Transcript 売上高

国民政策金融公庫版
創業はじめの一歩
制作 森永秀樹税理士事務所
内
容
Ⅰ. 創業をしてみたいと願っている人のために
創業
事業を起こすこと(寛永××年創業)
事業とは 営利を目的とした継続的な活動
①営利を目的
②継続的
国民の三大義務?
経営者の責任と義務?
事業を展開し稼ぐ、納税、社会貢献etc.
従業員の雇用⇒生活の保障、社会保障、消費
創業。それは皆さんの夢の実現への最初の一歩
内
容
Ⅱ.創業を具体的に検討したい人のために
質問 貴方が今考えているビジネスは成功しますか?
答え
そんなのわからない~!
質問 その状態でビジネスを創業しますか?
答え
躊躇してみましょう?(慎重に)
今回のセミナーはその判断のお手伝いをする場
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識って?
まず、会計、経理、申告
なぜ大事か?
納税資金、運転資金は?
いくら儲かってるのか
いくら赤字を出しているのか 申告義務
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識
その1
事業形態としての会社(法人)と個人
個人とは? 自然人たる人間が事業主
儲けには所得税
法人とは? 法の下に人格が与えられた 儲けには法人税
法人が事業主
イメージと成りたちそして簿記
江戸時代の行商 個人商店の代表?
簿記の発展
株式会社の発生?
共同出資と航海、貿易そして配分
現代における株式
会社の設立方法
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識
その2
税金が課されるのは個人も法人も同じ(利益に対し)
事業に関連する税金はどのようなものがあるのでしょう?
いわゆる所得(儲け)に課される税金
国税
法人税
所得税
地方税 住民税 事業税
価値・サービスの移動に課される税金
消費税
固定資産等の所有に課される税金
固定資産税 償却資産税
自動車税
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識
その他文書(領収書等)に課される税金
印紙税
財産の贈与等に課される税金
贈与税
財産の相続に課される税金
相続税
給与等に課され天引きされる税金
源泉所得税(所得税)
その2
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識 その3
いわゆる所得に課される税金の計算方法
所
得
税
売上(収入)
仕入 2,000千
必要経費2,000千円
儲け(利益)
6,000千円
青色申
所得控除
告控除
65万円 1,300千円
課税
所得
10,000千円
儲け(利益)
4,050千円
課税所得に対し ×20%税率を掛けて所 427,500
得税を算出 =382,500
生命保険料控除・社会保険料控除・扶養控除・基礎控除・配偶者控除等
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識
物価の移動に課される税金の計算方法
消
費
税
売上(収入)
消費税5%
その3
10,000千円
500千円
預かった消費税
仕入(消費税課税分)60,000千円
消費税5%
300千円
支払った消費税
当社が支払
う消費税
内
容
消費税は消費者が最終負担者
最終消
費者
YOU
売値
仕入値
30円
売値
仕入値
50円
50円
製造業者A
売値
仕入値
70円
70円
卸問屋B作
100円
スーパー金吉
払った
消費税
5円
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識 その4
税金はどのように計算されるのでしょう?
日々の経営活動を記録することから始まる
決して税金の為
記 帳
だけに記帳する
のではない!
だから、記帳は重要な経営活動の一つ
これら日々の記帳をもとに作成される帳簿書
類、その帳簿書類をもとに作成される決算
書、その決算書から申告書が作成され申告
納税額を自己計算し納付する。
(
自
主
)
申
告
納
税
制
度
内
容
経理決算の仕組み
日々の記帳
(現金出納帳)
一定のルール
により整理分解
現金出納帳 参照
損益計算書・貸借
対照表の作成
決算書はこうやって出来る
日々の取引を記録する事が重要(銀行帳、売上帳、経費帳等)
どうやって記帳するのか
証拠資料の保管整理
売上・仕入関連の証拠資料
経費の証拠資料
内
容
売上・仕入関連の証拠資料
見積書
見 積 も り 依 頼
50円
注文書
50円×500
仕
入
先
求
支
払
領 収 書
答
発
注
納
納品書
請
返
当
請求書
振込
小切手
手形
70円
注文書
70円×500
品
請
社
見積書
支
納品書
求
請求書
払
振込
小切手 領 収 書
手形
得
意
先
内
容
経費の証拠資料
車両等の購入
通常の経費
見 積 も り 依 頼
見積書
購
入
先
返 答
発
注
納
納品書
請
支
当
店舗
支払
品
請求書
求
商品
払
領収書
社
領収書
領収書
内
容
Ⅲ.創業するために知っておきたい知識
その4
経理の基本:この流れを知り、この証拠資料を保管し、
整理すること。(納品書、注文書、請求書、領収書etc.)
