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つるのおんがえし
白 鶴 報 恩
角 色 介 紹
年輕男子
姑娘(白鶴)
布店老闆
旁白1
旁白2
旁白3
楊玉娟
郭庭羽
胡嘉琪
劉欣宜
劉蕙誼
朱以棻
故
事
大
綱
從前有一位年輕男子拯救了一隻
白鶴,於是白鶴便化身為漂亮女子以
身相許來報答他,並為他賣命織布,
讓生活過得更好。
最後,女子被發現真實身份是隻
白鶴,只好黯然離開,留下男子孤獨
一人......
工作
働き(はたらき)
貧しい(まずしい) 貧窮的
厳しい(きびしい) 嚴重的
傍晚
夕方(ゆうがた)
美しい(うつくしい)美麗的
可憐的
かわい
陷阱
罠(わな)
小心的
丁寧(ていねい)
漸漸地
だんだん
問候
挨拶(あいさつ)
寒い(さむい)
寒冷的
ふぶき
暴風雪
やがて
不久
正月(しょうがつ)新年
ほとんど
幾乎
約束(やくそく) 約定
嬉しい(うれしい)開心的
主人(しゅじん) 老闆
休み(やすみ)
休息
助ける(たすける)幫助
むかし、ゆきぶかい村(むら)に一人(ひと
り)でくらす わかものが おりました。
わかものは、はたらきものでしたが、
くらしは、まずしいものでした。
從前,在一個多雪的村莊,那裡獨自住了一位年
輕男子。年輕男子一直很認真工作但總是很貧窮。
さむさが、きびしくなり はじめたある日
(ひ)、わかものは、たきぎをひろいた 山
(やま)にはいりました。
ゆうがた、あつめた たきぎをせおい、か
えりのみちを あるいていると、どこから
かものおとが きこえて きました。
有一天,當天氣開始變得更寒冷,年輕男子
便進入山中收集柴火。傍晚時,當年輕男子
收集完柴火後,在回家的路途中,他聽到某
處傳來一個聲音。
ふしぎに おもった わかものが、ものお
とがきこえる ほうへ いってみると、そ
こには、もがいている うつくしいつるが
いました。
年輕男子覺得很奇怪並朝向聽到聲音的方向走去。
在那裡,原來有一隻美麗的白鶴正在掙扎著。
よく見(み)ると、わなにかかっています。
わかものは、つるが こわがらないよう、
そっと、ちかづきました。
そして わなをはずしてやると、ていね
いに 手(て)あてをしました。
はじめは、おびえて いた つるも、だ
んだん おちついて きました。
他靠近一看,發現白鶴落入圈套裡了。
年輕男子怕驚嚇到他而輕輕地接近白鶴,然後取
下圈套並小心謹慎地治療傷口。
一開始,很害怕的白鶴漸漸地安靜了下來。
足(あし)を すこし うごかして、へいき
なことを たしかめると、大(おお)きく
はばたいて まいあがりました。
つるは、あいさつ するかのように 空(そ
ら)に大きく わをえがき、とおくへとんで
いきました。
白鶴稍微動動它的腿,發現雙腳沒事了,且用力地拍打
它的翅膀便飛上了天。白鶴像在跟他道謝,盤旋在空中
後便飛遠了。
わかものは、あんしんし、山(やま)を お
りて いきました。
それから いく日(にち)か すぎた しん
しんと ゆきのふるよるのこと。
わかものが、いろりの火に あたっている
と、トントンと とをたたく音(おと)がし
ました。
年輕男子看到白鶴平安之後就放心了,於是
便下山。
過了幾天,在大雪的夜晚裡,年輕男子正在
升著地爐的火時,此時響起了咚咚的敲門聲。
ふしぎに おもいながら とをあけると、
そこにはうつくしいむすめが 立(た)って
いました。
むすめは、ゆきに まみれて まっ白(し
ろ)です。
年輕男子一邊覺得奇怪一邊打開門,門外竟
站著是一位美麗的姑娘。
雪落在姑娘身上而使得她變得雪白。
わかものは、むすめをいろりの火(ひ)に
あたらせ、そまつですが、あたたかい
たべものをたべさせました。そとは、ゆき
も かぜも どんどんつよくなり、ふぶき
