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図書館情報技術論 第1回
情報技術と社会
2013年4月11日(木)
第5時限
R002教室
この授業に関する情報(1)
• テキストは特に指定しない
• 参考書
– 各出版社から司書科目のテキスト・シリーズの一
冊として『図書館情報技術論』が刊行されるので
参考にしてほしい
– 例) 齋藤ひとみ、二村健編著『図書館情報技術
論』(ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望 ;
2) 学文社, 2012.
常磐大の所蔵:010.8/B/2
• 講義スライドはWebに掲載
URL: http://www.tokiwa.ac.jp/~mtkuri/
• 最終回に試験を行う(持込可)
この授業に関する情報(2)
• レポート(提出必須)
– 実際にどのような図書館システムが存在する
か調べ、それぞれの特徴や機能を比較して、
報告する
– 詳細はWebを参照のこと
• http://www.tokiwa.ac.jp/~mtkuri/gijutsuron/2013/_
gijutsuron_report_2013.html
• 成績は試験の点数にレポートの点数を加
味して評価
授業のスケジュール
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第1回 情報技術と社会
第2回 コンピュータの仕組み
第3回 プログラミングの基礎
第4回 インターネットの仕組み
第5回 WWWとHTML
第6回 検索エンジン
第7回 ウェブ・サイトでの情報発信
第8回 ネットワーク・セキュリティ
第9回 データベースの仕組み
第10回 図書館業務システム
第11回 コンピュータ・システムの管理
第12回 電子資料の管理
第13回 デジタル・アーカイブ
第14回 新しい情報技術と図書館
第15回 まとめと試験
情報技術と社会(1)
• 現代は情報化社会(Information Society)と言
われる
– 農業社会、工業社会に続いて、情報が中心的な
役割を果たす社会
– 1960年代から80年代にかけて盛んに議論される
– ダニエル・ベル『脱工業化社会の到来』 ダイヤモ
ンド社, 1975
常磐大:304/B/1,2
– アルビン・トフラー『第三の波』 日本放送出版協
会, 1980
常磐大:330.4/T
情報技術と社会(2)
• 1990年代以降、世界各国で高度情報化社会
の実現が国策に
– アルバート・ゴア「情報スーパーハイウェイ構想」
→NII (National Information Infrastructure)構想、
GII (Global Information Infrastructure)構想に発展
• 情報技術(IT: Information Technology)あるい
は情報通信技術(ICT: Information and
Communication Technology)という言葉がよく
使われるようになる
– 「IT革命」が2000年の流行語大賞に
情報技術と社会(3)
• 2000年4月、ITバブル崩壊
しかしインターネットは徐々に普及
• 2000年11月、「高度情報通信ネットワーク
社会形成基本法(IT基本法)」制定
• 2001年1月の「e-Japan戦略」以来、毎年、
重点計画等を策定
– 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部
(IT戦略本部)のページで公開
情報技術と社会(4)
• デジタル・デバイド digital divide
– コンピュータとインターネットが社会生活において不可欠の
要素になるという状況において、情報ネットワークにアクセ
スできるかどうかに社会階層(もしくは地域)で差が生じ、そ
うした階層(もしくは地域)間の経済的、社会的格差が拡大
する傾向にあるという現象
(『図書館情報学用語辞典 第3版』丸善、2007年)
• 情報リテラシー information literacy
– さまざまな種類の情報源の中から必要な情報に
アクセスし、アクセスした情報を正しく評価し、活
用する能力
第1回のまとめ
• 情報化社会は農業社会、工業社会に代
わって情報が主要な役割を担う社会
• コンピュータと通信ネットワークによる高
度情報化社会の実現が国家戦略になっ
ている
– IT戦略本部
• デジタル・デバイドの克服、情報リテラ
シー能力の育成が課題