中学校 新学習指導要領の目標及び内容

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Transcript 中学校 新学習指導要領の目標及び内容

中学校新学習指導要領の目標
及び内容について
茨城県教育研修センター
中学校保健体育の移行措置について
中学校
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
移行措置
移行措置
移行措置
全面実施
各学年
21年度
入学生
22年度
入学生
23年度
入学生
各学年 105時間
90時間
第1学年
90時間
第2学年
90時間
第3学年
90時間
第1学年
90時間
第2学年
90時間
第3学年
第1学年
90時間
第2学年
新課程 105時間
第1学年
24年度
入学生
内 容
新課程 105時間
新課程 105時間
学校の判断により、 教育課程の全部又は一部を新学習指導要領に
よることも可能
新学習指導要領によ
る教育課程の実施
中学校の改訂のポイント
1年~3年:105時間に増加
• 体育分野
・目標及び内容を「1年及び2年」と「3年」に分けて示す
・1年及び2年で「武道」「ダンス」を含むすべての領域を必修化
・3年から選択開始
・「体つくり運動」(7時間以上)「体育理論」(3時間以上)
・「球技」は,「ゴール型」「ネット型」「ベースボール型」
• 保健分野
・二次災害によって生じる傷害(2年)
・応急手当には心肺蘇生法等があること(2年)
・医薬品は正しく使用すること(3年)
中学校第1,2学年及び第3学年の内容の取扱い①
領域
領域の内容
内容の取扱い
1・2年
ア 体ほぐしの運動
体つくり運
イ 体力を高める運動
動
ア,イ必修
(各学年7単位時
間以上)
3年
ア,イ必修
(7単位時間以上)
ア マット運動
器械運動
イ 鉄棒運動
ウ 平均台運動
2年間でアを含む
②を選択
ア~エから選択
エ 跳び箱運動
陸上競技
ア 短距離走・リレー,
長距離走又はハー
ドル走
イ 走り幅跳び又は走
り高跳び
2年間でア及びイ ア及びイのそれぞ
のそれぞれから選 れから選択
択
中学校第1,2学年及び第3学年の内容の取扱い②
領域
領域の内容
内容の取扱い
1・2年
3年
ア クロール
イ 平泳ぎ
水泳
ウ 背泳ぎ
2年間でア又はイを含む
ア~オから選択
②を選択
エ バタフライ
オ 複数の泳法で泳ぐ
又はリレー
ア ゴール型
球技 イ ネット型
ウ ベースボール型
2年間でア~ウのすべて
ア~ウから②選択
を選択
中学校第1,2学年及び第3学年の内容の取扱い③
領域
領域の内容
内容の取扱い
1・2年
3年
ア 柔道
武道
イ 剣道
ウ 相撲
2年間でア~ウ
ア~ウから①選択
から①選択
ア 創作ダンス
ダンス
体育
理論
イ フォークダンス
2年間でア~ウ
ア~ウから選択
から選択
ウ 現代的なリズムの
ダンス
(1)運動やスポーツの
多様性
(2)運動やスポーツが
心身の発達に与え
る効果と安全
(1)1年必修
(2)2年必修
(各学年3単位
時間以上)
(1)文化としてのスポーツの
意義
(1)3年必修
(3単位時間以上)
技能(運動)の目標
小1・2 簡単なきまりや活動を工夫して各種の運動を楽しくでき
るようにするとともに,その基本的な動きを身に付け,体
力を養う。
小3・4 活動を工夫して各種の運動を楽しくできるようにするとと
もに,その基本的な動きや技能を身に付け,体力を養う。
小5・6 活動を工夫して各種の運動の楽しさや喜びを味わうこと
ができるようにするとともに,その特性に応じた基本的な
技能を身に付け,体力を高める。
中1・2 運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味
わうことができるようにするとともに,知識や技能を身に
付け,運動を豊かに実践することができるようにする。
中3
運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味
わうとともに,知識や技能を高め,生涯にわたって運動を
豊かに実践することができるようにする。
体力の目標
小1・2 体力を養う。
小3・4 体力を養う。
小5・6 体力を高める。
中1・2 運動を適切に行うことによって,体力を高め,心身の調和
的発達を図る。
中3
運動を適切に行うことによって,自己の状況に応じて体力
の向上を図る能力を育て,心身の調和的発達を図る。
態度の目標
小1・2 だれとでも仲よくし,健康・安全に留意して意欲的に運動
をする態度を育てる。
小3・4 協力,公正などの態度を育てるとともに,健康・安全に留
意し,最後まで努力して運動をする態度を育てる。
小5・6 協力,公正などの態度を育てるとともに,健康・安全に留
意し,自己の最善を尽くして運動をする態度を育てる。
中1・2 運動における競争や協同の経験を通して,公正に取り組
む,互いに協力する,自己の役割を果たすなどの意欲を
育てるとともに,健康・安全に留意し,自己の最善を尽くし
て運動をする態度を育てる。
中3
運動における競争や協同の経験を通して,公正に取り組
む,互いに協力する,自己の責任を果たす,参画するな
どの意欲を育てるとともに,健康・安全を確保して,生涯
にわたって運動に親しむ態度を育てる。
学習課題の設定のしかた
①70%の子どもができる課題
②つまずきを解消できる場(「努力を要する状
況」にある子を「おおむね満足にある状況」にするた
めの手立て)
③50%の子どもができる課題
④30%の子どもができる課題
十分満足できる状況にある生徒のため
優れた授業の特徴
• 学習に従事した時間量が多い
• 「できる」「分かる」「かかわる」がバランスよく
組み込まれている
• 「説明・指示・待機」等・・・規律が確立されている
• 肯定的な働きかけが非常に多い
• 教師が積極的に関与している
• 学習内容が具体的である
• 場面ごとに指導スタイルを構想している