吉野家の牛丼を設計分析する

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040301 ちょっと一休み(21)
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國井 良昌 All rights reserved.
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040301 ちょっと一休み(21)
ちょっと一休み(21)Rev.-1
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040301
今回の「ちょっと一休み」は、このバックグランド色から想像して
みてください。
もしや、
講師の好きな・・・
吉野家の牛丼を
設計分析する
です。
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【引用文献・参考文献・引用写真】
・2004年2月12日(木)の朝日新聞(朝刊)から抜粋
040301 ちょっと一休み(21)
「吉野家の牛丼」を設計分析する
2004年2月12日 朝日新聞・朝刊から抜粋
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著者の設計分析
■ 牛丼にお別れ・食べ納めの列
牛丼チェーン最大手の吉野家が2月11日、一部を除く全国約970の
店舗で牛丼販売を休止した。BSE問題で米国牛の輸入が停止され
たあおりを受けた。最後の一杯を食べようと、店には未明から牛丼
ファンや初体験組らが押し寄せた。
吉野家は・・・
・株式会社
吉野家ディー・アンド・シー
・設立:1958年12月27日(明治32年)
・資本金:102億6548万円
・社長:安部修仁 氏
・従業員:1076名、パート:6238名
・国内:913店、海外:199店
以上、2003年2月28日現在のデータ
・利益率:30%
30%という数字は、外食産業では超
優等生とのこと。
「牛丼は日本の食文化」と街から消える味を惜しむ人たちの一方、
「食材を海外に頼りすぎていたのかも」という声も聞かれた。
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ここが今回のテーマです。
テキスト第4部「リスク対処設計法」を
再度、読んでみましょう。先ずは、本ホ
ームぺージのトップページへ移行して
ください。SATE MAP”I”からダウンロ
ードしてください。(無料)
【引用文献・参考文献】
・ http://www.yoshinoya-dc.com/about/company/index.html
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「吉野家の牛丼」を設計分析する
2004年2月12日 朝日新聞・朝刊から抜粋
著者の設計分析
■ 280円の並牛丼
11日午前0時すぎ。東京・新橋東店は、カウンターの13席からあ
ふれたサラリーマンらが、店外にも10人以上列をつくった。
並盛りと漬物を注文した建材メーカーの営業マン江藤公彦さん
(48)は、静岡に家族を残し、単身赴任で5年目。不況で給料はがた
落ちした。自前でつくる弁当よりも安い280円の牛丼は心強い味方だ
った。
「吉野家に通うのは、逆境にくじけないでほしいから。分かるでしょ
う、この気持ち」
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講師も5年半の単身赴任を経験して
きました。最初の3ヶ月は新鮮でした
が、残りは大変。
特に、電話代、電気代、水道代、交
通費・・・二重生活費の経済面が大
変でした。
もちろん、吉野家の「牛丼」や「朝定
食」は大助かりでした。
【引用文献・参考文献】
・ http://www.yoshinoya-dc.com/about/company/index.html
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「吉野家の牛丼」を設計分析する
2004年2月12日 朝日新聞・朝刊から抜粋
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著者の設計分析
■ 売り切れました!
牛丼を「食べ納め」に来る客は前日午後から急増し、通常の3倍近
くに。予想を超える勢いで肉が消えていく。
11日午前6時、関東地方の8割、東海地方の7割、近畿地方の6割
で売り切れとなった。
午前8時半、「新国民食 吉野家!」を書いたフリーライタの山中伊
知郎さん(49)は、さいたま市の自宅近くの店に妻と出かけた。
「午前3時に売り切れました」と、店員に言われ帰宅した。
20代のころ牛丼店で働いた。
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さすが、利益率30%の人気者ですね!
こういう人って意外と食べていないの
ですよね。仕事の題材でしかないので
すよね。
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「吉野家の牛丼」を設計分析する
2004年2月12日 朝日新聞・朝刊から抜粋
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著者の設計分析
■ 米国頼みにスキ
あのブリジストン工場火災を・・・
あの米不足事件を・・・
あの阪神大震災を・・・
正しく(まさしく)・・・
あの SARS を・・・
「吉野家の味とサービスは一つの完成形」と確信していたが、「た
だ一つ、米国頼みの仕入れにスキがあったんですねぇ」。
正しく(まさしく)、「スキ」という言葉が
適切だ。これを巷では「牛スキ」と言う
らしい。
忘れてしまったのでしょうか?
