背景 問題提起 現状の流通 提案

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Transcript 背景 問題提起 現状の流通 提案

~まだ出会えてない農?~
創価大学
ナベゼミ37期
目次
1.背景
2.現状の流通
3.問題提起
4.提案
現在、農業のことが様々なメディアから注目さ
れている。そのなかで、多くの企業の新規農業
参入が見受けられる。
しかし、それらの企業は本当に消費者のニー
ズに応えられているのだろうか?と私たちは疑
問を抱いた。
そこで私たちは、農業における従来の日本の
流通システムと新たな流通システムに着目し、
さまざまな調査・研究を行った。
従来の農業流通と農協の役割
背景
現状の流通
生産者
卸売業者
卸売市場
問題提起
八百屋
生産者
零細な
生産者
生産者
JA
卸売業者
卸売市場
八百屋
八百屋
八百屋
提案
消費者
背景
卸
現状の流通
八百屋
問題提起
提案
“せり”で価格が決められていた
スーパー の登場!!
スーパーは広告に値段を載せる為、前もって値段を
決めなければならない!(せりでは間に合わない)
八百屋の数十倍の仕入れを安定的に行う必要がある
従来の農家では対応できない
卸は生産者の代理ではなく、スーパーに対応できる機
能が求められた
背景
現状の流通
問題提起
提案
• 卸業者はスーパーに対応できる機能を求め
られた
• 大量生産・大量仕入れへの対応から農薬へ
の依存
• より大量に仕入れるために海外から安価な
商品の輸入が始まった
背景
現状の流通
問題提起
提案
食は安心・安全なもので無ければならないの
に「大量生産に答えるために農薬が使われ、そ
れらが私たちの食卓にならぶようになった。」
新規参入による新たな流通システム
背景
現状の流通
問題提起
卸売業者
生産者
生産者
卸売業者
卸売市場小売業者
卸売市場小売業者
消費者
消費者
提案
セブン&アイ+
イオン
S
カルビー
・自社生産
・徹底した品質管
契約農家(市 理(原料の安定供
背景
場外流通) 現状の流通
給)
・トレーサビリ ・ジャガイモ前線
ティの充実
(品質 安定的供
給)
・トレーサビリティ
の充実
・生産者管理
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
トレーサビリティの充実
・生産者管理(栽培方法、
問題提起
時期、をコントロールで
きる)
・すごく厳しい品質基準
・生産者と消費者とのコ
ミュニケーション
・トレーサビリティの
充実
提案
・生産者管理(栽培
方法、時期、をコン
トロールできる)
・厳しい品質基準
・生産者と消費者と
の関係性構築
自社生産するに
は量に限界
・管理コストのウエイト
が他社より高い
・全量買い取りのリスク
・欠品
・限られた配送圏
・流通コスト
・全量買い取りのリスク
・欠品
・流通コスト
O
・安心安全のニー
ズの高まり
・消費者の生鮮食
品への価格重視
・安心安全のニーズの
高まり
・消費者の生鮮食品へ
の価格重視
・安心安全のニーズの高まり
・ロハス的消費者の存在
・安心安全のニーズの高
まり
・ロハス的消費者の存在
T
・安価な輸入商品
・消費者の生鮮食品へ
の価格重視
・安価な輸入商品
・安価な輸入商品
・消費者の生鮮食
品への価格重視
W
大地を守る会
背景
現状の流通
問題提起
提案
• 有機農産物の宅配システムをスタートさせた企業
• 安心・安全のニーズに応える。
大地
供給量
流通コスト↑
不安定
生産者
消費者
セブン&アイ+
イオン
S
W
O
T
カルビー
・自社生産
・徹底した品質管
契約農家(市 理(原料の安定供
背景
場外流通) 現状の流通
給)
・トレーサビリ ・ジャガイモ前線
ティの充実
(品質 安定的供
給)
・トレーサビリティ
の充実
・生産者管理
大地を守る会
らでぃっしゅぼーや
トレーサビリティの充実
・生産者管理(栽培方法、
問題提起
時期、をコントロールで
きる)
・すごく厳しい品質基準
・生産者と消費者とのコ
ミュニケーション
・トレーサビリティの
充実
提案
・生産者管理(栽培
方法、時期、をコン
トロールできる)
・厳しい品質基準
・生産者と消費者と
の関係性構築
自社生産するに
は量に限界
・管理コストのウエイト
が他社より高い
・全量買い取りのリスク
・欠品
・限られた配送圏
・流通コスト
・全量買い取りのリスク
・欠品
・流通コスト
・安心安全のニー
ズの高まり
・消費者の生鮮食
品への価格重視
・安心安全のニーズの
高まり
・消費者の生鮮食品へ
の価格重視
・安心安全のニーズの高まり
・ロハス的消費者の存在
・安心安全のニーズの高
まり
・ロハス的消費者の存在
・消費者の生鮮食品へ
の価格重視
・安価な輸入商品
・安価な輸入商品
・消費者の生鮮食
品への価格重視
・安価な輸入商品
背景
現状の流通
問題提起
安心安全を実現するには
提案
消費者側から見て
安心安全のニーズは
本当にあるのだろうか?
