地域福祉とボランティア

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Transcript 地域福祉とボランティア


助ける・助けられる→助け合うという相互の関係

住みなれた地域社会の中で、家族、近隣の人々、知人、
友人などの社会関係を保ち、自分の能力を最大限発
揮し、誰もが自分らしく、誇りを持って、家族及びまちの
一員として、普通の生活(暮らし)を送ることができるよ
うな状態を創っていくこと(「よくわかる地域福祉」第四版より抜粋)
現代日本の社会体制のもとで、構造的に生み出される
住民の地域生活条件をめぐる不備・欠落や悪化・破壊
の状況を、それに対抗する生活防衛の運動、世論を媒
介に、社会問題として捉えられ、提起された地域生活
問題に対する社会的対策の一環(「住民主体の地域福祉論」より抜

粋)
なぜ地域福祉が重要なのか
生活の場
地域
安全・快適・便利・健康で文化
的・福祉的な住環境
(ハード面)
交流・連帯の場
居住生活・挨拶・声かけ・助け
合い
(ソフト面)
近隣住民との何らかの繋が
り・結び付き
実践
理論
制度・
政策
ボランティア
NPO
民間事業者
etc…
公(行政)
民
(民間・
住民)
社会福祉施
策・活動




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





住民参加の必要性
共に生きる社会づくり
人権尊重
ノーマライゼーション社会の実現
新しい「つながり」の構築
福祉文化の醸成
地域福祉の主人公
生活者の主体性をはぐくむ福祉
「共生」「共住」を可能とする福祉
地域での生活の支援を進めるサービスの総合化と施策の連携化
生活基盤となる福祉コミュニティの形成
新たな公私パートナーシップの確立
歴史と伝統によって培われた資源の社会的活用
利用者本位のサービス提供と支援システム
(p18)
地域福祉の政策主体・実施主体
国
政策的方向づけ
都道府県
誘導・支援
市町村
(直接的な政策主体に。)
市区町村および市区町村社会福
祉協議会
地域住民、活動者、事業者
地域現場にて実施
縦軸:場=展開ステージ軸
横軸:主体=推進支援軸
A:福祉コミュニティづくりや予防等に関する領域
D
:
住
民
参
加
、
主
体
形
成
に
関
す
る
領
域
④福祉コミュニティ・地域主体
志向の地域福祉論
③住民の主体形成と参加志向の
地域福祉論
①政策・制度志向の地域福祉論
B
:
制
度
に
関
す
る
領
域
②在宅福祉志向の地域福祉論
C:コミュニティケアに関する領域
岡本栄一による4つの志向軸による類型化
金子勇によるコミュニティの
要素モデル
物財
(モノ)
意識
(ココロ)
コミュニティ
行事
(イベント)
関係
(ヒト)
これから目指すもの・つくっていくもの
社会保障制度改革、社会福祉基礎構造改革を経て
 「普遍化」のもとに低所得者対策から一般対象へと福祉サービスの
利用対象が拡大
 高齢者分野や障害者分野において応能負担から応益負担に
 自由化、選択利用を具現化すべく規制緩和と多元化が進んだ
 福祉サービスの提供者が、従来の「国・地方公共団体・社会福祉法
人等」などの限定的主体から不特定多数の主体に
 「競争原理」と「第三者評価」による質の管理、「情報公開」を前提と
した福祉サービスの「選択・契約利用」の推進
 「最低限の生活保障」という考え方から「利用者がどう思い感じるの
か」という視点に立った援助理念へと転換
 「施設を中心とした保護・救済」から「在宅生活を基本とした自立支
援」に。
 「地域密着・小規模・多機能・共生型施設」の設置へとより地域化し
つつある
特定の問題に直面して
いる人々が分散している
ために行政実施主体が
課題集団と認識できない
個人が家族や近隣との
接触・交流なしに生活で
きる社会
家族・地域のつながりの
希薄化
社会福祉に関する業務
の専門性の高まり
枠に収まらない対象者が
制度の谷間に落ちるのを
見過ごす傾向
福祉サービス提供者が、
行政からの社会福祉事
業に努める余り人々の福
祉ニーズを見落とす
社会的つながりを創出する
•情報交換・情報提供の「場」の創出
•外国人に対する総合案内所の設置etc…
福祉サービス提供主体へ
•選択的利用を認める個別プログラムの実施
•福祉と医療の総合的な提供のとりくみの支援
行政実施主体へ
•問題発見・解決機能の向上
•他分野との連携の強化
•現在の堅い考え方からの脱却
人材育成
•ソーシャルワークに携わる人材の育成
•実際的権限の付与
•新たな生活様式に対応した人材配置
その他
•ボランティアの醸成






