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神奈川県のこと
まち活研究会
神奈川県のこと →頼朝・小田原北条
明治26年に神奈川県北多摩群三鷹村が東京府に移管
ご案内
狙い:わたしのまちをよく知ること
巻① まちの会計のトータルな状況を知る方法
・平成19年公表が始まった「健全化判断比率」とは?
・赤字か黒字か? 借金の状況 貯金は?
・他の市町村と比べて良いのか悪いのか?
以下は別巻で続編発行する。
巻② 個別指標を類似の市町村のグループと比べ経年分析、
及び統計分析を実施する。
小手調べ:関東6県内の人口を棒グラフ
県内の町の人口
平成19年度の実質公債費比率
実質公債
費比率
茨城県
14.7
栃木県
13.7
群馬県
9.9
埼玉県
13.3
千葉県
12.6
東京都
8.7
神奈川県
9.2
その年の歳出の中で、過去に
行った借金の返済にまわって
いる部分(実質的な公債費)
がどれくらいかを見る指標
将来負担比率
実質公債 将来負担
費比率
比率
茨城県
14.7
289.9
栃木県
13.7
166.5
群馬県
9.9
202.2
埼玉県
13.3
237.8
千葉県
12.6
216.4
東京都
8.7
82.9
神奈川県
9.2
209.9
その県(町)トータルの借金額
を標準財政規模と比べて、そ
の借金額が県(町)にとってど
れだけの重みのある借金額な
のかを見るための比率
健全化判断比率のこと
まちの各会計ごとの赤字の有無や借金の額は「財
政状況一覧表」で分かる。これは貴重な資料。
しかし、そのまちのトータルとしての収支が赤字なの
か、借金はどの程度なのかということはわかりにくい。
平成19年度の決算から、毎年度の決算について
「健全化判断比率」が公表される
ことになった。その内容を追って見ることにした
財政状況一覧表とは(下記はその1部分、現物配布)
健全化判断比率の4指標
① 実質赤字比率=(形式収支ー翌年度に繰越すべき財源)÷標準財政規模
*標準財政規模:通常水準の行政活動を行う上で必要な一般財源の総量
② 連結実質赤字比率=( すべての赤字・黒字の収支) ÷標準財政規模
*将来税金を使わずに料金収入等で解消可能と決められている類型の赤字は除く
③ 実質公債費比率=実質的な公債費(地方債の元利償還金)が財政に及
ぼす負担を表す指標
④ 将来負担比率=将来負担額ー基金等の額
*トータルの借金額(地方債、職員の退職金、将来支払いが必要となる可能性が高い
借金的なも幅広く対象→土地開発公社や第3セクターの損失補償の銀行約束時、連
結実質赤字など)
健全化判断比率の理解
%
平成19年度 将来負担比率
引用:県市町村の財政状況
140
122.3
120
99.6
100
92.6
80
72.5
60
40
20
0
4.9
葉山町
寒川町
大磯町
二宮町
町村計
%
平成19年度将来負担率(5都市)
引用:県市町村の財政状況
160
146.8
140
120
100.3
100
87.9
80
67.2
60
46.4
40
20
0
鎌倉市
藤沢市
逗子市
三浦市
秦野市
将来負担比率の意味
たとえば200%の将来負担比率のまちがあったとす
ると(箱根町は208.3%)これは2年分の標準的な収
入全部を借金返済にまわさないと今背負っている借金
を完済できないと言うこと!
箱根町の借金完済額は
標準財政規模×将来負担比率
6,495(百万円)×208.3=13,529 (百万円)
135億2千9百万円必要
市町村の借金完済に必要な額
市民税10%削減を議決した半田市
巻① おしまい