背景
90000
現状の流通
問題提起
大地を守る会における売上高と会員数の推移
80000
70000
提案
16000
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0
会員数
売り上げ
これらは安心・安全のニーズの高まりの象徴ではないか!?
背景
現状の流通
問題提起
提案
仮説:購買行動の上で、消費者は低価格を最も
求めているのではないか?!
≪調査概要≫
茨城県の某スーパーで買い物に対するアンケート
調査を行った
期間:3日(2009年9月18日~20日)
対象人数:215人(生鮮食品購入者のみ)
サンプル数:556件
背景
現状の流通
問題提起
消費者のニーズ
• 安心安全
• 低価格を求めている
• =安心安全で低価格な商品が求められている
提案
背景
現状の流通
問題提起
提案
消費者ニーズに応える上での問題点
これに応えているのは・・・地産地消だ!
背景
現状の流通
問題提起
提案
●地産地消とは…その地域で生産された食材
をその地域で消費すること。
●地産地消の要素
• 安心・安全な食品の提供ができる
• 流通コストが低い
• 生産者との結びつき
• 健康的な食生活の実現
• 環境保全・エコライフ
地産地消には限界が!?
背景
現状の流通
問題提起
提案
• その地域の気候、土地柄、期間が影響され、
生産できる野菜の種類・期間が限定されてしまう。
• 安定供給も難しい
• 配送圏がその地域のみ(全国展開出来ない)
ここまでで言えること③
背景
現状の流通
問題提起
提案
問題点に対する解決策
背景
現状の流通
問題提起
提案
解決策を実現する具体案
生産者
消費者
生産者
卸売市場
システム
生産者
協農
コス
ンー
ビパ
ニー
消費者
消費者
生産者
消費者
農協に情報を伝える
生産者に情報を伝える
今シーズンに人参が○kgとれたら○円で売れます
変化する消費者からのニーズ
今のシーズンには人参が沢山欲しい!
解決策を実現する具体案
生産者
消費者
生産者
卸売市場
システム
生産者
協農
生産者
コス
ンー
ビパ
ニー
消費者
消費者
消費者
入荷
農協へ情報を伝える
今シーズンには○kgとれそうです
安定した商品の提供
欲しい時に欲しい商品が手に入る!
計画的な販売が可能になる!
地産地消を超える
12
月
11
月
6
月
7
月
8
月
9
月
10
月
既存の事業体(大地を守る会)と既存のシステム(地産地消)との比較
安定
供給
大地を
守る会
地産
地消
提案
流通
低価格 配送圏
コスト
結論
既存のシステム・事業体を超
える新たな提案であると考え
る
市場経済の中の日本農業 炭本昌哉 著 財団法人 農林統計協会 平成14年9月8日
多様化する有機農産物の流通 国民生活センター編 学陽書房 1992年
有機農産物の流通とマーケティング
小川孔輔 酒井理編 著 農文協 2007年
大地のこだわり:安心への基本姿勢 大地宅配 大地宅配パンフレット
NEWS 大地を守る会 大地を守る会 大地を守る会機関紙
カルビー株式会社ホームページhttp://www.calbee.co.jp/
らでぃっしゅぼーやホームページhttp://www.radishbo-ya.co.jp/admission.html
大地を守る会ホームページ
http://www.daichi.or.jp/ad/dinks/index.html?gclid=CImNvIT4rJ0CFcItpAodXTPXig
セブンアンドアイホールディングスホームページhttp://www.7andi.com/
イオンホームページ http://www.aeon.info/
アンケート協力店 アンケート実施日 9月18 19 20日株式会社カスミフードマーケットひたち
野牛久店
茨城県牛久市ひたち野東4-1-2
TEL 029-870-5033