アルカロイドのようにそのまま吸収されて作用するもの

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漢方薬の種類
• 生薬を煎じて内服する煎じ薬
ミックスして煮る
その後スープを飲む
• 煎じた漢方薬をスプレードライしたエキス剤
• その他、軟膏など
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漢方薬の吸収
• 漢方薬の吸収には、幾つかの様式がある。
アルカロイドのようにそのまま吸収されて作用するもの。
配糖体のように消化管で代謝を受けてから吸収され、作用するも
の。
製油成分や苦味成分のように、鼻や舌を刺激し、神経を介して作
用するもの。
多糖類のように、消化管の免疫などを介して効くと思われるもの。
多成分系の薬であるので、こうした機序が複雑に絡み合っている。
アルカロイド
麻黄:エフェドリン
附子:アコニチン
配糖体
甘草:グリチルリチン
柴胡:柴胡サポニン
人参:ジンセノシド
大黄:センノシド
芍薬:ペオニフロリン
黄ごん:バイカリン
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葛根湯の成分を三次元高速液体クロマトグラフィーで解析
3
急性疾患、慢性疾患への漢方治療
急性疾患
慢性疾患
• 感染症などが代表的
• 初期には、生体反応と
して寒気や熱感を伴う
• 身体の中の構成要素
である気血水のバラン
スが崩れる
時間の流れ
脈診
現在の状態
舌診
最近の状態
腹診
過去から現在の状態
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