記
帳
この様な資料をもとに経営活動を記録
(簿記の知識があればベスト!)
経営状態が掴めます。(リスクの回避)
経理(会計)は収入、費用ともに発生主義
・・・納品時に計上する事(入金ではない!)
内
容
Ⅳ.会社設立のポイント(形式的な部分)
なぜ会社組織にしたがるのか?
理由
1.法人の方が信用度が高い
2.節税効果期待
信頼度:現在の会社法では資本金の金額規制、取締役等の
人数規制がない為信頼度という意味では?
⇒債権者保護から一人起業家・ベンチャー企業育成へ
節税効果ではどのくらい効果が期待できるのでしょうか?
内
容
所得税では?
売上(収入) 10,000千円
仕入 2,000千
必要経費2,000千円
青色申
所得控除
告控除
65万円1,300千円
課税
所得
4,050千円
×20%427,500
=382,500
法人税では?
売上(収入)
仕入 2,000千
必要経費2,000千円
10,000千円
役員報酬6,200千円
法人は役員報酬を支払った為に赤字法人となり
納税額は基本的に0
内
容
ではその役員の納税額は?
役員報酬6,200千円
給与所得
所得控除
控除
1,300千円
1,780千円
課税
所得
3,120千円×10%97,500円
=214,500円という具合に
納める税金に差がでます。
この状態で税負担の差は全体でどの位になるのでしょう?
役員は所得税住民税合わせて約526,500円
法人設立
の場合
個人事業
の場合
法人税均等割り70,000円を加えてもその合計596,500円
事業主には所得税住民税の787,500円と
事業税57,500円と合わせて約845,000円
当然に法人税均等割りはなし
Ⅳ.会社設立のポイント
個人と法人の設立から届出関係を整理すると次のようになります
。
ここの部分が法人設立
個人でスタート
法人でスタート
公証役場
法務局
金融機関(口座開設)
金融機関(口座開設)
社会保険事務所
所轄税務署
所轄税務署
労働基準監督署
都道府県税事務所
公共職業安定所(ハローワーク)
市区町村役場
許認可の届出
・保健所
・警察署
・運輸局
・都道府県等
その他(消防署、税関、郵便局等)
・・・必ず提出
・・・必要であれば提出
Ⅳ.会社設立のポイント(形式的な部分)
法人の設立時に決める事項があります。
法人を設立
定款に決められる主な事項
定款の策定
商号
公証役場
定款の認証
定款には会社の名称、目的、所在地等
基本的な約束事等が細かく決められる
事業目的
所在地
資本金の額
事業年度(決算月)
定款は法人のDNA
ここでの決定に注意!
取締役
Ⅳ.会社設立のポイント(形式的な部分)
資本金の額が影響?
消費税の課税が生じる個人事業者、法人
基準年度の課税売上高
1,000万円超の事業者
当期消費税の課税業者
(納付義務)か、どうかはこの期
の売上高が1,000万円超
かどうかのかかっている
~H18.4.30
設立(事業開始)の場合:
当然基準年度は存在しない
基
年
度
?
個人の場合事業開始2年
間は消費税の納税免除
法人の場合資本金1,000万円
未満の場合に設立後2年間は
消費税の納税免除
当期
~H19.4.30
~H20.4.30
消費税の解説
通常の事業年度の注意点
基準年度の詳しい解説
設
立 ~H18.4.30
500万円
2年前の売上で当期を判断します。
~H19.4.30
~H20.4.30
~H21.4.30
~H22.4.30
12,500万円
3,500万円
900万円
1,200万円
設立後2年間は消
費税の納税免除
この2年間は消費税の
納税は不要
20年売上 21年売上
は3,500万 は900万
円(1,000 円(1,000
万円超)⇒ 万円以下)
納税要?
⇒納税
基準年度?
免税
不要?
課税
売上高
Ⅳ.会社設立のポイント(形式的な部分)
事業年度が影響?
