Transcript 情報機器工学 まとめ
情報機器工学 まとめ 2013.2.6 情報とは • 目や耳などから入る「ことがら(知識)」 • 人に判断を促したり、行動を起こさせる材料 認識されないことがら ≠ 情報 情報機器とは • 情報にアクセスするためのハードウェア • PC 携帯電話 電子辞書 携帯ゲーム機 スマートフォン 電子書籍 タブレットPC など 情報機器とは • コンピュータがベース コンピュータとは? • 内部に蓄積された手順に従って 計算などの処理を実行する機械 コンピュータの世代 • • • • • コンピュータ前史 第 1 世代 (1960) 真空管 第 2 世代 (1960 1965) トランジスタ 第 3 世代 (1965 1970) IC (集積回路) 第 3.5 世代 (1970 1980) LSI (大規模集積回路) 第 4 世代 (1980 ) 超LSI (超高密度集積回路) コンピュータに使用する計算用回路素子で分割 第1世代 • 1946 モークリー、エッカート ENIAC 弾道計算用 真空管 18,800本 床面積畳60畳、重量30t、 1kWストーブ150台の消費電力 真空管のフィラメントは切れると交換する必要 平均寿命2000時間、2万本の使用のため、 1/10時間(6分)で真空管が故障 → 工夫で週に真空管2,3本 ムーアの法則 • 最も有名な公式:集積回路上のトランジスタ数 は「18ヶ月ごとに倍になる」 • 式での表現:n年後の倍率 p は、 p = 2n / 1.5 5年後:10.08倍 20年後:10 321.3倍 ムーアの法則 コンピュータの五大機能 • コンピュータには五つの機能で成り立つ …ことが多い。 必ずしもと言うわけではないが、 ノイマン型コンピュータの大半にはこれらがある。 それではその五つの機能とは? コンピュータの五大機能 コンピュータの五大機能 • 制御・演算機能(装置) CPU (Central Processing Unit):中央演算装置 • 記憶機能(装置) メインメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、 DVD、BD、USBメモリなど CPUの動作 • フェッチ、デコード、実行の3ステップで動作 • フェッチ:メモリ内に蓄積されたプログラムの 呼び出し • デコード:CPUにとって意味のある形式に分割 • 実行:指定された操作を実行 記憶装置の性能 記憶容量 デバイスまたは媒体が記憶できる全容量。 大きいほど、記憶できるデータも大きいが… 記憶密度 情報をどれだけコンパクトに記憶できるか。 単位長さ、面積、体積辺りの記憶容量。 記憶装置の性能 レイテンシ ストレージの特定位置にアクセスするまでの時 間。 一次:ナノ秒、二次:ミリ秒、三次:秒単位程度 スループット 単位時間当たりの読み書きの速度。 メガバイト毎秒などの単位を使用。 コンピュータの五大機能 • 入力機能(装置) キーボード、マウス、スキャナ、マイクなど • 出力機能(装置) ディスプレイ、プリンタ、音源など ソフトウェアの分類 ソフトウェア 基本ソフトウェア(OS) MS-DOS, Windows, MacOS, Linux etc… ミドルウェア DBMS, 運用管理 応用ソフトウェア (アプリケーション) CAD オフィスツール 画像処理 会計処理 ゲーム etc… OS (Operating System) • ハードウェアとソフトウェアの間を仲介し,応 用ソフトウェアが動作するように設定したり, ディスプレイやプリンタなどの周辺機器を管 理・制御したりする基本ソフトウェア 例)Windows,MacOS,Linux, iOS, Androidなど 携帯端末用OS • iOS : Apple社による携帯端末製品用OS。 iPhone, iPad, iPodが代表例。 • Android: Google 社が公開している携帯端末用OS どの会社でも制作可能なため多種類の ハードが存在。 