に なりました。つぎの日(ひ)も、そのつ
ぎの日(ひ)も、ふぶきはつづき、むすめは、
でかけることが できません。
年輕男子給姑娘點了地爐的火,也給她粗茶淡
飯卻很溫暖的食物。外頭的雪和風漸漸地變強,
於是暴風雪來臨了。暴風雪一直持續好幾天,
而姑娘也一直無法出門。
むすめは、とめてもらっているおれいにと、
ごはんをつくったり、そうじやつくろいも
のをしたりしました。一人(ひとり)でさみ
しかったこのいえに、なんだか花(はな)が
さいたようでした。
姑娘幫忙煮晚餐、打掃清潔及針線活兒,作為
住宿的回禮。這對總是孤單一個人住在這個家
的年輕男子來說,這彷彿就像是花盛開在這個
家一樣。
わかものは、むすめが、ずっとこのいえに
いて くれたら どんなに いいかと
おもいました。
このまま ゆきが やまないで ほしいと
ねがうほどです。
やがて、ゆきがやみ、空(そら)か青(あお)
く はれた日(ひ)、むすめがいいました。
年輕男子希望能和姑娘開始一直待在這個家,
他甚至希望雪能不停止的下。不久後,雪停了,
而且天氣晴空萬里。姑娘對年輕男子說…
わかものは、よろこびましたが、すぐに
くびをよこに ふります。
こうして 二人(ふたり)は、めおとになり
ました。
つつましいけど、しあわせな くらしでし
た。
年輕男子聽了很開心,馬上點了頭。
就這樣,他們變成了夫妻。
他們過著雖然樸實卻很幸福的生活。
正月(しょうがつ)がちかづいた ある日
(ひ)、わかものが、ぽつりと つぶやきま
した。
つぎの日(ひ)、むすめは、わかものに
と、たのみました。
當新年的日子越來越近時,男子呢喃的說…
隔天,姑娘對年輕男子懇求的說:
わかものは、こころよくひきうけ、おくの
まに はたばを つくりました。
むすめは、そういい、とをしめました。
とのむこうから、はたおりの音(おと)がき
こえて きます。
むすめは、ほとんど なにも たベず、三
日三(みっかみ)ばん、おりつづけました。
年經男子負責,在屋內建造一個織布房。姑娘說完
後,便關上了門。從房門後面可以聽到織布的聲音。
姑娘連續織布了三天三夜,幾乎都沒吃東西。
わかものは、やくそくどおりはたばは の
ぞきませんでした。
四日目(よっかめ)のあさ。やっと むすめ
は、はたばから でてきて、おりあがった
たんものをわかものに さしだしました。
それは、つややかな うつくしい たんも
のでした。
年輕男子依照約定沒有偷看姑娘織布。在第四
個早上,姑娘終於從織布房出來了,而且拿給
年輕男子織好的布匹,那是條很有光澤又漂亮
的布匹。
むすめに そう いわれ、わかものは、そのたんも
のを もって 町(まち)へとでかけました。
とおりでたんものをひろげて いると、人(ひと)があ
つまって きました。
みんな、そのうつくしさに かんしんしています。
たんものは、すぐにうれました。
由於姑娘的緣故,年輕男子拿了這些布去了城鎮。
當他把布匹攤開在大街上時,人潮便聚集過來。大
家讚嘆這些美麗的布匹,而布匹馬上就賣出去了。
わかものは、いえにかえると、うれしそう
に今日(きよう)のはなしをしました。
むすめも、うれしそうにほほえんで います。
正月(しょうがつ)がきました。
お金(かね)がはいった おかげで、いつもよ
りいいものをたべ、にぎやかによい年(と
し)をむかえることが できました。
年輕男子回家後,很高興的告訴姑娘今天發生
的事,姑娘聽了很高興也笑了笑。
新年到了。
因為有賺到了錢,能夠吃比之前更好的食物,
更熱鬧的迎接新年。
せわになった村(むら)の人(ひと)たちにも、
もちなどをくばりました。
しばらくして、お金(かね)もそこをつき は
じめたころ、むすめは、また、はたばに は
いりました。
他們要分年糕給曾經幫助過他們的村莊的人們。
不久後,金錢開始用盡的時候,姑娘再次進入
織布房織布了。