個人事業者は暦年計算、法人の場合は任意の計算期間を設定
4/1
4/1
3月決算の法人を設立しよう
と決めていた
3/31
設立が
3/15
3/31
ここがまずいよ!
1.15日間で決算を組まなければならない
2.税務署等への各種届出提出に時間がない
特に青色承認申請、消費税課税者の選択、簡易課税の選択届
青色承認申請書は法人設立後3か月を経過した日と第1期
の末日、いずれか早い日の前日
Ⅳ.会社設立のポイント(形式的な部分)
税務署への提出書類
青色承認申請
(数々の特典)
1番重要かも?
1.欠損金の繰越控除(7年間繰り越せる)
~H18.4.30
~H19.4.30
H18.4.30 第1期
赤字▲6,000千円
H19.4.30 第2期
赤字▲1,500千円
H20.4.30 第3期
利益 4,500千円
H21.4.30 第4期
利益 5,500千円
~H20.4.30
本来だとこの期に納税約1400千円
繰越残3,000千円
第4期にて納税(2,500千円に対し)
その他の特典 特別償却、税額控除、更生通知書への理由付記等
個人の場合は3年間の繰越控除・提出期限は事業開始後2か月以内・65万
円の青色申告特別控除の適用あり
Ⅳ.会社設立(創業)のポイント
創業に向けての心構え
Ⅰ.夢を実現するため
に 10年間同じ会社を経営してる人は約2割
p2
成功本に書かれているような必ず成功する法則などない
リスクを軽減するポイントはあります
Ⅱ.創業に失敗しないための8つのポイント
夢を整理する。夢を形にする。夢を検証し、修正する。
自分自身の棚卸し:product.place.price.Promotionのポイントを押さえる p3
事業経営の基本的ルールは儲けること、儲けがなければ夢は達成しない。 p5
業界を知る:この業界でやって行けるか?改めて問うてみましょう
顧客を知る:どのターゲットで行くのか絞り込みが大切。 p6
まずは自己資金を用意しましょう(当初必要資金の最低でも半分) p7
テキスト巻末P20
経営理念作成シート
Ⅳ.会社設立(創業)のポイント
創業に向けての心構え
創業 先の見えない未来に立ち向かう冒険
経営理念 :どう言う思いでその事業を展開していきますか?その事業の存在意義
はなんですか?誰を幸せにしたいですか?喜びをどう共有しますか?
正しい理念とは
強い意思
素直なこころになって感謝しましょう。
:従業員、顧客、支援者等 p8
:「成功するためには成功するまであきらめないことです」松下幸之助
夢を形にする
p8
独自のアイデアを導き出す: 儲かっている店と儲かっていない店をよ
く観察:アンテナを常に張る p9 オズボーンのチェックリスト p1
0
商品やサービスに活かす :独りよがりの商品作りや、サービスにならない。 p10
6つの質問
問いかけを変えてみましょう:なぜ買わないのか?
どうしてうちのを買わないのか?
どうして頻繁に買わないのか?
ライバル会社の買うのか?
うちのも、ライバル会社のも買わないのか?
Ⅳ.会社設立(創業)のポイント
プランは現在の
夢を計画に落とし込む 延長線上でなく
創業に向けての心構え
5年後10年後
ビジネスプランを作成し、それを家族に説明しましょう p11
から逆算した
現在のプラン
熱い思いだけでは具体性に欠け、なかなか夢を実現することができません p11
P(計画)D(実行)C(検証)A(対策)サイクルをまわす:計画だけでは不充分
想い無くして、方針無し
方針無くして、計画無し
計画無くして、行動無し
PDCAサイクルにより確実に
行動無くして、成果無し
成果無くして、反省無し
反省無くして、成長無し
顧客や業界に注意を!
アンテナを立てる:「カラーバス」
観察・・・
意識付けしたことにより見え
てくるものがある。
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(MIND編)
事業の具体化
どのような事業を行いたいのか整理しましょう
5W1H⇒事業整理シート
戦略の検討
p36
ワークシート
2
戦略とは:経営理念に基づくビジョンを実現するための手法
経営理念:経営者が世に問う会社の存在意義
ビジョン:中期(3~5年後)に到達すべき
具体的な経営上の目標
戦略の分類
テキスト3つに分類 P37
ランチェスターの第1法則
(弱者の戦略)
局地戦を勝ちやすい所で勝つ
差別化で勝つ
P39
しっかり読
んで下さい
差別化が武器
どの分野で
どの商品で
どの地域で
etc
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(MIND編)
事業の具体化
弱者の戦略でないと勝てません
世の中には貴方が今やろうとしている事業と同じ事をやっている方が先発でいます
その方と同じことをやっては成功しません、その方々と違う方法で一番を取る為に
はどうするかを考えなくてはならない。→そこで弱者の法則が必要
夢の実現性を確信し、経営理念を立て、強い意思を固めました。
そこから、何をどう売るかアイデアも出揃いました。そして5年後
10年後をみすえた明日を計画しその計画を実現する為には弱者
の理論(戦略をとる)でなければ不可能であることを勉強しまし
た。
MINDは固まりましたか?
