ルーティングプロトコルはなぜ必要なのか?
Download
Report
Transcript ルーティングプロトコルはなぜ必要なのか?
ルーティングプロトコルは
なぜ必要なのか?
日本電子専門学校
コンピュータネットワーク科
中江 有希
ルーティングプロトコルを考える前に
DNSによる名前解決を考えてみよう
その昔は・・・
インターネットにつながっている台数が
少なかったので・・・
その昔は・・・
インターネットにつながっている台数が
少なかったので・・・
名前解決をhostsファイルによって行って
いた。
しかし、
インターネットが普及するにつれて、
管理する台数が多くなり、
hostsファイルでは管理しきれなくなった。
しかし、
インターネットが普及するにつれて、
管理する台数が多くなり、
hostsファイルでは管理しきれなくなった。
それに、変更があるたびにすべての変更
をhostsファイルに反映させなくてはなら
ないので、情報の更新が遅れてしまう。
そこで、
hostsファイルですべて
管理することをやめ、
DNSサーバによる、
名前解決に移行することになった。
ネットワークも、
小規模で、
レイアウトに
変更が少なければ、
固定的に全てのパケットの
行き先を教えてあげる方法も
あります。
たとえば、下の図で、
次のようになったら・・・
でも、これは面倒です。
そこで、
ネットワークに変更があっても、
自動で
ルータがルーティングテーブルを
作ってくれるように・・・
ルーティングプロトコルが
必要なのです。
ルーティングプロトコルには
小規模なネットワークに適し、
ルータの負荷も少ないお手軽な
「ディスタンスベクタ」方式と、
中規模以上のネットワークに適し、
ルータの負荷があるため、
主に高価なルータに搭載されている
「リンクステート」方式があります。
ディスタンスベクタと
リンクステートの違い
それぞれ、優先させる「ルート」を、
テーブルにのせるわけなのですが・・・
「ディスタンスベクタ」と、
「リンクステート」では、
「ルート」の優先順位に違いがあります。
ディスタンスベクタでは
経由地が少ないルートが、優先されます。
例えば、自転車が
「いくら遅くても」
「ノンストップ」であれば、
下図のように・・・
経由地の少ない、
自転車が選択されます。
リンクステートでは・・・
経由地(駅)の数ではなく、
「乗り物のスピード」等を計算して、
「早く着くルート」を
選択します。
下図のように・・・
スピードの速い、
地下鉄を選びます。
主なルーティングプロトコル
ディスタンスベクタ
RIP
リンクステート
OSPF
ハイブリッド
EIGRP
ご清聴、
ありがとうございました。