①お年寄りや障害者と子供・若者たちとの交流を広げるなど住
民相互の対話・交流を広げること
②ボランティアや福祉委員など地域福祉活動の担い手を増や
すこと
③身近な地域で住民の暮らし・福祉の懇親会の開催や活動の
交流会・学習会を開くこと
④身近な地域にいつでも気軽に利用できる施設を増やす
⑤地域福祉活動やボランティア活動の拠点になる施設を設置
する
⑥保健師やホームヘルパー、ボランティアコーディネーター、
社会福祉協議会の専門員など地域に出向いて住民とともに活
動に取り組む専門職員を増やすこと

まちづくりの主体としてのボランティア
› 活動に参加することを通じて、制度的矛盾や地域に
おける課題に気付き、その解決に向けて社会に働き
かけていく主体
› 活動は、活動参加から運動参加、計画策定過程へ
の参加などを含む幅広いもの
交流の場
活動の場
• ロビー・談話室・喫茶室・相談室・
料理室・お風呂
• 集会室・和室・団体交流室・印刷
室
拠点施設
学習の場
その他
• コンピューター室・講座室・図書
資料室・視聴覚室
• 保健室・トイレ・駐車場等の整備
日常生活を構成する大まかな7要素
住む
交わる
費やす・働く
学ぶ
育てる
遊ぶ
癒す
<機能>
・地域住民のボランティアへの参加促進
知らせる
(情報提供
機能)
調べる(調
査・研究
機能)
つなぐ
(需給調
整機能)
育てる(養
成・教育
機能)
支える(相
談援助機
能)
大阪ボランティア協会「事業報告書」を参考
住民による主体的なボランティア活動
↓
福祉サービス利用者への理解
福祉問題を住民の力で解決すること
↓
福祉コミュニティの形成

“共生”のまちづくり
› 自分達の地域=まち を作り上げていくこと
› 福祉で地域を活性化させていくという観点
公(行政)
社会福祉という場合、社会的に弱い立場に置
かれているひとや置かれやすいひとへの保護
的イメージや、財政的には負担の対象といった
イメージを持ちやすい傾向
民
(民間・
住民)
社会福祉施
策・活動
公的資金
公共的資金
自己財源
•補助金
•福祉基金
•バザー
•委託料
•共同募金
•募金
まとまった額の確保
資金元の意向に左右される
•会員会費
(NPO法
人活動な
ど)
地域福祉を促進するための環境
社会の変化
•情報の共有
•少子高齢化の進行と従来の安心のシステム
の変容
•活動の拠点
•コーディネーター
•地域社会の変化
•活動資金
•人材育成
地域における多様な福祉課題
•公的サービスでは対応しきれない生活課題
•安心・安全の確立
地域における新た
な支え合いの確立
•住民が主体となり参加
する場
•住民の自己実現意欲の高まり
地域社会の再生の軸としての福祉
福祉・医療政策の施策の動向
•福祉制度改革(高齢者・障害者・児童福祉)
•利用者本位の仕組み
•自立支援の強化
•サービス供給体制の多様化
多様性を認め、画一化しない
情報の共有と個人情報の取り扱い
市
町
村
の
役
割

神戸市北区 コア北町ショッピングセンター
› ちびっこ縁日
› ちびっこ&ジュニア のど自慢大会
› 趣味サークルによるバザー(手芸・お菓子etc)
› ママと子供の料理コンテスト
› 障害者・老人ホームへの無料コンサート
地域の活性化・憩いの場所の提供・定期的に地域住民が集まる
ボランティア団体・学生サークルの参画

地域コミュニティーにおける福祉活動を通じて絆
の実感・強化を実践するにはどのようなイベン
ト・場所・きっかけ・政策が必要になると思いま
すか?

政策サイドの意図する方向、内容と地域住民が
求めるものが徐々に同じ方向性になること

地域福祉の国際比較・交流の展開(国内だけで
の視野では独善的になりかねない。共通点や
類似性、違いの認識。学会レベルでの韓国・中
国との比較・交流の促進。)