PPT資料:第9章 - 宇部工業高等専門学校

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経営管理工学
宇部工業高等専門学校
経営情報学科 伊藤孝夫
復習
第9章 経営戦略
• 経営戦略は企業経営の中心
課題
• 経営戦略の策定:1)現状と将
来の理想像のギャップを明ら
かにし、2)現状から将来の理
想像までの道筋を考える
9.1. 経営戦略のプロセス
使命、理
念、目標
の確立
戦略の策
定と戦略
の形成
戦略の
実施
戦略的
管理
1) 使命、理念、目標の確立
• 使命:組織の基本目標を明確かつ正確
に表現
• 理念:組織の目指す方向とその将来像
を示す
• 理想的理念:組織の長期目標と戦略的
意図を明示
• 戦略的目標:組織の使命や理念との関
連を持つもの
2) 戦略策定のツールと戦略の形成
① BCGマトリックス
② GE-Mckinseyマトリックス
③ SWOT分析
④ 基本競争戦略
⑤ 競争優位戦略
7
3) 戦略の実施
• 戦略的な具体的任務の規定
• 組織の保有する能力の評価
• 実施方針の策定
• 実施計画の策定
4) 戦略的管理
• 戦略的管理:1)経営管理者を支
援し、戦略とその進展を評価す
る同時に、戦略と実際状況との
齟齬の確認と改善行動の実施を
含む管理システム
• このシステム:条件の変化に適
応できる柔軟性を持つ、計画に
あった効率的な実施をする
9.2. 戦略策定のツール
① BCGマトリックス
② GE-Mckinseyマトリックス
③ SWOT分析
④ 基本競争戦略
⑤ 競争優位戦略
11
① BCGマトリックス
花形製品
市
場
成
長
率
高
問題児
C
育成
A
育成 B
低
E
D
金のなる木
撤退
負け犬
収穫
F
維持
大
ライフサイクルに
伴う事業の移行
撤退
G
各事業を育成・
維持・収穫・撤
退させるか決
定する。
小
相対市場シェア
12
ライフサイクル理論(Life Circle Theory)
1.0
0.5
導入期
1
0.5
成熟期
成長期
1
2
衰退期
3
BCGマトリックスの問題点
• 軸を高低の2分割:単純すぎる
• 縦軸・横軸だけで業界全体の
魅力や競争力を表現するのは
不十分
② GE-McKinseyマトリックスの開発
• 縦軸:「業界の魅力度」
• 横軸:「自社事業の強み」
• 各軸を3段階に分割したポートフォ
リオ
GE-Mckinseyマトリックス
自社事業の強み
高
中
低
高
業
界
の
魅
力
度
自社のシェア
中
市場規模
16
軸の設定に際し考慮される指標
• 事業の魅力度
1)市場規模
2)市場成長率
3)収益性
4)製品/技術による
5)差別化の可能性
6)競合状況(数/強さなど)
軸の設定に際し考慮される指標
• 自社事業の強み
1)相対的市場シェア
2)価格競争力
3)製品の質
4)販売効率
各セルの戦略計画
自社事業の強み
高
事
業
の
魅
力
度
高
中
低
ポジション
防衛
選択的
育成
防衛と
再強化
中
育成へ向け
た投資
選択/
収益確保
収益確保
低
選択的
育成
限定拡大/
収穫
撤退
19
③ SWOT分析
• SWOT分析:企業の強み(Strengths)、
弱み(Weaknesses)、機会
(Opportunities)、脅威(Threats)を全
体的に評価
• 外部環境分析:自社の「機会」と「脅
威」
• 内部環境分析:自社の「強み」と「弱
み」
外部の機会、脅威の分析
• 環境分析
• 機会と脅威の違い:企業の戦
略的ポジションの決定
内部の強み、弱みの分析
• 内部の経営資源の分析
SWOTに用いられる要素
• 内部環境(強み、弱み)
・ マーケティング
・ 研究開発(R&D)
・ 経営情報システム
・ マネジメントチーム
・ オペレーション
・ 財務
・ 人事
• 外的環境 (機会、
脅威)
・ 社会的変化
・ 政治的変化
・ 経済的変化
・ 市場における競争
状況の変化
SWOT分析のマトリックス
内部環境分析
自
社
の
優
位
性
外部環境分析
強み
機会
Strengths
Opportunities
弱み
脅威
Weaknesses
Threats
自社の欠点・問題
事業を阻害
事
業
を
発
展
24
SWOTが示す戦略
内部環境分析
外
部
環
境
分
析
強み
弱み
機
会
積極的展開
差別化戦略
脅
威
対抗
守備・撤退
25
④ 基本競争戦略
戦略の優位性
戦 業
略 界
全
タ 体
ー
ゲ
特
ッ セ
ト グ定
メ
ン
ト
低コスト
差別化
コストリーダー
シップ戦略
差別化戦略
集中化戦略
コスト集中戦略
差別化集中戦略
27
コストリーダーシップ戦略
• コストリーダーシップ戦略とは、他社
よりも低コストで生産・販売する戦略。
• 新規参入業者に対して低コストとい
う参入障壁を高くする。
• 競争業者に対しては平均以上の収
益を生むことができる。
参入障壁1
「必要資本額」: 事業を始めるのに投下
資金の多さ度合いによる
障壁
「規模の経済性」: 業界の市場が規模の大
きさによって左右される
か否かによる障壁
参入障壁2
「乗換コスト」:
現在購入している製品や設
備、サービスを他の製品・
設備・サービスに換えるとき
の困難さ度合いで、そのコ
ストの高さによる障壁
「製品の差別化」: 製品の技術や品質に
係る困難さの障壁
差別化戦略
• 差別化戦略とは、自社製品を性能や
品質あるいはブランドなどの面で差
別化を行う戦略。
• 競争業者との競争を回避することが
出来る。
• 高マージンを得ることで供給業者へ
の交渉力も身につく。
集中化戦略
集中戦略とは、業界内の1つのセグメント
を選び,他社よりも効率よくそのセグメン
トに奉仕する戦略。
コスト集中
選ばれたセグメントでコスト
優位を確保すること
差別化集中 市場の特異なセグメントに
力を集中することで,競争
優位を確保すること
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⑤ 競争優位性戦略
5つの競争要因
企業の競争戦略を考える前提として、外的
環境(業界構造)を分析する際に使われるフ
レームワーク。
マイケル・E・ポーターが提唱したもので、「新
規参入」「敵対関係」「代替品」「買い手」「供
給業者」の5つの視点で検討する。
33
5つの競争要因
新規参入業者
異業種参入
外資系参入
新規参入の脅威
売り手独占
供給業者
供
給
者
の
支
配
力
競争業者
既存企業間
の敵対関係
買
い
手
の
交
渉
力
買い手
買い手独占
代替製品・サービスの脅威
新しい代替品の登場
代替品
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9.3. 3次元経営戦略モデル
20
x2
0
経営戦略には膨大な
要因が含まれている
ため、それを正確に
表現するにはより多く
の次元が求められて
いる
-20
20
x3
0
-20
-20
0
x1
20
プログラム
35
ありがとうございました!