こんどは、四日四晚(よっかよんばん)、かかり
ました。
おりあがった たんものは、いっそう うつくし
いものでしたが、むすめは、すこし やつれた
ように 見(み)えました。
這次花了四天四夜,織好的布匹更加漂亮,但
是姑娘看起來比之前稍微憔悴了一點。
また 町(まち)にでると、うわさをききつけ
た ごふくやの主人(しゅじん)が、たかい
ねだんで かってくれました。
それから 何日(なんにち)も たたない うち
に、このまえのごふくやが、わかものの い
えを たずねてきました。
むすめは、でかけて おりませんでした。
又到城鎮的時候,聽到布店的老闆出了高價想
買這些布匹的謠言。過了幾天,這個布店的老
闆拜訪年輕男子的家。當時年輕女子正好外出
不在家裡。
ごふくやは、こばんを つめた ふくろ
を わかものに 見(み)せました。
はじめで 見(み)る たくさんのこばん
に、わかものは、目(め)を かがやかせ
ました。
布店老闆拿出一袋裝滿金幣的袋子給年輕男子
看。年輕男子眼睛閃閃發光,因為這是他第一
次看到那麼多金幣。
はたおりの ようすを、ぜひ、見(み)て み
たいと たのみます。
わかものは、こまりました。
わかものも それはそうだとおもいましたが、
つまとのやくそくを まもるため、見(み)せ
ることは、できないと ことわりました。
布店老闆拜託年輕男子務必讓他看到織布的情
況。年輕男子覺得很困擾。年輕男子雖然明白
布店老闆的意思,但是要遵守和妻子的約定,
所以還是委婉拒絕了。
そのばん、むすめにごふくやの はなしをし
ました。
わかものは、よろこぶものと おもいました
が、むすめは、なぜか かおをくもらせます。
むすめは、いつものようにはたばにはいり
ました。
那天晚上,年輕男子告訴姑娘有關布店老闆的
事情。年輕男子認為姑娘會高興,但是不知道
為什麼她看起來卻很悶悶不樂。姑娘像平常一
樣進入織布房裡。
しかし、きょうは、はたの音(おと)が、
ときおりとぎれます。
そういえば、ちかごろむすめが、やせたよ
うに 見(み)えたのをおもいだしました。
わかものは、きゅうにふあんになりました。
そして、ごふくやのことばをおもいだすの
でした。
但是這次織布機的聲音有時斷斷續續的。年輕男子
回想起,那麼說來,近來看到姑娘好像變瘦了,便
開始感到焦慮不安。接著,想起布店老闆所說的話。
わかものは、むすめに 氣(き)づかれねよう、
そっと、はたばのとをあけました。
そこに、むすめのすがたは、ありませんで
した。
つるがはたをおっていたのです。
つるは、じぶんのはねをぬき、たんものに
おりこんでいました。
年輕男子悄悄地打開織布房的
門,以免被姑娘發現。在那裡
竟然沒有姑娘的身影。一隻白
鶴正在織布。白鶴拔下自己身
上的羽毛並織進布匹裡。
つるが、わかものに気(き)づきました。
そして はたおりをやめると、むすめに
すがたをかえました。
むすめは、かなしそうに、くびをよこに
ふります。
むすめは、はたばから でて いきまし
た。
白鶴察覺到年輕男子,接著停止織布,並變回
姑娘的身形。
年輕女子難過地搖了搖頭。
姑娘離開了織布房。
わかものは、あわてて おいましたが、
すでにいえの中(なか)に むすめはいません。
そとにとびだすと、一(いち)羽(わ)のつる
が、空(そら)のかなたへ とんで いくのが
見(み)えました。
つるのすがたは、どんどん小(ちい)さくな
り、やがて 見(み)えなくなりました。
年輕男子慌張的追了出去,在家中卻已經沒有姑娘
的身影了。一隻白鶴向外飛出,看見牠飛向遙遠的
天空那方。白鶴的身影越來越小,不久,看不見白
鶴的身影了。
わかものは、空(そら)を 見(み)あげ、
ゆきの中(なか)で ただ立(た)ちつくす
のでした―――。
年輕男子站在雪中一動也不動地望著
天空。
おしまい
結束