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腫瘍内科とは何か?
学生・研修医からよく言われる誤解!
① 腫瘍内科=終末期医療科(ターミナルケア)科?
② 抗がん剤のコンサルテーション内科?
社会・時代・世界が、腫瘍内科を必要としている!
2006年
がん対策基本法
2007年
がん対策基本計画の閣議決定
以後
・がん診療連携拠点病院の指定(全国409施設)
(2014年9月現在)
・がんプロフェッショナル養成プラン
・日本臨床腫瘍学会 「がん薬物療法専門医」
がん診療連携拠点病院の指定要件
 5大がん(肺・胃・肝・大腸・乳)およびその他の
がんの標準的治療、適切な治療を提供
 集学的治療(手術、放射線、薬物療法)の体制
 化学療法専門医、放射線治療専門医、病理診断医
 キャンサーボード(多職種のカンファランス)
 緩和ケアの体制、専門医、精神科医、看護師
 外来化学療法室、専門看護師、専門薬剤師
 レジメン審査・管理委員会
 病院連携、病診連携、セカンドオピニオン
 院内がん登録
 相談支援センター
 クリティカルパス
◆腫瘍内科医の役割とは?
がん
薬物療法
臨床研究
腫瘍
内科
がん治療の
コーディネート
がん患者の
全身管理
症状緩和
帝京がんセンター (「病院の実力」2010年版)
腫瘍内科で診療する疾患
癌治療の救急処置
肉腫
(含GIST)
1.2%
上部消化管
1.8%
泌尿器
2.3%
口腔・咽頭・
喉頭・食道
2.3%
原発不明
3.0%
血液・
リンパ
0.9%
中皮腫・
胸腺
0.9%
婦人科
0.9%
脊髄圧迫症候群
その他
0.5%
気道狭窄
上大静脈症候群
心タンポナーデ
肺血栓塞栓
重複癌
4.8%
消化管閉塞・穿孔
乳癌
6.9%
肝・胆・膵
8.3%
下部消
化管
11.5%
肺癌
54.6%
尿路閉塞
腫瘍崩壊症候群
DIC
高Ca血症
低Na血症
アナフィラキシ-
腫瘍内科における大学院生の教育(1)
①教育理念
エビデンスに基づく薬物療法の専門家として、あらゆる臓器のがん患者
に全人的医療を行いうる「がんの総合内科医」を育成
②研修カリキュラム
日本臨床腫瘍学会編「がん薬物療法専門医のためのコアカリキュラム」
③研修の概要
がん薬物療法、がん患者の全身管理、症状緩和、がん治療のコーディ
ネート、臨床研究、外来化学療法
腫瘍内科における大学院生の教育(2)
④研修終了後
がん専門センターなどへの出向や各種資格取得のバックアップ
⑤目標とする専門医資格:
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、
日本がん治療認定医機構がん治療認定医、
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
昨年度の実績内容
件数
各種研修会への参加
2-4件/月
外来化学療法室管理
450件/月
新薬治験・臨床試験
23課題/年
海外学会発表(筆頭)
2課題/年
英文論文(含む共著)
5課題/年
腫瘍内科における大学院生の教育(3)
-腫瘍内科の目指す他科および他施設との連携-
① 各科とのキャンサーボード
② 周辺病院との定期症例検討会:肺癌診療を極める会
③ 画像診断勉強会:北区・豊島区医師会、画像診断セミナー
④ 地域臨床試験グループ:Lung Cancer Experts Network
腫瘍内科における大学院生教育の到達目標
- 腫瘍内科の掲げる「がんの総合内科医」とは?-
① 多がん種に関する診断・治療の知識を有する
② 緩和医療に関する技能を有する
③ がん専門病院と連携をとりながら他の医療機関に勤務する
④ 総合内科医の中でもがん医療にも携わることのできる医師
⑤ いわゆる米国におけるcommunity oncologistを想定
腫瘍内科では、
スタッフ全員で
あなたを
待っています!
◆腫瘍内科を勧める7つの理由
①社会・時代・世界が、腫瘍内科を必要としている!
②地域癌拠点病院として「がん医療」に力を入れている!
③豊富な症例をもとに実践力が身につく!
④専門医になって日本のがん医療に貢献できる!
⑤臨床研究で世界を舞台に活躍できる!
⑥「やりたいこと」を
サポートする教育体制がある!
⑦そうでない人もそれなりに
なれる教育体制もある!
帝京大学腫瘍内科から
日本のがん医療を支え、
世界へ羽ばたく――