
松本兼二郎
PDG 直木太一郎
杞憂論争の時代背景
1962年に時を同じくしてロータリーの構成
プログラムである
インターアクトクラブ および
世界社会奉仕
(World Community Service)
が提唱され、発足した
この論争の背景となった当時の状況
1962年に RI会長のニッティシ・ラハリー
が提唱した世界社会奉仕の考え方が定着
し、この年代から活発な活動が開始され、
また、インターアクト・クラブの運動も積極
的な活動を開始したことに対する大きなと
まどいがあったことが想像される
直木PDGの杞憂
世界社会奉仕とインターアクトクラブ
この二つはこれからのやり方如何で、
将来のロータリーの発展に危険を
もたらす禍根になりはしないか
と心配する
決議23-34に抵触するか否か
23-34の決議によって、他の機関や施設と
重複したり競合しないよういましめられている
という点には誰しも異論を唱える人はいない
しかし、政府や専門機関がこれらの施策を実
施できないほど貧しい国が世界に沢山あるこ
とも事実である
個人的見解として、抵触しない
直木氏の「私のロータリー50年」
ロータリーの質と量について・・・
「いまやロータリーの原石を磨くとき」
1960年におけるロータリアン数
全世界で 約50万人
日本で
約1万3千人
直木氏は会員の質を尊重し、原石を磨きあげ
てダイヤモンドにしたいと考え、安易な会員増
強を戒めた
柏原孫左衛門PDGの考え方
同じ1960年のロータリーの友8月号に
「質と量はロータリーの車の両輪」という
題名で論文を投稿
「ロータリーの発展には、質の向上と数の
増加が車の両輪のごとく必要である」と
説いている
(私も同感です)
奉仕理念の研鑽と奉仕活動の実践は
車の両輪のように大切
奉仕理念の研鑽を怠って、人道的な奉仕
活動の実践にのみ狂奔するのも困りもの
ですが、もっと問題なのは、全く奉仕活動
の実践に無関心な会員の存在
決議23-34の第4条
「奉仕する者は行動しなければならない」
ロータリー哲学は実践哲学である
杞憂論争の私の分析結果
直木太一郎PDGは
精神論を説いている
松本兼二郎元RI理事は
精神論だけに及ばず
実践論をも説いている
質とは何か
定款上の会員の条件は
「善良なる成人で、職業上良い
世評を受けている者」
いかにロータリーの奉仕理念を理解し
実践できるかが、ロータリアンの質を
判断する基準となる
もしも会員増強に視点をおくなら
女性会員に注目する必要がある
日本全国の会員数 99,449人の内
女性会員数 3,034人 〔約3%〕
(2004年11月末現在)
世界の女性会員は約14%
2680地区は74クラブで本年2月末現在
会 員 数
3185人
女性会員数
67人と少ない〔約2.1%〕
職業分類の原則とは
2001年の規定審議会における一人一業
種制の崩壊で、会員数50名までのクラブ
は同業者5名まで 51人以上のクラブは
会員数の10%まで正会員として選挙する
ことができる
ロータリーでいう Service とは
ロータリーの基礎にServiceをすえたのは
アーサー・F・シェルドン
このServiceの意味は人のためにつくすこと
ビジネスでもServiceの心がけはシェルドンの
言葉を借りれば 「永続的な顧客を得る道」
であり、信用を増して繁栄への道につながる。
結論として クラブ奉仕は
例会出席から始まるクラブ奉仕は
クラブの全員がすべきことであり
ロータリーライフの基礎となる
従って
ロータリーのロータリーたる所以は
クラブ奉仕にある
完