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(数値編)
目標売上高の策定
損益分岐点売上高の理解
収支トントンとなる売上高とは
会社運営上目標とすべき売上高のひとつ
売上高
経費
利益
経費を変動費と固定費に分解
変動費
固定費
利益
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(数値編)
変動損益計算書の考え方
売上高
変動費
限界利益
固定費
利益
売上から変動費を引いて稼いだ限界利益から掛かる固定費
をまかなった残りの利益を計算する
変動費とは・・・売上の増加に伴い直接に増加する費用
商品仕入高・外注加工費・材料仕入高・消耗品費
限界利益は粗利の様なもの
変動損益計算書の考え方
固定費とは 売上の過多に係わらず一定額発生するコスト
家賃、人件費、保険料、減価償却費、法定福利費、水道光
熱費、支払利息etc
注意 :固定費と変動費の分類
限界利益率 :限界利益÷売上高
出来れば限界利益率の高い事業内容にしたいものです。
利益率が高い・・・企業の利益体質が健全
付加価値の高い経営
当社は靴の販売店
• 一足15,000円で仕入れた靴を定価20,000円で販売します。
• 一足売れると5,000円の利益があります。
• 横軸に販売個数、縦軸に金額とし、売上と仕入金額(変動費)を同
じ軸に記入してみます。
売上高は赤の線、仕入金額(変動費)は黄色の線で記入します
尚、この靴屋の限界利益率は?
5,000÷20,000=0.25(25%)
変動損益グラフ
売上高のグラフと仕入高(変動費)のグラフの差が限界利益
売上に応じて限界利益は増加する。
60足売れた場合、限界利益は300,000円となる。
当月の利益?
NO!
固定費はどうする。
売上グラフ
粗利(限界利益)
1400000
1200000
1000000
800000
変動費
600000
売上個数60足
売上高
1,200,000円
仕入原価
900,000円
総利益
300,000円
400000
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
変動損益グラフ
1400000
1200000
*固定費200,000円をグラフに書き込んでみます
*固定費のグラフに変動費のグラフを乗せて
総コストのグラフを見てみましょう。
売上グラフ
1000000
800000
変動費
600000
400000
固定費
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
粗利(限界利益)
売上個数60個
売上高
1,200,000円
仕入原価
900,000円
総利益
300,000円
変動損益グラフ
1400000
1200000
•損益分岐点売上高は、固定費の額を、稼いだ限界利益の額で初めて賄えた
時の売上高なのです。
•それ以上の売上高から生じる限界利益(粗利)部分は当社の利益となりま
す
。
経常利益
売上グラフ
1000000
損益分岐点売上
800000
総コストグラフ
600000
400000
固定費
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
売上個数60個
売上高
1,200,000円
変動費
900,000円
限界利益
300,000円
固定費
200,000円
経常利益
100,000円
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(数値編)
損益分岐点売上高の考え方
ここが損益分岐点売上高
限界利益
=
固定費
売上高
×限界利益率
=
固定費
売上高
=
固定費
÷ 限界利益率 P73の上段の式
この時の売上高が損益分岐点売上高
変動損益グラフ
1400000
1200000
固定費÷限界利益率=損益分岐点売上高
5,000÷20,000=0.25(限界利益率)
200,000÷0.25=800,000円
経常利益
損益分岐点売上高 売上グラフ
1000000
損益分岐点売上
800000
総コストグラフ
600000
400000
固定費
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
売上個数60個
売上高
1,200,000円
変動費
900,000円
限界利益
300,000円
固定費
200,000円
経常利益
100,000円
変動損益グラフ
固定費÷1個限界利益額=損益分岐点個数
200,000÷5,000=40足
1400000
損益分岐点売上個数
1200000
1000000
200,000÷5,000×20,000
経常利益
売上グラフ
=40×20,000=800,000(損益分岐点売上高)
損益分岐点売上
800000
総コストグラフ
600000
400000
固定費
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
売上個数60個
売上高
1,200,000円
変動費
900,000円
限界利益
300,000円
固定費
200,000円
経常利益
100,000円
目標売上高を考えてみましょう
• 目標売上高を決めましょう
損益分岐点売上高+目標利益
(固定費+目標利益)÷限界利益率
「目標売上高」
総コストグラフに目標利益を乗せることに
よってできるグラフとの交点が目標売上高となる
変動損益グラフ
目標売上高
1400000
1200000
目標利益5万円
売上グラフ
1000000
損益分岐点売上
800000
目標利益
総コストグラフ
600000
400000
固定費
200000
0
0個
10個 20個 30個 40個 50個 60個
目標利益5万円
固定費20万円
限界利益率0.25
目標売上高?