この スキ が問題です。
午前11時20分、東京都中央区の新大橋通り八丁堀店で、「最後の
一杯になります」という女性店員の声が響いた。注文したのは千葉
県市川市の会社員、中平慎二さん(33)。
「最高の味でした。でも、自分が最後の客になるなんて!」
午後4時半。料皿研究家の小林カツ代さんも、世田谷区内の店に
駆け込んだ。だが、とっくに売り切れ。まだ食べられる別のチェーン
店に入って「牛めし」を注文し、「おいしい」を連発した。
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別のチェーン店って「松屋」ですかね?
ここの朝定食もお勧めです。安くて、美
味い!
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2004年2月12日 朝日新聞・朝刊から抜粋
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著者の設計分析
■ 食べ物のありがたさ
吉野家の味をひそかに尊敬していた、と話す20年来の牛丼ファン。
「高価な肉ではないのに、余分な脂を上手に除いて、きちんと味付
けしている。」
「早い、美味い、安い!」だけではない
ようです。
だからと言って、「何でもあり!」でも
なさそうです。しっかりとしたポリシー
がありそうです。
ただ、同じ味を家で作ろうとは思わないという。
「これは外食の味。一つの食文化ですよそんな牛丼がなくなるのは
残念だけど、これを機に、食べ物のありがたさをもう一度考えてみま
しょうよ。」
「食べ物のありがたさ」と同時に、リス
クマネージメントも同時に考えてくださ
い。
リスクマネージメント
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【引用文献・参考文献】
・ ちょっと一休み(008) : 國井良昌
・ ちょっと一休み(018) : 國井良昌
040301 ちょっと一休み(21)
【著者の所感】
コンピュータ・システムにも見られますが、集中から分散へ、分散から集中へを繰り返しています。まるで女
性のスカート丈のようです。
かつて、集中から分散への時代は「ダウンサイジング」という言葉が流行し、IBM、富士通、日立、NECの大
型電算システム機器は、いち早く、「リストラ」を実行されました。皆様の記憶にも新しいことでしょう。
一方、再び、分散から集中へのシステム構築も見直されています。興味のある方は、大型コンピュータ・システ
ムに詳しい方々に聞いてみてください。
さて、企業経営のリスクマネージメントは、経営者や経営コンサルタントにお任せしますが、設計もリスク対処設
計法が必須です。
「使用目的の明確化」→「設計思想とその優先順位」で進行してきた設計プロセスにおいて、適切な「技術選択」
を実行しますが、「MAIN 技術」と「BACK UP 技術」の二本立てで行きたいものです。
「勝つための設計力」がモノを言います。戦法と同じです。
そして、「トラブルの再発防止」のために、テキスト第4部:リスク対処設計法を本ホームページのトップページから
ダウンロード(無料)してマスターしてください。
キーワードは、「フールプルーフ設計思想」、「セーフライフ設計思想」、「フェールセーフ設計思想」、「ダメージト
レランス設計思想」・・・この4つのどれかに当て嵌まる設計法で、再発防止は完璧です。
【引用文献・参考文献】
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・ テキスト第4部:リスク対処設計法:國井 良昌
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040301 ちょっと一休み(21)
【著者の所感の続き】
部品単価だけのコストを下げていくと・・・
システムコストが上昇します。
リスクマネージメントのない「ノーテンキ」な設計者、設計グループ、企業が見うけられます。
例えば、全てを中国生産に頼りきっている某衣料メーカやその他の製造業。
次の吉野家は・・・
次の吉野家は、あなた方ですぞ。
(システムコスト)
集中から分散へ・・・リスク対処の鉄則です。もちろん、設計のお話です。
中国に頼り過ぎている
あなた方です。
終わり
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【引用文献・参考文献・引用写真】
・ 2004年2月12日(木)の朝日新聞(朝刊)から抜粋
・ http://www.yoshinoyadc.com/about/company/index.html
・ シリーズ:ちょっと一休み(008) : 國井 良昌
・ シリーズ:ちょっと一休み(018) : 國井良昌
・ テキスト第4部:リスク対処設計法 : 國井良昌
・ テキスト第1部:システム工学設計法 : 國井良昌
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