発表資料 - 静岡大学

Download Report

Transcript 発表資料 - 静岡大学

卒業研究
先輩の経験談に基づいた就職活動の
目標管理方法
湯浦研究室
B4 荒尾帆南
目次
•
•
•
•
•
•
•
研究の背景
OB・OG訪問について
システムの概要
アンケート、シミュレーション結果
本研究のシステム開発プロセスについて
結論
今後の課題・展望
就職活動生はなぜ情報収集するのか
リスクを回避したがる若者が多い。
→就職活動においても事前に情報を収集
したがる傾向にあると考えられる
就職活動生はなぜ情報収集するのか
• 検索ワード 「就職活動 経験談」
→約899,000件の記事がヒット
就職活動の情報として、
先輩の経験談を求めている人が多いことが分かる
OB・OG訪問?
静岡大学情報学部4年生にインタビュー
OB・OG訪問をした→0人!/5人
<なぜOB・OG訪問をしなかったのか?>
• 自分でアポイントをとることは緊張する
• 一対一は緊張する
• 実際にどのように行っていいのかわからなかっ
た
• 周りにOB・OG訪問をしている学生がいなかっ
た
報告者の就職活動
先輩の話を聞く前と聞いたあとの心境の変化
前
先輩の経験談
自己PRで面接官が重要視し
ているのは、華々しい結果よ
自己PRになるような大きな話
りも、それまでの過程でどの
はない。
ように取り組んだかというこ
と。
面接では今まで取り組んでき
面接でどんなことを聞かれる た経験について掘り下げて聞
のか不安だ。
かれることがほとんど。普通
の会話だと思えばいい。
説明会や、セミナーに行って
業界は最初から絞らないと時
みないとその企業のことはわ
間が足りなくなる。
からない。
「言葉で引っ張っていく人」だ
リーダーという立場になった
けがリーダーではない。色々
ことがない。
なリーダー像がある。
逆に、挫折経験を乗り越える
大きな挫折をしたことはマイ
ことができたということはプラ
ナスだ。
スである。
後
どんな経験でも自分が一生
懸命取り組んだことなら自己
PRになる。
自分の経験を聞かれるのが
主だから不安になる必要は
ない。
説明会の時点では幅広い業
界を見るべきだ。
部活の取り組みの中で実は
リーダー的存在を担ってい
た。
挫折から学んだことがその後
の人生に活きている。
報告者の就職活動の経験から…
• 先輩の経験談を聞くことで「面接」に対するイ
メージがガラリとかわる
→就職活動において先輩の経験談を聞くことは
とても重要
→静岡大学ではOB・OG訪問は困難
→OB・OG訪問にかわるシステムをつくろう
先輩の経験談に基づいた就職活動の
目標管理方法
自己分析
企業研究
業界研究
面接
一人で
地域、規模など
振り返る
様々な角度から企業
の種類や特性を知る
特定の企業の業
績、特性を知る
知識
他人との比較
評価してもらう
行動特性
ビジネスコンテスト
授業内の演習、課外活動
先輩訪問
先輩訪問
様々な説明会
様々な説明会
インターンシップ
インターンシップ
データベース
経験談の収集基準
学部卒
金融内定
文系
メーカー
内定
体育会系
の部活動
海外留学
経験者
幅広い経験談
マスコミ
内定
女性
院卒
理系
男性
ゼネコン
内定
静岡大学情報学部2年生にアンケート
シミュレーション
• 就職活動を終えた学生に評価を依頼。
湯浦研究室の4年生4名、
他の研究室の4年生1名に
実際に体験してもらいました。
所要時間 およそ10分
結果
<就職活動においてどのように役立つか、の回答>
• OB・OG訪問は自分からアポイントを取らなくてはいけない、1対1で話さなくてはいけな
い、など敷居が高いが、このシステムならそのようなことを考えずに、先輩の経験談に触
れることができる。
• ガイドシステムによって、自分が今何をしていて、何が足りないのか、次に何をすべきな
のか、がわかる。
• 幅の広い先輩の話を聞くことができるため、視野が広がる。
• 先輩の体験談を読むということに特化しているため、他の就職支援サイトよりも目的意識
を持って利用することができる。
• 先輩の経験談を聞くことで就職活動に関する不安が軽減する。
• 経験談の記事自体は様々なサイトのものがあるので、色々な情報があって良い。
• 経験談が「自己分析「業界研究」「企業研究」の三点にカテゴリー分けしてあって良い。
結果
<改善点>
• 経験談を読むごとに増えていく進捗状況のマスは自分の習得感で増減させ
ることができる形にした方がいい。
• 経験談を読んだあとに実際に行動に移すところまでサポートして欲しい。
• 経験談は文章だけでなく、動画のものなどもあると、より一層OB・OG訪
問に近い感覚になるのではないか。
• 経験談に「いいね!」ボタンのようなものを押すことができるようにし、
その数が多いものだけデータベース上に残るようにしたほうがより一層質
の高いデータベースになるのではないか。
• 画面のデザインは動画サイトYoutubeのように興味をそそるようなものの
方にしたがいい。
システムの改良
~マイページ~
システムの改良
~トップページ~
システムの改良
~ロードマップページ~
本研究のシステム開発プロセスに関するまとめ
リーン・スタートアップ手法
本研究のリーン・キャンバス
本研究のシステム計画プロセス
報告者
の、
就職活動
経験によ
る着想
就職活動
を終えた
学生に、
インタ
ビュー調
査
全体構想
就職活動
をひかえ
る学生
に、
アンケー
ト調査
システム
を開発
利用シ
ミュレー
ション
改良構想
結論
• 本研究の「先輩の経験談に基づいた就職活動の
目標管理システム」は、就職活動において役に
立つものとして、少数ではあるが、段階的に利
用者の支持をえることができたため、今後のさ
らなる構想、改良を経て、実用化に向けていく
価値のあるものであるといえる。
今後の課題・展望
• 経験談を読んだあとの行動のサポート
今後の課題・展望
• データベースの質を充実させる
• 実際の運用
• 「ITPost」のメニューへの追加
本研究に携わってくださった、
すべての皆様に感謝致します。
ご清聴ありがとうございました。