資料組織概説 第1回

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Transcript 資料組織概説 第1回

資料組織演習 第7週
標目および排列
2011年6月13日(月)
第4,5時限
R002教室
標目とは?
• 現在のコンピュータ目録では、文字列を
入力し、それが含まれるものを引き出す
• コンピュータがない場合はどうするか?
– たとえば、辞書(紙の)では?
– 50音順、アルファベット順の見出し
– 目録データを検索するための見出し=標目
– 見出し(標目)は規則に従って並べる=排列
標目
タイトル目録
著者目録
シリョウ ソシキ ガイセツ
資料組織概説 / 柴田正美著. – 新
訂版. – 東京 : 日本図書館協会, 2001.
– 286p ; 26cm. – (JLA図書館情報学
テキストシリーズ ; 9)
シバタ, マサミ
資料組織概説 / 柴田正美著. – 新
訂版. – 東京 : 日本図書館協会, 2001.
– 286p ; 26cm. – (JLA図書館情報学
テキストシリーズ ; 9)
ISBN4-8204-0104-1
ISBN4-8204-0104-1
t1. シリョウ ソシキ ガイセツ t2. ジェイエ
ルエイ トショカンジョウホウガク テキスト
シリーズ 9 a1. シバタ, マサミ
t1. シリョウ ソシキ ガイセツ t2. ジェイエ
ルエイ トショカンジョウホウガク テキスト
シリーズ 9 a1. シバタ, マサミ
標目指示
日本目録規則における標目(1)
• タイトル、著者、件名、分類の4種類
• タイトル標目
– 番号にtを冠する(t1, t2, t3 …)
– 本タイトル、別タイトル。(必要に応じて)部分タ
イトル、並列タイトル、タイトル関連情報、シリー
ズ名、注記に記録されているタイトル
– シリーズ名もタイトル標目として本書名などと同
様に検索されることに注意
日本目録規則における標目(2)
• 著者標目
– 番号にaを冠する(a1, a2, a3 …)
– 本タイトルの責任表示として記録されている個人、
団体。(必要に応じて)版、シリーズの責任表示、
注記に記録されている個人、団体
• 件名標目
– 番号にsを冠する(s1, s2, s3 …)
• 分類標目
– 番号を○で囲む(①、②、③ …)
典拠ファイル(1)
• 統一標目の形と読み、典拠とした参考資料
名、採用しなかった名称からの参照等を記
録したファイルで、統一標目を維持管理する
ためのもの。著者名典拠ファイル、件名典拠
ファイル等がある
『日本目録規則 1987年版 改訂3版』用語解説
• 従来はカードで維持管理。現在はコンピュー
タ・ファイルに
典拠ファイル(2)
• 著者名典拠レコードの例
HDNG:夏目, 漱石<ナツメ, ソウセキ>
PLACE:東京
DATE:1867-1916
SF:夏目, 金之助<ナツメ, キンノスケ>
HDNG:Goethe, Johann Wolfgang von
DATE:1749-1832
SF:ゲーテ SF:ギヨオテ SF:歌徳
目録と排列規則
• カード目録や冊子体目録では標目を排列
規則順に並べることによって検索が可能と
なっていた
→標目と排列が非常に重要だった
• コンピュータ目録では記述中の文字列から
索引を作成し、直接検索
→標目や排列という概念自体が意味を持
たなくなった
標目指示の演習
• 教科書に基づいて規則の確認
• これまで書誌記述を行った例題について、
タイトル標目、著者標目、件名標目、分類
標目の指示を記載する
• 今日演習を行ったものの中からどれか一
つを選び、出席カードの裏に書誌事項お
よび標目指示を記載して提出
今週休んだ人へ
• UNIT 17-20 を読んで理解すること
• 電子メール本文に、例1~3(p. 105)の書誌
記述(記述ユニットカードでの記録)および、
その下に標目指示を記載し、送付すること
– 標目指示の記載方法はテキストのタイトルページ
裏やp. 84の図7を参照のこと