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日本對東亞貿易專題研究(二) 担当 小山直則 7.3. 日本の産業組織と競争政策 7.3.1. 市場構造の現状 ⇒市場構造の分析指標、SCPパラダイムとそ の問題点 7.3.2. 技術革新と産業組織 ⇒オープン標準戦略とは? 7.3.3. 独占禁止法の制定と動向 7.3.4. 競争政策の国際的展開 7.3.1. 市場構造の現状 ●市場構造の分析指標 (1) 集中度 (2) 製品差別化の程度 (3) 参入障壁の程度 (4) 垂直的、複合的統合の程度 (1) 集中度 ●ある産業の市場における競争の度合いを測 る指標 ①上位4社集中度(CR4) ⇒上位4社の市場シェアの合計。 ⇒上位3、上位5社集中度もある。 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) ⇒市場のすべての売り手の市場シェアを2乗し て合計したもの。HHI指数が小さいほど競 争的である。 (1) 集中度 ①上位4社集中度(CR4) ⇒上位4社の市場シェアの合計。 例.上位4社の市場シェア 〇産業 △産業 A社 10% A社 18% B社 10% B社 10% C社 10% C社 8% D社 10% D社 4% ⇒CR4が同じでも産業構造は同じではない。 (1) 集中度 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) 例1. 一社のみが存在する場合(独占市場)。 ⇒HHI=100^2=10,000 例2. ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェア が50%、30%、10%、10%の場合。 ⇒HHI=50^2+30^2+10^2+10^2=3,600 例3.ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェア が25%ずつの場合。 ⇒HHI=25^2+25^2+25^2+25^2=2,500 (1) 集中度 ②HHI指数(Herfindahl-Hirschman Index) 例2. ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェア が50%、30%、10%、10%の場合。 ⇒HHI=50^2+30^2+10^2+10^2=3,600 例3.ある産業には4社存在し、それぞれの市場シェア が25%ずつの場合。 ⇒HHI=25^2+25^2+25^2+25^2=2,500 ⇒例2と例3のCR4はともに100だが、HHI指数は異な る。最上位の企業の市場シェアが大きくなるほど、 HHI指数は大きくなる。 ●市場構造の分析指標 (1) 集中度 (2) 製品差別化の程度 ①垂直的差別化 同じ種類の製品について、消費者に明示的にわかる ような品質に違いを設ける差別化。 ②水平的差別化 例えば、店舗の位置に関する差別化。消費者は一般 的に近距離の店を選ぶ傾向になります。台北市に 住んでいる人が淡水のハンバーガー店の価格が 引き下げられたとしてもMRTに乗ってまでして買 いに行かないでしょう。 7.3.1. 市場構造の現状 ●市場構造の分析指標 (3) 参入障壁の程度 ⇒市場集中度を上昇させる要因には、規模の 経済性のほかに参入障壁がある。 ⇒参入障壁があると、既存企業が市場から退 出させられ、新規企業の参入が難しくなる。 ⇒したがって、市場集中度が安定的に高く推移 する傾向がある。 7.3.1. 市場構造の現状 ●SCPパラダイムとその問題点 ①市場構造(Structure) 集中度、参入障壁、製品差 別化の程度など ②市場行動(Conduct) 製品戦略、価格戦略、市場戦 略、M&A、R&D活動など ③市場成果(Performance) 生産、利潤、資源配分、 効率性、技術進歩など ⇒ SCPパラダイムとは、市場構造が市場行動を決定 し、市場行動が市場成果を決定するという考え方で ある。 7.3.1. 市場構造の現状 ●SCPパラダイムの問題点 ①市場構造(Structure) 集中度、参入障壁、製品差 別化の程度など ②市場行動(Conduct) 製品戦略、価格戦略、市場戦 略、M&A、R&D活動など ③市場成果(Performance) 生産、利潤、資源配分、 効率性、技術進歩など ⇒製品戦略、価格戦略、市場戦略などの企業のマー ケティング活動は、製品差別化の程度や集中度を 高める。 ⇒R&D活動は製品の差別化の程度を高める。 7.3.2. 技術革新と産業組織 ●デューレ標準(dejure standard) ⇒公的機関によって標準と認められた規格や製品の ことをいう。例. ISO ●事実上の標準(de facto standard) ⇒公的な標準ではなく、市場シェアの獲得によって事 実上の標準とみなされるようになった規格や製品の ことをいう。例. Windows ●オープン標準(Open Standard) ⇒誰にでも自由に無償で利用できる規格や製品のこと をいう。例. Java 7.3.2. 技術革新と産業組織 ●オープン標準戦略とは? ⇒ある企業が事実上の標準を獲得した後、独 占的地位の確立までには至らないと判断した 場合、 ⇒技術の公開により、高度な情報やノウハウを 入手し、高付加価値技術の発展を目指すよう な戦略である。 ⇒企業間で規格や標準の互換性を高めること によって市場シェアを伸ばし、利益を分け合う 戦略である。 7.3.3. 独占禁止法の制定と動向 7.3.4. 競争政策の国際的展開 ● SCPパラダイムが正しければ… ⇒市場集中度が高いことが(市場構造)、企業の マーケティング活動や技術革新に影響をもた らし(市場行動)、さらに、企業に利潤や資源 配分の効率性(市場成果)に影響がもたらされ る。 ⇒この立場から参入規制の撤廃、既存企業の 参入阻止行動などを廃止し、競争政策を促進 することが正当化される。