Transcript PPT

工業力学 補足・小テスト・課題
Industrial Mechanics
第2回:力・つりあい
知能システム工学科 井上 康介
E2 棟4階 407号室
はじめに
 宿題を一番前の机に提出してください.
 今日の配布ノートは2枚 (p.13~20).これと解答用紙 1枚を配
布します.
 先週配布したノートが欲しい人は前に取りに来てください.
(今日も使います)
2
前回のおさらい
 前回は,力の合成と分解,力のモーメント,合力のモーメント
について扱った.
 力はベクトルなので,合成や分解はベクトル演算.
 物体を並進運動させる作用が力だとすれば,物体を回転運
動させようとする作用を力のモーメントという.
作用線
R
F1
жR x ц
зз ч
R = з ч
=
ч
ч
зиR y ш
ч
F2
жF1x + F2x ц
ч
зз
ч
ззF + F ч
ч
ч
2y ш
и 1y
力のモーメント
回転軸
力
着力点
3
前回のおさらい
 力の大きさを F [N],注目する点と作用線との距離 (モーメン
トアーム) を l [m] とするとき,力のモーメント N [Nm] の大き
さは N = Fl.
 力のモーメントの正負は,CCW (反時計回り) のとき正,CW
(時計回り) のとき負.
 力が作用線上を動いても
効果は同じ.
F
l
F
N
4
前回のおさらい
 1点に複数の力が作用しているとき,各力による各モーメント
の合計は,合力のモーメントと等しい.
 F1 による点 O 周りの力のモーメントを N1,力 F2 によるモー
メントを N2 とし,F1 と F2 の合力を R とする.
 このとき点 O 周りの合モーメントは N = N1 + N2.
 この N は,単一の力 R だけが作用するとき生じる力のモー
メントに等しい.
R
N1
N
O
N2
F2
F1
5
前回のおさらい
 各軸方向の分力を直角分力という.これを使うと,数値的に
モーメントを求めるのが楽.(l は求めづらい!)
 Fx による原点周りの力のモーメント Nx は,力の大きさが Fx
(F の x 方向成分) で,モーメントアームが y.回転方向は時
計回りなので Nx = -Fx y.
 Fy についても同様に,
Fy F
Ny = Fy x.
(こちらはプラス)
Fx
x
 つまりそれぞれのモーメ
y
ントアームは座標値!
l
 よって,
N = Nx + Ny
= Fy x -Fx y.
6