(20+5)÷0.25
=100万円
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(数値編)
目標売上高の設定
目標
利益
固定費
変動費
目標売上高
限界利益
割合で算定
掛かる固定費に目標利益(借入の返済、生活費、納税額)
を加算し、限界利益率で除した売上高が目標売上高
テキスト73P下段の式
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(MONY編)
開業資金を考えろ
設備資金
開業資金
家賃・設備
ワークシート 6-6 P82
運転資金
1/2は自己資金を!
商品・人件費その他
ワークシート 6-7
目標売上高の算定には借入の返済、生活費、納税額
を加算して売上高を求めました
事業はいつも順調だとは限らない
「創業計画」をまとめ上げると、どんなふうになりますか?
創業計画の構成
①
②
③
④
⑤
経営理念及び経営方針
目標変動損益計算書(P/L)
目標貸借対照表(B/S)
予測キャッシュ・フロ-計算書(C/F)
経営目標達成のための行動計画表
TKC継続MASシステム
帳表サンプル
Ⅴ.ビジネスプランの立て方(MONY編)
ワークシート 6-11 P90
資金繰り表の作成
現金の出入り(収支)をチェックし、事業資金が不足し
ないように調整することです。P89
損益分岐点売上高はクリアー出来そう~
OK?
資金の管理は別物
売上100円
仕入80円
利益20円
入金2ヶ月
支払1ヶ月
資金は
ショート
この事を参考に
ワークシート 6-11 P90
翌月
繰越残を!
「これで「創業計画書」は完成です。
創業計画の構成
テキスト巻末
ワークシート集
P8の創業計画書
6-1~7
夢を語れますか?
夢は必要とされて
夢は現実的ですか?
ますか?
覚悟は出来
独りよがり
ましたか?
ときに撤退の
ではないですか?
勇気
も必要です。
資金調達と公的支援について
Q:創業時の資金調達方法について教えてください。
A12
■自己資金
創業にあたっての自己資金の調達は、理想を言えば50%以上
必要です。
■家族・友人等
甘えにもつながります。返済条件など明確にしておきましょう。
■投資家等(エンジェル)
創業時に資金をはじめ精神的支えなど、あらゆる
支援をしてくれる人をエンジェル(天使のような
人)と言います。
■制度融資
創業計画の内容が、地域経済の活性化や雇用促進
に結びついていれば有利です。
A12
■政府系金融機関
国民政策金融公庫、中小企業金融公庫、
商工組合中央金庫、沖縄振興開発金融公庫
■民間金融機関
地元に密着した金融機関に口座を開き、
着実なおつきあいを始めることが大切
■出資
法人を設立する場合に、出資(株式の購入)してもらう方法
■その他
補助金制度 市民団体の存在 起業家のコンテスト 私募債
リース
Q:資金計画で気をつけるポイントと、具体的な融資制度について
教えてください。
A13
融資制度の内容
(1)マル経資金
無担保・無保証人で550万円まで借入れ可能です。
商工会議所の経営指導を受けることによる推薦が必要です。
(2)国民政策金融公庫の
特別貸付
最
終
章
それが一番大事!!
負けない事、投げ出さない事
逃げ出さない事、信じぬく事
駄目になりそうな時
それが一番大事
負けない事、投げ出さない事
逃げ出さない事、信じぬく事
涙見せてもいいよ
それを忘れなければ