大型家電量販店の立地選択

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大型家電量販店の立地選択
倉橋尚武
吉川泰生
磯貝哲志


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目次






始めに
業界の現状
既存理論による分析
終わりに
参考文献


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はじめに
• 問題意識
普段我々が家電を購入するときにどこへいく

例えば:大宮のヤマダ電機、池袋駅前のヤマ
ダ電機、秋葉原ヨドバシカメラ
なぜそこに行くか?
なぜそこにあるか?
店舗集中にどのようなメリットがあるのか?


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• 論文目的
• なぜアクセスしやすい駅付近などに大型家電量
販店が集中している理由について既存理論を用
いて説明してみるうえでデーターを用いて検証
してみる。


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• 既存研究
加藤健太「京阪神における家電量販店の立地分析」
大阪大学経営情報部経営情報学科卒業論文、2008
年。
1、流通を含め、顧客に店舗の場所が認識されやす
い場所に立地する。
A.おおきな店舗が出店できる広大な敷地が存在する
場所。
B.鉄道ないし通行できるくらいの大きなとおりに面
している場所。
C.搬入車が通行できる大きな通りに面した場所
2、他の企業が出店している場所に立地する。
a.山間部などへの独占エリアへの出店
b.他業種などが出店しているショッピングモール


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・研究方法:インターネットなどで得たデータを
もとに、商業立地論を用いて検証する。
・理論について:おもにクリスタラ-の商業立地
論を利用する。

・地理範囲:東京都23区内


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家電業界の現状(平成22年3月)
• 売上高
順位

企業名

売上高(億円)

1位

ヤマダ電機

20161

2位

エディオン

8200

3位

ヨドバシカメラ

6836

4位

ケーズホールディ 6486
ングス

5位

ビックカメラ

5891


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• 店舗数(東京23区内)
企業名

店舗数

ヤマダ電機

27店舗

エディオン

3店舗

ヨドバシカメラ

4店舗

ケーズホールディング 2店舗

ビックカメラ

10店舗


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既存理論による分析
• クリスタラ-の中心立地論
①人口はどこでも均等かつ連続的に分布する
②交通条件は一様である
③地形状況は一様である。
④人口の特性(たとえば所得水準)は均一である。
⑤人々は合理的行動をとる。


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財・サービスの到達範囲概念


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これらの条件に倣うと、集団立地の説明が困難
になる。
そこで、①と②の条件を排除して考えてみる。


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C
535,195

333,892

286,550

208,
858
325,221
47,6
91
206,331

313,196

206,763
881,224

C

684,692

716,587

549,354

C
C

東京23区の人口分布図

442,421

204,167

177,
704

247,
834
678,058

126,
308

465,677

269,072
367,669

694,612
平成23年4月23日のデータ


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東京23区の店舗分布

ヤマダ電機
ビックカメラ
ヨドバシカメラ
コジマ電機


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東京23区の地価分布

(単位:円/㎡)


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人口密度
25,000.00

20,000.00

15,000.00

人口密度
10,000.00

5,000.00

0.00


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• 東京23区の人口密度は、全国の上位を占めて
いる。
• ほとんどの区の人口密度が10,000/平方キ
ロメートルを超えている。

人口密度の高い所に立地する?


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しかし・・・
千代田区の人口密度は4000/平方キロメー
トル程度である。秋葉原に集団立地しているこ
とが説明できない。つまり、人口密度のみで判
断することはできない。

他に原因がある??


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東京23区の地価
圧倒的に高いのは、新宿駅周辺、渋谷駅周辺、
池袋駅周辺、中央区である。


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