ユーザインタフェース(UI) ユーザがコンピュータを利用したり,アプリケーション ソフトウェアに対して情報の受け渡しを行ったりする 仕組み ユーザインタフェースではGUIによるOSとCUIによる OSに分類される 普及する携帯端末 • 高性能なPCの小型化、 ネットワークインフラの整備 • 携帯電話 電子辞書 携帯ゲーム機 スマートフォン 電子書籍 タブレットPC などが発展 ネットワークに関する用語 • LAN (Local Area Network) 限られた区域内に設置された,コンピュータ同士を接続して データのやりとりを行うネットワークシステム • WAN (Wide Area Network) 遠隔地にある企業の本支店や工場などのコンピュータや LANを,NTTなどの通信業者が提供する通信回線(公衆回 線)を利用して接続した広域ネットワーク • インターネット(Internet) 大小様々なネットワークが相互に接続された世界規模の ネットワーク • イントラネット(Intranet) インターネットの技術を使ってLANの内部だけでデータの 共有とやりとりを行うネットワークシステム LANとWAN 支店A 支店C LAN LAN WAN LAN 支店B LAN 支店D 通信プロトコル(Protocol) ネットワーク上でデータ通信を行うために必要な通信規約(取り決 め)を通信プロトコルという。 (a)TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol) ●インターネットの標準プロトコル(UNIX標準プロトコル)である. ●TCPとIPは異なる機能を持ち,互いの役割を分担している. IPアドレス • コンピュータごとに割り当てられた識別番号 • 32[bit]で与えられ,8[bit]ごとに区切られる (0~255までの十進数で表示) 192.128.01.01 192.128.01.02 192.128.01.03 192.128.01.04 192.128.01.05 192.128.01.06 接続機器 • ハブ(HUB)とネットワークケーブル ハブを中心としたスター型接続を構築 ツイストペアケーブル (UPT: Unshielded): 100Mbps、安価、比較的ノイズに弱い 同軸ケーブル (SPT: Shielded): 100Mbps、若干高価、ノイズに強い 光ケーブル: 高価、高速(1Gbps)、ノイズに強い(長距離通信) LANへの接続方法 • LAN内部の装置 ネットワークの中心にサーバコンピュータを配置 • 外部との接続装置 モデム: コンピュータのデジタル情報を電話(アナログ)回線へ接 続・適用させるための変調装置。 Ex. ADSLモデム、ケーブルモデム ターミナルアダプタ(Terminal Adapter) : ISDNなどのデジタル回線に接続・適用させるための装置。 • LAN間での接続装置 ルータ、ブリッジ、リピータ 近年の移動通信インフラ • 3G(3rd Generation) 電話回線で、第3世代移動通信システム 384Kbps ~ 42Mbps • 4G(4th Generation) 第4世代移動通信システム 光ファイバーを用いたネットワーク並みの 通信速度が期待 近年の移動通信インフラ • LTE(Long Term Evolution) 現在主流の3G(第三世代)と将来の4G(第四世代) のつなぎの技術、インフラ 37.5Mbps ~ 326.4Mbps の通信速度 Wi-Fi(Wireless Fidelity) • 無線LANルータを使用してインターネットに接続す る方式 • PC、携帯電話など多様な情報機器が無線LANを利 用しインターネットへ接続可能 • 無料の公衆無線LANエリア(HotSpot、FreeSpot)、 有料の無線LANエリア 無線LANルータを設置している個人の住宅付近で 使用可能 テザリング • 通信端末を内蔵した携帯電話回線に接続されたス マートフォンなどを外付けモデムのように用い、他の コンピューター等をインターネットに接続する機能 • 単体で通信可能であるスマートフォンを、パソコンな どの他の機器と接続して外付けのモデムとして扱う 情報とは • 発信された情報を受信したものが理解しては じめてコミュニケーションは成立する • 一方通行ではなく、受信者が理解することが 重要 • 現在の情報の多さは単にデータとしての情報 が多い状況を指している • 膨大なデータから必要とする情報を得るには、 わかりやすくコミュニケーションを成立させる 必要がある。 期末試験 • 2月13日(水) 13:00 ~ 14:30 大講義室にて 試験範囲:当スライド + スマートフォン(1班スライドより)